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聞いて呆れる政策通/(C)日刊ゲンダイ
官僚ベッタリの醜態…バケの皮がはがれた塩崎厚労相の無能
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/154960
2014年11月14日 日刊ゲンダイ
廃案になった派遣法改正案では民主党の枝野幹事長から「大臣が法案を理解していない」と酷評された塩崎恭久厚労相が、またまたトンチンカン答弁を連発して国会を混乱させている。
13日の衆院厚生労働委員会。130兆円もの年金資金を運用するGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の基本ポートフォリオ見直しをめぐり、民主党の長妻昭衆院議員が「株の比率を50%にした結果、(運用)リスクは高くなったのか、低くなったのか」と質問。すると、塩崎厚労相は意味不明の答弁を繰り返し、揚げ句は官僚がベッタリ横につく醜態をさらし、わずか39分間で6回も審議がストップする事態になったのである。
断っておくが、年金積立金の半分をリスクが高い株式で運用することに、多くの国民は「大丈夫か?」と思っている。政府は当然、リスクを計算していなければおかしい。その判断が妥当かどうかは、国民が知りたい肝だ。それに答えられず、官僚にあれこれ聞いた塩崎厚労相は途中から老眼鏡を掛け、目線を上げることなく官僚が用意したペーパーにかぶりつきになった。これには同じ自民党の渡辺博道委員長も呆れ顔で、空を見つめていたほどだ。
■円高、株安に振れたら利回りダウン
経済評論家の斎藤満氏がこう言う。
「年金資金は6割を国債で構成した堅実運用から、国内外の株式運用が5割を占めるようになったことで、大きなリスクにさらされています。株価変動リスクはもちろん、株価は為替にも左右されるから、どちらのリスクにもさらされてしまう。そもそも、株価上昇で利回りアップ効果が見込めるのは、GPIFが最初に株式を買い入れた一度きりでしょう。年金資金での大量買いで株価は一時的に押し上げられても、あとは市場原理に委ねられ、高値をつけた瞬間、売り浴びせられてしまう。円高、株安に振れれば、当然利回りは下がります」
塩崎厚労相は「年金の運用利回りが名目賃金上昇率(1.7%)を下回るリスクは国債運用より低い」という趣旨の答弁を繰り返していたが、問題はその根拠だ。
派遣法答弁といい、今回といい、政策通は大ウソだった。
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