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2014年11月14日 「ジャーナリスト同盟」通信
<政治家がいない永田町>
永田町に政治家がいなくなって久しい。信念のリベラリスト・宇都宮徳馬はいない。大平正芳や三木武夫、宮澤喜一のような平和主義者もいない。財閥のめかけのような政治屋ばかりである。「俺は違う」という人物はいないものだろうか。官邸極秘情報が届いた。開くと、小渕撃墜の主役は、側近の大物秘書が仕掛けたものだった。彼が週刊新潮と毎日新聞にスキャンダルを持ち込んだ結果、という内容だった。
<全て政治資金規正法違反者>
秘書経験者や真面目に永田町を取材した新聞記者であれば、誰でも知っていることである。政治資金規正法は大ザル法である。自分の首を絞める法律だから、必ず逃げ道を作ってある。国民を欺くためのものだ。
第3者には見当もつかない真実である。
国家破綻が目の前に迫っている、というのに、この体たらくだから、前途に光明が見えていない。せめて正論が大好きな公明や共産が踏ん張ればいいのだが、この政党も民意を理解していない。悲しいが、そう断じるしかない。
真の愛国者がいないのである。
<小渕恵三の日中友好>
小渕というと、父親の恵三を思い出す。彼に一人食事を誘われ、その際に「天下人になりたい」といわれたときは、多少驚いたが、筆者は日本の宰相たるもの、隣国の中国との人脈が重要である、と説得した。
彼は「北京は竹さん(竹下登)がやっている。自分は韓国だ」と釈明した。それでも中国の重要性を訴えた。彼は首相になる前に外相になったが、その直前に中山太郎を連れて北京に乗り込んだ。そこで胡錦濤と人民大会堂で会見した。
当時、国家主席への階段を登っていた中国のニューリーダーは「中国人の思いは、この本に書いてある。読んでほしい」と要望した。
<中国の大警告>
小渕秘書が帰国後に明かしてくれて、本の真相がわかった。彼は拙著「中国の大警告」(データハウス)を手にして「この本を読んでほしい」と要望したのだった。
このときの通訳が「もとざわ」と発音したため、小渕も中山も気づかなかった。「ほんざわ」と発音すれば、二人ともわかったのだが。
さらに言うと、この本を小渕事務所の古川秘書は10冊ほど購入してくれたのだのが、彼も中国の重要性に気づかなかったものと思われる。この本は出版されると、光明日報の陳・東京支局長が紹介した。まもなく国際問題研究所の劉さん(現在精華大学教授)から国際電話が入った。「中国で翻訳出版したい」との希望が寄せられた。
この本を100冊盧溝橋の抗日戦争記念館に贈呈、このときの贈呈式を当時中国青年報の蘇海河記者が取材してくれた。この翻訳文に中国の次期国家主席も感動して、それを小渕に伝えたということが判明した。
この本のおかげで、中国人との友情が確立したものである。1冊の本のおかげで、中国人脈が確たるものとなった。奇縁というべきか。
大平や宇都宮のようなことは出来なかったが、これもささやかな日中友好活動である。
<人柄抜群・竹下の最側近>
小渕は誰よりも竹下の信頼を手にして天下人になった。盧溝橋近くの林の中に小渕公園があるのを、後年知った。
彼は筆者の期待に沿ってくれていた。いい人間は思いやりがある。先輩の竹下は「気配り上手」で天下人になった。
確か政治部長会との懇親ゴルフを山梨県河口湖畔でしたさい、一緒の組で回った。いつも猛打賞候補の筆者は点数さえ数えられない。ところが、竹下は数えていた。「本ちゃん。00点だよ」と教えてくれたものである。
小渕・竹下には人間の情愛があり、それが日中友好活動の基盤となっていた。
<娘をおだてた番記者>
娘はそうした父親の性格を、遺伝していなかったのだろう。古参秘書の首切りに何があったのか。その先を読めなかった。
ひどいのは彼女にまとわりついた政治記者である。一人か二人なのか、なんと小娘を「総理大臣候補」と宣伝、それが週刊誌にまで載ったらしい。これに飛びついた国家主義者の安倍だった。
原発担当に就任する前には、自民党幹事長にさせる予定だった。お話にならない。この程度の安倍である。「いま財閥は潤っている。トヨタからいくらでも引き出せる。野党はばらばら。金もない。創価学会を酷使すれば票はでる。解散はいまだ」という読売サイドからの指令に従ったのであろう。
<悪魔の宰相か>
アベノミクスで潤ったのは、確かに財閥だけである。急激な円安と8%消費税(輸出品は全て戻ってくる)という二重、三重の利益を手にした財閥からの裏金だけでも、数百億円の選挙資金?とささやかれている。
安倍の頭に国民はない。民意などない。悪魔の宰相か。野党の真価が問われる一番である。
2014年11月14日記
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