http://www.asyura2.com/14/senkyo174/msg/407.html
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「「経済成長しない社会」について風通しのよい、大ぶりなヴィジョンを描ける政治家が一人もいない:内田樹氏」
http://sun.ap.teacup.com/souun/15801.html
2014/11/13 晴耕雨読
https://twitter.com/levinassien
首相は年内解散に動いているそうです。
支持率が下がりそうな政策を実施するために、支持率が下がりそうな政策を実施する前に選挙するのだと説明されています。
これ有権者は「朝三暮四」のサルだと政治家もメディアも認めているということですよね。
自分に反対する有権者は「サルだ」と思いたい政治家の気持ちは分からないでもありません。
でも、自分に投票する有権者は「サルだ」と思っている政治家はいったい誰を代表し、誰の理想を実現するつもりなのでしょう。
平川君と話したのは解散総選挙の見通しについて。
歴史的な低投票率になって、組織票をもつ政党(自民、公明、共産)が勝ち、それ以外の浮動票頼みの政党が全部負ける。
前回より投票率を減らした自民がそれでも議席数では圧勝。
という絶望的な見通しになりました。
思えば民主党というのは実現してほしい政策はばらばらだけど「支持政党なし」という一点で一致していた人たちのための政党だったんですね。
だから、どんな政策も党内合意が成らず、支持者の全面的支持も得られなかった。
民主主義と平和主義を掲げ、資源のフェアな分配と定常経済を志向し、意地でも政権にすりよらない「万年野党」が出てくるしかないと僕は思いますが、「経済成長しない社会」について風通しのよい、大ぶりなヴィジョンを描ける政治家が一人もいない。
今日の講演はリーダーシップ論。
リーダーというのは「平時」と「非常時」の切り分けができて「今からはこれまでのルールは適用できない」という境目の見極めが出来る人のことです。
「これまで私がリーダーだったから、これからもリーダーであるべきだ」という推論をする人間は非常時には使えません。
非常時リーダーの条件は「カオス的状況においてこの道を行けば最悪の事態から遠ざかれるという道筋が見える人」「集団の中の最弱のメンバーの歩度を基準に歩む人」「長期にわたる後退戦、消耗戦でもそのつどの出来事を楽しむ仕方を知っている人」です。
今の日本は様々な制度が崩壊局面に入っています。
カオス的状況まであと数歩というところです。
非常時リーダーの登場が待望されますけれど、その人はまだその辺で自分の「雪かき仕事」に忙しくて、彼が「え?出番なの?」と気付くまでもうしばらく待つ必要がありそうです。
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