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「知恵を絞れ」と言われても…/(C)日刊ゲンダイ
「地方創生」の底が知れる 石破大臣のズレズレ「近居」発言
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/154862
2014年11月12日 日刊ゲンダイ
<それができれば苦労はないよ>――ネット上ではタメ息交じりの批判が起きている。
石破地方創生担当大臣が9日、鹿児島市で講演し、地方創生に向けた少子化対策に絡め、こんなことを言った。
「本当は祖父母と3世代で一緒に暮らすのがいちばんいい。そうした環境では、子どもがたくさん生まれやすい」
「近くに住む『近居』というものが考えられないか。味噌汁が冷めないような時間に集える居住形態に対し、何か支援ができないものか」
確かに、近居できれば苦労はない。それができないから、みんな苦労しているのだ。全国介護者支援協議会理事長の上原喜光氏は「はっきり言って石破大臣はズレています」と、こう言う。
「味噌汁が冷めない距離って、『核家族』という言葉が流行した60年代、70年代の理想論ですよ。そりゃ自然豊かな田舎で両親と近居し、のんびり子育てできたら、どんなにいいでしょう。が、地方には仕事がない。実現不可能だから多くの人が都会に働きに出て、地方の過疎が進んでいるわけです。そのうえ消費増税に年金減額。一時的な支援を受けて近居しても、いずれ介護の問題も出てくる。3世代が食べていけるだけの収入が見込めなければ、地方で子どもを産んで育てようという気にはなれません」
地方創生担当のトップがズレているんだから、安倍政権の“目玉政策”もタカが知れている。
「石破大臣は<とにかく知恵を絞れ>と官僚たちをせっついているそうですが、これといった地方創生のアイデアが出てこない。焦っているみたいです」(霞が関関係者)
それなのに、安倍政権は来年度の地方財政計画に、1兆円超の地方創生枠を新設する方針だ。
「具体案がないところに税金をつぎ込んでも、ドブに捨てる羽目になる。子育て支援とか言って田舎に利用者ゼロの保育所を建てたところで、地方創生にはつながりませんよ」(上原喜光氏=前出)
さすがにネット住民も石破大臣には呆れているらしい。<ほどなく「遠居税」創設を言い出す予感>なんて悪い冗談まで飛び交っている。安倍政権ならやりかねないだけに、笑えない。
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