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正しい対中外交はズバリこれだ!
http://www.amakiblog.com/archives/2014/11/11/#002986
2014年11月11日 天木直人のブログ
すべてのメディアが報じる今度の日中首脳会談の評価は、その表現は違っても、おおむね次のごとくだ。
すなわち日中関係の厳しさが浮き彫りになった。それでも首脳同士の会談ができたのはよかった。これを第一歩につなげていかなければいけない、と。
これは一見してもっともな様に聞こえる。
しかし、私はそういう考えこそ甘いと思っている。
私の評価はこうだ。
習近平主席は完全に安倍首相を見限っている。
安倍首相の弱点をついて、安倍政権の時に、日中関係を一気に中国主導の有利な関係にもっていこうと周到な戦略を固めている。
日中首脳会談を求める安倍首相の弱みを逆手にとって、玉虫色の合意文書づくりに応じたのもそのためだ。
そこで中国が狙ったものは、いうまでもなく歴史認識問題と尖閣領土問題に関する中国の主張の実現だ。
習近平主席は知っている。
靖国参拝といい、河野談話の見直しといい、安倍政権はこれから必ずドジを踏む。
その時こそ、約束批判だと日本を激しく批判する。
もちろん日本側はそんな事は合意していないと反論するだろう。
しかし、玉虫色の合意文書に合意した時点で、安倍首相の負けだ。
安倍首相は手足を縛られたのだ。
習近平主席はドジを踏んだ安倍政権を批判しm来年の対日勝利70周年記念の年に、決定的に安
倍政権の日本を攻撃する。
それは周到に練られた習近平主席の戦略なのである。
その時、本気になって日本に味方してくれる国は存在しない。
安倍政権の日本は不当なまでに国際社会で孤立させられる。
もちろん、このような中国の戦略を私は批判する。
いつまでも過去の歴史を持ち出して、それを国際政治のゲームに利用するという態度こそ、戦後の国際政治が決別しなければいけない事だ。
中国はマンデラの和解の精神を見習わなくてはならない。
しかし、それを堂々と習近平主席に、世界が見ている前で主張し、世界の共感を得るには、安倍首相が考えを改めなければいけない。
安倍首相にそれができなければ、日本国民はあたらな指導者を選ばなければいけない。
日本の過去の誤りを潔く認め、生まれ変わった日本は平和憲法を世界に掲げて、平和な国際社会の実現に率先して尽力していく。
その事を、世界に向かって実践できる指導者を選ばなくてはいけないのだ。
右も左もない。
立場を超えて、我々は日本のとるべき正しい外交政策を実現していかなければいけない。
その時こそ、日本が中国に外交的勝利をおさめる時である(了)
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