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習氏、安倍首相にそっぽ…2年半ぶり日中首脳会談も“不測の事態”
http://www.sanspo.com/geino/news/20141111/pol14111105030001-n1.html
安倍晋三首相と中国の習近平国家主席は10日昼(日本時間午後)、北京の人民大会堂で会談した。日中首脳が公式会談で握手を交わすのは2年半ぶりだが、笑顔で話しかける安倍首相に、習主席が応えることなく横を向いてしまう事態が発生。習指導部が首脳会談実施で日本に「譲歩した」と批判を浴びないよう苦慮しているのが露骨に表れた。
沖縄県・尖閣諸島周辺での不測の事態を回避する、枠組みづくりの作業を進める方針で一致した日中首脳。しかし、ほかならぬ習主席が会見冒頭で取った行動こそ“不測の事態”だった。
安倍首相が会談場所の前で待たされる形で、習主席が登場。安倍首相は「こうしてお会いできて、非常にうれしい」と笑顔で語りかけたが、習主席は何も答えず、ぶぜんとした表情で視線をそむけてしまった。
両国の国旗もなく、これに先立ち行われた中韓首脳会談で朴槿恵大統領と笑顔で握手したのとは対照的。会談の形式をめぐっても、中国側は中国語で主人が客人と会うことを意味する「会見」と位置付け、日本との温度差が浮き彫りになった。
政治評論家の有馬晴海氏は「習主席の態度は外交儀礼的にみてもひどい。尖閣や靖国神社の問題から、自国民に対して日本にへりくだる顔は見せられず『会談をしてやる』という態度を取ったのだろう」と分析。「会談はそっけなく終わると予想されていた中で、25分ほどになった点は一歩前進だ」と指摘した。
実際、習主席が強く出たのは冒頭だけで、会談では懸案の安倍首相の靖国神社参拝には触れずじまい。中国のネットには「屈辱的な合意だ」などの声があふれており、カメラの前での硬い表情は国内世論を意識したパフォーマンスといえる。だがこれにも「メンツにこだわった形式主義だ」との批判があがった。
菅義偉官房長官も官邸で「私も映像を見たが、どうしたらよかったのか。中身が大事だ」と習主席に理解を示す余裕を見せた。安倍首相は会談後「日中両国の戦略的互恵関係の原点に立ち戻っての関係改善の第一歩となった」と強調。日本には、習主席が話し合いのテーブルについただけで十分だったようだ。
[SANSPO.COM 2014/11/11]
◇
笑顔なく国旗なくぎこちなく…中国側「日中首脳会見」と主張
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2014/11/11/kiji/K20141111009264210.html
安倍晋三首相と中国の習近平国家主席が10日、北京の人民大会堂で会談し、関係改善に向けて戦略的互恵関係を発展させる必要性を確認した。
出迎えに現れた習氏に首相は「こうしてお会いできることは、非常にうれしい」と握手。習氏は硬い表情で無言のまま、視線を合わせることを極力避けた。
日中首脳会談は2年半ぶり。冒頭からぎこちなく、約25分間続いた。両首脳は(1)東アジアの安定化に向けた協力(2)国民の相互理解推進(3)経済関係の深化(4)東シナ海での危機管理対応――で合意。習氏は「今後も徐々に関係改善の努力をしたい」と述べ、中国側が懸念する首相の靖国神社参拝には触れなかった。
共同電によると、中国外務省の発表は中国語で「会談」との表現を使わず、ホスト役が客人に会う時などに用いる「会見」を使った。中国語の「会見」は日本語の「面会」「接見」の意味に近い。アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議の主催国として安倍首相の「求めに応じて」儀礼的に面会したと強調したい考えとみられる。
今回、オバマ米大統領との米中首脳会談については中国語で会合や話し合いを意味する「会唔」との表現を使っている。
合意文書に靖国問題が明記されておらず、中国のインターネットには政府を「弱腰だ」と非難する書き込みもあり、中国指導部は首脳会談実施で日本に「譲歩した」と批判を浴びないよう苦慮しているようだ。
会談会場には両国の国旗も飾られず、友好演出は「感じられない」(政府関係者)との声もあった。
[スポニチ 2014/11/11]
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