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韓国拉致家族会代表の崔成竜会長(右)/(C)日刊ゲンダイ
報告書に記述「拉致再調査の保衛部がめぐみさんの遺体処理」
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/154859
2014年11月12日 日刊ゲンダイ
本紙が入手した「横田めぐみさんに関する報告書」は10日も報じたように、日本政府の拉致問題対策本部事務局が質問を作成、脱北者に回答してもらった正式なものだ。写真のように事務局側が作成した受領書もある。この報告書には東亜日報が報じたようにめぐみさんが致死量に近い睡眠薬や鎮静剤を投与され、1994年4月10日に完全隔離病棟「49予防院」で死亡したことが語られている。真偽はともかく、聞き捨てならないのは次のくだりだ。
<(予防院は)国家保衛部が常に監視し、訪問者も遮断していました。(めぐみさんの遺体は)国家保衛部と党組織の指示により、山の中に埋葬しました。この女性は死亡当時、体全体に青い斑点がありました。毒物や過剰容量の薬物を服用したり注射されると出てくる所見と聞いています>
この証言によれば、めぐみさんを四六時中監視し、遺体を処理したのは国家保衛部なのである。さて、今回、外務省の伊原純一アジア大洋州局長が訪朝し、拉致問題の調査の進展についてただしたとき、向こうから出てきたのは徐大河国家安全保衛部副部長だ。つまり、犯罪者が犯罪の再調査をする。これほど馬鹿げた話もないのである。
安倍首相は「北朝鮮は新しい角度で徹底的に調査をすると約束した」と言っているが、本気でそう思っているのだとしたら、オメデタイの一語だ。北任せの調査ではらちが明かないのは明白なのだ。
■韓国家族会代表も激怒
こうした日本政府のいいかげんな言動には、韓国拉致家族会代表の崔成竜会長も怒っている。崔会長も父親が北朝鮮に拉致された被害者である。
「私は今年7月にめぐみさんがいた病院の関係者が脱北した事実を知り、日朝協議の進展をにらみながら、横田めぐみさんの北朝鮮での状況を調査してきました。しかし、今回、安倍首相や菅官房長官は報告書について、<裏付けがないもの><信憑性がない>と否定しています。私が嘘つきのように言われている。日本政府に協力しているのに、これは我慢できません」
日本政府は本気で真相を解明する気があるのか。あるなら、徐副部長に拉致の経緯、方法、北での生活、予防院にいたことの真偽などを尋ねて、「お前のところがやったことではないか」と攻め立てるべきだ。
横田夫妻は今後、講演活動を休止することを表明した。安倍政権に対する不信感、失望感からではないか、とみられている。
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