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橋下市長・松井知事、衆院選出馬を検討 公明の対立候補
http://www.asahi.com/articles/ASGCG7KWRGCGPTIL02R.html
2014年11月15日05時12分 朝日新聞
維新の党の橋下徹代表(45)=大阪市長=と松井一郎幹事長(50)=大阪府知事=が、年内の衆院解散・総選挙に向けて立候補する検討を本格的に始めた。党関係者によると、両氏は13日に会談。立候補を検討する意向を確認したとみられる。看板政策の「大阪都構想」への悪影響の懸念も党内には根強く、最終的に踏み切れるかは流動的だ。
両氏は公明党現職への対立候補となる考え。橋下氏は、佐藤茂樹・党大阪府本部代表(55)がいる大阪3区に自ら立ち、松井氏が北側一雄党副代表(61)の大阪16区に回ることを検討している。
2012年の衆院選では、維新の前身の日本維新の会は協力関係にあった公明党の候補がいる選挙区への擁立を見送った。だが、橋下氏は都構想の進め方や自身の出直し市長選をめぐり公明党と激しく対立。橋下氏らがまとめた都構想案は先月27日の大阪府・市両議会で、公明党や自民党などの反対で否決された。
橋下氏は今月12日、記者団に「公明党にやられた。人生を終わらせる時には、やられたらやり返すことをやっておかないと納得できない」と述べ、公明党の対立候補となる可能性を示唆。国会議員の維新幹部は13日、橋下氏に立候補を要請した。すでに党内では、両氏が立候補した場合に備え、市長選、知事選に擁立する後継候補者の名前も浮上している。
一方で、都構想が道半ばのまま両氏とも任期を約1年間残した辞職となるため、批判が出ることは確実だ。党内部でも「いま立候補しても府民を説得できる論理がない」(幹部)といった慎重論も根強い。
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