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2014年11月11日 「ジャーナリスト同盟」通信
<横田めぐみさん死亡を知っていた日本政府>
なんと恐ろしい、怖い政府であろうか。大分前になるが、筆者は官邸筋の情報として「拉致被害者の象徴的な横田めぐみさんの死亡を政府は知っている」という記事を本ブログで書いた。韓国紙がスクープして、それが裏付けられた。安倍・自公政権の非人道的謀略政治に驚愕するばかりである。真相を隠蔽するどころか、真逆のことを平然と演じ続け、ワシントンや国連を欺いて、あれこれと人類を欺いていたことになる。恐ろしい政権であろうか。言葉も出ない。
<拉致被害のシンボルとして生きてもらう>
亡くなっているめぐみさんを承知の上で「生きている」という前提で、拉致問題を人権外交問題として、加害者の悪逆非道ぶりを国際社会に訴える。民主的な国では許されざる行為である。
彼女こそが被害者のヒロインとして最適、それゆえに生きていることにする、という陰謀・策略である。あるまじき安倍政治・自公政権の体質を露呈しているではないか。
改憲軍拡の国粋主義と、これまでは平和を看板にしてきた公明党の合作政治に、すっかりごまかされてきた多くの日本人である。年内解散に野党は懸命に対応して、奇怪な政権を退陣に追い込む義務があろう。
<政治利用の拉致問題>
めぐみさんの両親を先頭に謀略外交を推進してきた安倍内閣である。米大統領や国連などで、涙の陳情をさせてきた日本政府である。これらは世界に発信され、それをベースに安倍内閣は、各国でそれを訴えて外交的得点を挙げてきた。
拉致問題を政治利用してきたのである。真実の発覚で、この国の政治と外交の不順さを、内外にあからさまに証明したことになる。恥ずかしいし、悲しい。いったい、シンゾウの心臓はどうなっているのか。まとわりつく公明党の山口にも、同じことが言えよう。
<両親も納得?>
筆者が以前、入手した官邸筋の情報では「めぐみさんの両親も納得している。相応の謝礼も出している」というものだった。
唐突過ぎる情報に驚愕したものの、情報源はしっかりしていたため、このこともこっそりと活字にした。
<11月7日付の「東亜日報」が暴露>
それにしても韓国・東亜日報の11月7日付の記事は「日本政府極秘調査報告書」を入手、その内容を報道したものである。これをリークした犯人探しに躍起の官邸が、目に見えるようだ。
嘘で固めた政府として、絶対に漏らしてはならない極秘情報である。それが漏れた。なぜか。安倍体制に危機感を抱いている関係者が官邸内に潜んでいるのであろう。奇怪な自公政権に危機感を抱く、善良な官僚の存在である。
あるいは、特定秘密保護法の施行が来月に迫ってきている。その前に、ということなのか。ともあれ、これの起爆力は核爆弾並みである。
<国民と世界を欺く>
日本国民を欺く国家主義政府、のみならず世界をも嘘でだまし続ける日本政府に対して、正直言葉も出ない。
日本と日本人の評価を著しく落下させている。使いたくないが、まさしく売国奴政権ではないだろうか。
<堕落した新聞テレビ>
日本政府の極秘調査報告書は、日本の新聞テレビも知っていたはずである。日本の新聞テレビが真っ先に報道すべきである。それが出来ない日本の言論界にも、怒りを覚える。
おそらくは日本の新聞関係者が東亜日報に流して、今回の記事になったのではないだろうか。民主政治の元では、言論の自由・健全な言論が不可欠である。これが破壊している日本こそが危うい。
政府と言論の腐敗が、この国の前途を真っ暗闇にしている。
2014年11月11日記
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