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安倍外遊の成果を繰り返すメディアは恥を知るべきだ
http://www.amakiblog.com/archives/2014/11/16/#002994
2014年11月16日 天木直人のブログ
みずから仕掛けた解散・総選挙で国内は政策そっちのけで走り出していというのに、のんびりと外遊を続ける安倍首相。
さすがに、そんな無駄な外遊から帰国して解散・総選挙を宣言するのでは格好がつかないいわんばかりに御用メディアは盛んに安倍外遊の成果を強調する。
そんなメディアの提灯記事の中で、私が笑って読んだのが「日米首脳会談の実現」という、きょう11月16日の記事である。
さきのAPEC首脳会議の際、日中首脳会談ばかりが騒がれる一方で、日米同盟「命」の日本の安倍首相は、オバマ大統領と会談を頼んでも実現出来なかった。
これこそ最大の外交敗北ではないかと私は繰り返し叫んだ。
そんな私の批判にどうだといわんばかりに、外務省が11月15日に発表し、それをメディアがそのまま垂れ流した。
日米首脳会談がやっと実現した、と。
しかし、その発表ぶりには巧妙なウソがある。
きょう11月16日の朝日新聞は次のように書いている。
G20首脳会議出席の為にオーストラリアを訪問中の安倍首相は、16日午前にオバマ大統領日米首脳会談を行う事になったと。
また、日米首脳会談の直前に、豪州のアボット首相も加わった日米豪三か国による首脳会談も行う、と。
違う。その逆だ。
日米豪三か国首脳会が行われる事はとっくに決まっていた。 その直前にやっと日米会談がつけたしのように実現したのだ。
なんとか日米豪三か国首脳会議の直前に日米首相会談をしてもらえないか、そうでないと格好がつかないから、と日本がしつこく米国に頼み込んでやっと実現した。
それだけの日米首脳会議でしかない。
オバマ大統領が安倍首相との会談に積極的意義を認めていたなら、世界の関心が集中した北京のAPEC首脳会議の場でとっくに会っていたはずだ。
見ているがいい。今度の豪州における日米首脳会談の内容には見るべきものは何もないだろう。
これまで報じられてきた事の繰り返しだ。
しかし御用メディアはさも重要な首脳会議であったかのように書きたてるだろう。
日中首脳会議についで日米首脳会議までもが形だけのものでは、帰国直後に解散・総選挙を宣言する安倍首相が、税金無駄遣いの外遊をして帰って来た、となって格好がつかないからだ。
すべからく安倍外交は内政である。
日本にとって何のプラスにもならない外交を、御用メディアは、何もわからない国民に向けて、積極的平和外交だとか、地球を俯瞰する外交だとか、互恵的戦略外交だとか囃し立てて、ごまかすのだ。
すべてを中国の国益に結びつけて真剣に行われている習近平の外交とは、あまりにも対照的だ。
そんな安倍首相の日本外交が、習近平の中国外交に勝てるはずがない(了)
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