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出口なし/(C)日刊ゲンダイ
世界が冷笑 ロイター発「ブラックホール化する日銀」の衝撃
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/154827
2014年11月11日 日刊ゲンダイ
衝撃的なタイトルだ。世界的な金融情報サービスのトムソン・ロイターが先週、「ブラックホール化する日銀の国債購入」と題する記事を配信。<日銀の金庫はブラックホールと化す。そこにのみ込まれた国債は二度と外には出てこず、市場に残る国債は高価な軌道上にとどまることになる>という見解が世界中を駆け巡った。
「高価な軌道上にとどまる」というと、いいことのように聞こえるかもしれないが、そうではない。
「日本国債が高値で低金利を保っているのは、信認が高いからではなく、単に市場に出回っている現物が少ないというだけの理由です。だから、日銀が国債購入のスピードを減速しようとするそぶりを見せただけで、一気に暴落する可能性がある。海外だけでなく、国内の金融機関までもが我先にと売り払ってしまうかもしれない。暴落を避けるためには、日銀が国債を買い続けるしかない。まさにブラックホールで、『日銀に出口なし』なのです」(RFSマネジメント・チーフエコノミストの田代秀敏氏)
■為替リスク高い米国債へ
これまで、月に10兆円程度発行される新規国債のうち、約7割を日銀が買い入れ、市場の流動性が低下した。さらに、追加緩和では月に10兆円買うと決めた。つまり、新規発行額のほとんどを日銀が吸い上げるわけだ。短期国債はすでにマイナス金利で、償還時には日銀に損失が生じる。日銀は今後、長期国債もガンガン買い増すと言っているから、長期国債も現物不足でマイナス金利に近づいていく。日銀の資産は傷み、国債市場は機能不全に陥ってしまう。
「弊害はすでに表れています。国債が市場に出回らないので、資産の運用が難しくなった地銀や信金は米国債に手を出している。恐ろしいのは、為替ヘッジがなく、円高に振れた途端に為替損が発生してしまうこと。体力のない地銀、信金がバタバタと潰れる可能性もあります」(田代秀敏氏=前出)
米ヘッジファンドのゴールドマン・サックスも、追加緩和を旧日本軍の最後の玉砕突撃に重ねて「バンザイノミクス」と評している。海外から見ると、岡目八目で実態がよくわかるのだ。日本経済をメチャメチャにするだけの無謀な緩和政策は、世界から笑われている。
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