http://www.asyura2.com/14/senkyo174/msg/621.html
Tweet |
安倍自民ショック 沖縄知事戦で敗れる
http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp3-20141117-1397282.html
米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設が最大の争点となった沖縄県知事選は16日、投開票され、移設反対派の元那覇市長、翁長雄志氏(64)が、移設容認派で3選を目指した現職仲井真弘多氏(75)ら3人を破り、初当選した。保守と革新が連携する「オール沖縄」で臨んだ翁長氏に政府・自民党は完敗。しかし今後も移設計画を進める方針。安倍晋三首相は週内に衆院を解散、来月総選挙を行うが、「NO」の民意を無視すれば、衆院選の行方にも影響しそうだ。投票率は64・13%で、前回10年の60・88%を3・25ポイント上回った。
午後8時の投票締め切りと同時に、一斉に翁長氏の当確が報じられた。仲井真氏は選挙戦中から劣勢が伝えられていたが、政府、自民党を挙げた総力戦も及ばない、完敗だ。静まりかえった陣営で、仲井真氏は「想定外の結果だ」と述べた。普天間移設に関する公約が、有権者に伝わらなかったとの考えも示した。
長く、保守VS革新の戦いが続いた沖縄県知事選では異例の「保革ねじれ」選挙がもたらした結果だった。
翁長氏はかつて自民党沖縄県連幹事長も務めた、「保守中の保守」。前回知事選は、仲井真陣営の選対責任者。移設反対を訴え、再選を支えた。しかし昨年末、仲井真氏が移設に不可欠となる辺野古沿岸部の埋め立てを承認したため、両者は決別。翁長氏は、県内移設に反対して自民党を除名された市議や、これまで対立してきた共産、社民両党などの支援を受け「オール沖縄」の立場を強調した。
公明党は県本部が基地移設に反対し自主投票。与党内の足並みもそろわなかった。菅義偉官房長官が現地でユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)の誘致支援など経済振興策にも触れたが、及ばなかった。
安倍政権にとって、安全保障政策は政権の要。しかし、政府の方針に沿って移設計画を進めようとした仲井真氏に、県民から「NO」が突きつけられた。それでも政府・自民党は、日米合意に基づいて辺野古移設を進め、「正面突破」を図る構えだ。翁長氏が移設計画撤回などに動けば、移設への手続きは遅れる可能性がかなり高い。
移設に断固反対する名護市の稲嶺進市長も、翁長氏と連携。政府が強引に手続きを進めれば、県民の反発は避けられない。
今年7月、民主党候補が勝った滋賀県知事選に続く、重要知事選の敗北。首相は打撃を最小限に抑えるため、来月の衆院選で勝って信任を取り付け、「リセット」した上であらためて移設問題に向き合う意向だ。しかし衆院選では再び沖縄県民の審判を受ける。国民の逆風が政権に向かい始める、きっかけになるのか。
◆普天間移設問題 沖縄県宜野湾市の市街地にある米軍普天間飛行場の移設をめぐる問題。95年の米兵による少女暴行事件を機に日米政府が96年4月、普天間返還で合意。日本政府は99年12月に名護市辺野古への移設を閣議決定、13年3月に辺野古沿岸部の埋め立てを県に申請。仲井真知事は13年末、埋め立てを承認した。年明け以降に埋め立てに着工する予定だが、県外移設を求める県民の反発は根強い。
◇
那覇市長選も辺野古移設反対派の勝利
http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp3-20141117-1397278.html
米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設が最大の争点となった沖縄県知事選は16日、投開票され、移設反対派の元那覇市長、翁長雄志氏(64)が、移設容認派で3選を目指した現職仲井真弘多氏(75)ら3人を破り、初当選した。
知事選に出馬した翁長氏の後任を選ぶ那覇市長選も16日、投開票され、翁長氏を副市長として支えた城間幹子氏(63)が、仲井真県政の副知事だった与世田兼稔氏(64)を破り、初当選した。投票率は65・25%で、翁長氏が4選された前回を25・82ポイント上回った。城間氏は、辺野古移設反対を掲げる翁長氏の後継者と強調。財政再建や待機児童の解消にも力を入れる方針。与世田氏は、自民党とともに、県知事選は自主投票だった公明党の推薦も受けたが、及ばなかった。沖縄県と県最大都市、那覇のトップがともに、政府の基地政策と対立する立場となり、政府は難しい対応を迫られそうだ。
[nikkansports.com 2014/11/17]
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK174掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。