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いまごろマニフェストづくりを始める民主党のピント外れ
http://www.amakiblog.com/archives/2014/11/14/#002990
2014年11月14日 天木直人のブログ
私は枝野幹男幹事長をはじめとしたあの海江田民主党執行部を目がくらむ思いで絶望的に眺めたものだが、その私の思いがいま現実のものとなった。
きょう発売の週刊フライデーに、「安倍首相が解散に踏み切った本当の理由」と題して興味深い記事が掲載されている。
それは、一言でいえば、今度の解散・総選挙は、政治とカネを追及した枝野幹事長に激怒し、電撃的に解散・総選挙を実施して民主党を「殲滅」させようと、菅官房長官の言うことも聞かず、安倍首相の強い決断で行われたものであった、という記事だ。
これが事実であってもなくても、今度の解散・総選挙は民主党にとって正念場だ。
しかし安倍解散・総選挙を迎え撃つ民主党の対応はあまりにもピント外れだ。
その象徴的な記事をきょう11月14日の日経新聞に見つけた。
選挙が決定的になったことを知って、福山政調会長は13日の「次の内閣」会合で、選挙用のマニフェストを来週中に取りまとめるように指示したという。
枝野幹事長は同じ日の記者会見で「(マニフェストの)柱になるのは家計が苦しくなっている国民生活への対応」だと述べたらしい。
いまごろこんな呑気な事を言っている民主党は、間違いなく国民から見放され、安倍首相に「殲滅」させられるだろう。
いまの安倍首相にはもはやいかなるマニフェストも通じない。
何しろ、政策そっちのけで解散・総選挙を行うのだ。
法案成立や予算編成などをそっちのけで解散する。
メディアがそれを援護し、国民を煙に巻き、安倍自民党を勝たせて、安倍政治のさらなる強行を進める。
それが今度の解散・総選挙の正体である。
そんな安倍首相の暴挙を迎え撃つ唯一の対抗策は、安倍政治に断固として反対する政治勢力の結集しかない。
国民が求めているのは、実現できそうもないマニフェストではない。
ここまで生活を苦しめ、ここまで税金を私物化し、ここまで対米従属に堕し、あげくの果てに日本を国際的に孤立させた安倍首相に対する国民の怒りの受皿をつくることだ。
海江田執行部の民主党にはまるでそれができない。
おりから橋下大阪市長が今度の解散・総選挙で出馬することをにおわせた。
自分が代表でいる限り辻元の民主党とは絶対に組めないと言い出した。
安倍首相はほくそ笑んでいることだろう。
こんな政治は行き着くところまで行けばいいのだ。
国民が悲鳴を上げるような悲惨な政治状況になってはじめて、本物の政治が生まれてくる。
安倍首相のような暴政を絶対に許さない国民政党が生まれてくる。
それは既存の政治や選挙制度の枠組みの中では考えられないように思えるが、その考えられないことを起こさないといけない時が来ているのである(了)
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