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小渕前経産相と中曽根康隆氏/(C)日刊ゲンダイ
群馬5区 小渕優子前大臣は出ても降りても“イバラの道”
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/154931
2014年11月14日 日刊ゲンダイ
日本有数の「無風区」に一転、上州のからっ風が吹き荒れている。
先月30日、小渕優子前経産相(40)の元秘書、折田謙一郎・前中之条町長が「政治とカネ」の問題で東京地検特捜部の家宅捜索を受けた。捜査の進展次第で小渕氏は議員辞職に追い込まれる可能性もある。そんな状況で、解散・総選挙に突っ込むのだ。
小渕氏の敵は野党候補ではない。“身内”の自民党に後釜を狙う刺客がいる。中曽根元首相の孫で、弘文参院議員の長男、康隆氏(32)だ。
「中曽根大勲位が終身比例1位に回って以来、衆院の選挙区を失った中曽根家にとって、群馬5区は垂涎の的。もし、小渕氏が出馬できなければ、康隆氏が自民党の公認を得るでしょう。中選挙区時代に“上州戦争”といわれる激しい選挙戦を繰り広げた中曽根・福田の両家も今では親戚関係で、タッグを組めば、群馬では無敵です」(自民党群馬県連関係者)
小渕氏の命運を左右するのは、やはり特捜部の捜査だ。選挙区内の有権者にワインを贈った公職選挙法違反で元秘書が立件されれば、小渕氏は連座制で5年間の公民権停止。「家宅捜索の押収物の中にはワインプレゼントのリストがある」との情報もある。
10月16日に週刊新潮が疑惑を報じてから強制捜査まで、わずか2週間。捜査着手までの異常なハイペースも、臆測を呼んでいる。
もっとも、想定外の早期解散は、特捜部にとって誤算だったかもしれない。さすがに選挙中は特捜も動けない。強力な野党候補がいない群馬5区で小渕氏が出れば、おそらく当選するだろう。
陸山会事件で起訴された石川知裕前衆院議員はこう見る。
「私の場合は、やってもいないことで起訴されたので、裁判で闘いましたが、小渕議員のケースは、証拠が明白。普通に考えれば、一時撤退するしかない。ただ、小渕議員がどうしても出馬すると言い張った場合、自民党幹部は押しとどめることができるのか。公認を与えるかどうか、難しい判断になると思います」
もし、選挙後に事件がハジケれば、疑惑まみれの小渕氏を公認した安倍首相の責任問題になる。小渕氏の存在は、政権にとって今後も大きなリスクだ。
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