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「小沢検審」にみる不可解な旅費支払い、島から来た審査員に4万円、支払遅れが6回にも
http://www.kokusyo.jp/%E3%80%8C%E5%B0%8F%E6%B2%A2%E6%A4%9C%E5%AF%A9%E3%80%8D%E3%81%AB%E3%81%BF%E3%82%8B%E4%B8%8D%E5%8F%AF%E8%A7%A3%E3%81%AA%E6%97%85%E8%B2%BB%E6%94%AF%E6%89%95%E3%81%84%E3%80%81%E5%B3%B6%E3%81%8B%E3%82%89/
2014年11月07日 MEDIA KOKUSYO
「架空」とは、「事実に基づかず、想像によってつくりあげること」(goo辞書)である。文藝の世界で架空の世界を創造しても問題はおきない。
ところが貨幣経済に支配された現実の世界で「架空」を設定すると、辻褄あわせのアリバイを設定しなければならない。
たとえば会議を開いていないのに、会議を招集したことにする。この架空会議の辻褄をあわせるために、参加者に旅費を出費したことにする。日当を払ったことにする。そのためにの経理帳簿を作成する。こうしたプロセスが必要になる。
◇「小沢検審」架空説
2009年9月14日に小沢一郎氏に対する起訴議決を行った東京第5検審(小沢検審)が架空だったのではないかという疑惑は、メディア黒書で繰り返し取り上げてきた。この問題を調査してきた志岐武彦氏は、『最高裁の罠』の中で、架空説を展開した後も、精力的に取材を続けている。
志岐氏が架空と推論する根拠については、次の記事を参考にしてほしい。
参考記事:『森ゆうこ元参議院議員が「一市民」に起こした恫喝訴訟が明かす「最高裁の闇」』(紙の爆弾3月号)
http://civilopinions.main.jp/items/%E8%A8%98%E4%BA%8B%E5%85%A8%E6%96%87.pdf
今回、ここで紹介するのは、「小沢検審」架空説を裏付ける新たな根拠である。結論を先に言えば、架空審査会(小沢検審)に参加した「架空審査員」の可能性がある人々の旅費に関連した不可解な事実である。
◇不自然な旅費の支払い
具体例に引くのは、2009年3月9日(3回目)に開かれた小沢検審である。この検審の参加者は14人。当然、この人たちに対して、検察審査会の事務局は旅費を支給しなければならない。
通常、公的な機関が招集した会に参加した場合、大幅に延滞することなく旅費が支給される。
事実、さまざまな検察審査会の旅費の支給実態を情報公開制度によって調査した志岐武彦氏によると、ほとんどの検察審査会では、延滞することなく通常の旅費支払いが行われていた。例外は、小沢検審と、現在調査中のH検審(匿名)だけだ。
具体的に何が不可解なのかを説明しよう。
すでに述べたように3月9日に開かれた小沢検審には、14人が参加した。
ところが、検察審査会の事務局が支払いの手続きを行った日(発議日)が、審査員により異なっていたのだ。具体的には次のように分類できる。
審査会の開催日:3月9日 (参加者14人)
発議日:3月19日の発議・・・1人
4月1日の発議・・・・13人
3月19日に発議の対象になった審査員に対しては、「旅費」と「宿泊費」として、4万950円が支払われている。この方は、遠方の島から、船で上京されたことになっている。島の人で遠方だから、金額も高い。
一方、4月1日に発議の対象になった13人は、遠方ではないこともあり、大学のサークルでも支出できる通常の額である。
◇東京地裁で資金ショート?
同じ検察審査会に参加していながら、なぜ、発議日が異なったのだろうか。しかも、志岐氏の調査では、発議日が異なるケースは、過去のデータ分析では起きていない。例外は、小沢検審とH検審だけだ。
このあたりの事情を探るために、今年の10月7日に、志岐氏は東京地裁(出金は地裁の担当)の森本総務課長を取材した。この取材には、わたしを含む3名が同席していたので、複数の「取材者」で森本総務課長の説明を聞くことがきた。森本氏は次のように話した。
「予算枠を超えたのでその資金手当てができず、支払手続を先送りした。3月19日に1人だけ支払ったのは立替え金額が大きいと判断したからである。」
資金がショートしたというのである。予算が少ない大学のサークルならともかく、裁判所では通常はあり得ないことである。説明になっていない。
審査員は本当に実在したのか?
ちなみに3月9日の次に小沢検審が開かれたのは、3月16日、3月23日、3月29日である。これらの検審に参加した人の旅費も、まとめて4月1日に発議されている。まとめて書類を作った感がいがめない。
ちなみに小沢検審の日当旅費支払では、発議遅れ(支払遅れ)が6回も起こっている。
小沢検審の審査員は本当にいたのか。審査員が架空だったからこそ、あとづけで旅費の処理をしたのではないか?実在する審査員に対して、旅費のあとづけ処理はありえない。
検察審査会の事務局と東京地裁は詳しく説明すべきではないか。
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