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自民党が経営者に媚び、日本の労働条件を単なる道具か品物にさせようとしている。(かっちの言い分)
http://www.asyura2.com/14/senkyo174/msg/221.html
投稿者 笑坊 日時 2014 年 11 月 08 日 23:08:14: EaaOcpw/cGfrA
 

http://31634308.at.webry.info/201411/article_5.html
2014/11/08 22:07

第一次安倍内閣の時は、自民党のエース級のメンバーが大臣をやっていたせいか、野党が責めることも出来ず、安倍氏としては安心していたと思われる。それが、第二次内閣になってから、議員の質が随分と落ちてきた。政治資金問題、選挙法問題、SM問題など、やはり自民党は何も変わっていない。

この中で、塩崎厚労相は、将来この国の行末を決める極めて危険な政策を行っている。一つは、国民が老後の生活のためコツコツと納めていた年金資金を株式に投資する額を、2倍の25%にすることが厚労大臣名で決まった。途轍もない額である。投資するのは独立法人であるが、実際にお金を委託され運用するのは株式会社である。株式に投資する最も大きなリスクは、リーマンショックようなことが起こると、株価はあっという間に数分の一になってしまうことである。数十兆円が十兆円になってしまう。しかも、例え数分の一になろうが、誰も責任を取らない。

責任の無いところに健全な話は無い。この株式投資に積極であったのが塩崎大臣である。株式は必ず波がある。つまり必ず損することがあるということだ。この男は歴史に名を残す。

もう一つ、この男の悪政が、日本の派遣労働者の立場を、一生固定化する法案である。現行で最長三年とされている派遣労働者の受け入れ期間の制限を、事実上撤廃する法案を通す気である。

その、労働界で最も重要で、日本の労働体系を決める法案について、全く内容を理解せず答弁していたというのだ。それに怒って、普段は退席などしない共産党まで退席したというから余程である。今回の派遣法が通れば、一度派遣社員になったら、一生派遣社員から戻れない可能性が大きくなる。同じ仕事をしても賃金は違う。安売りの道具、品物としか見なされない。

これに対して、生活の党・維新の党・民主党・みんなの党の野党4党は共同で、「同一労働・同一賃金推進法案(労働者の職務に応じた待遇の確保等のための施策の推進に関する法律案)」を衆議院へ提出した。これが労働者のあるべき姿である。 これをやらなければ、少子化問題の解決にならない。なぜなら、労働者の半分が派遣なら、子供を望んでも現実は無塚しいからだ。

厚労相 派遣法答弁で陳謝 衆院委 野党が反発審議退席
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2014110802000112.html

 労働者派遣法改正案をめぐり、衆院厚生労働委員会は七日、民主党など野党五党が塩崎恭久厚労相の答弁や渡辺博道委員長(自民)の委員会運営などに反発し、審議冒頭で退席した。

 改正案は、現行で最長三年とされている派遣労働者の受け入れ期間の制限を事実上撤廃する内容。派遣労働者を受け入れる会社は三年ごとに労働組合の意見を聞けば、派遣労働者を入れ替えながら派遣の受け入れを続けられる。

 この改正内容に関し、塩崎氏は五日の委員会で「(派遣の受け入れ継続に)労働組合が反対一色でも、会社側が無視した時は労働局が指導する」と答弁。組合側が反対すれば、受け入れが制限されるように受け取れる説明を繰り返した。

 七日の委員会に先立つ理事会で、民主党は「法案の趣旨が百八十度変わっている」と指摘し、塩崎氏が答弁の誤りを認めるように要求。同時に質疑入り前に公明党が改正案を修正する意向を示したことや、渡辺氏が職権でこの日の審議を決めたことを批判した。

 維新、次世代、みんな、共産の野党四党も「重要な法案だから通すという対応は強権的」などと同調した。


 

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コメント
 
01. 2014年11月11日 07:42:20 : jXbiWWJBCA

「河合薫の新・リーダー術 上司と部下の力学」
「正社員はまともな人?」1億7000万の格差生む“多様な働き方”幻想

非正規雇用を「所詮、他人事」と捉えてはいけない

2014年11月11日(火)  河合 薫

 最近、周りが契約、派遣、パートといった非正規雇用だらけになっている。

 ラジオやテレビの現場のスタッフ、雑誌や単行本の編集者、大学で一緒に講義を担当する先生、さらには、フィールドインタビューに協力してくださる人たちなど、

「1年更新なんです」
「3年で終わりです」
「次はどうしようかって感じで……」

 と、“今”やるべき仕事と“この先”の仕事に、不安を隠せない方たちがやたらと多い。

 たまたま私の周りにそういう方が、多い?
 そうかもしれない。まぁ、私もフリーランスという非正規なので(苦笑)、類は友を呼ぶってこともあるかもしれない。それでもやっぱり、3人に1人が非正規という数字のリアリティを感じることが増えた。

 しかも、私の周りの非正規の方たちは、みな35才以上。2014年版の労働経済白書(厚生労働省)で、25〜34歳で非正規社員から正社員になった割合は34.9%であるのに対し、35〜44歳では22.8%、45〜55歳で17.8%と低下し、35才限界説なるものが話題になったことがあったが、非正規から抜け出せない“魔の年齢”の存在はホントなのだ。

 中には、名古屋、東京、博多、大坂、東京と、3年ごとに転々とし、結婚もできないまま(しないのではない。できないのです)、40代に突入した人もいる。

 やれ、少子化だ! それ、婚活だ!(政府が少子化対策の一貫で税金使ってましたね)と大騒ぎする人たちの“目”に、非正規の方たちはちゃんと映っているか。甚だ疑問だ。

 派遣法改正案の審議でも、塩崎厚労相大臣はチグハグな答弁を繰り返しているし、「所詮、他人事なんだなぁ」と、つくづく感じる。企業側の景色しか見ていないのだろう。

 そんな折、信じられない言葉を出くわした。

 「でもね、まともな人は正社員になれるんだよ」――。

 えっ、今なんといいました?? と、一瞬、耳を疑った。思わず本音をポロリとこぼしたのは、ある大企業の役員の男性である。

 でもね……、っていったいナニ?
 まともな人って、どういうこと?
 雑談の最中だったので、“発言の手綱”がつい緩んでしまったのだろうか。

 いずれにしても、相手が初対面ということもあり、その真意を聞くことも、つっこむ勇気ももてず……。ああ、実に情けない。これだけ非正規の問題について、コラムでも取り上げているのに、なんてことだろう。

 ただ、非正規の方たちのための制度や政策が一向に進まない理由を、このストレート過ぎる言葉は表しているんじゃないかと思ったりもする。

 そこで今回は、この「まともな人」について、あれこれ考えて見ようと思う。

上司に意見する40過ぎの契約社員は要らない

 「また、半年後には職探しです。一応、正社員になるための試験は受けるつもりですけど、どうせ受かりませんよ。この年になると、だんだんと職探しも難しくなってきて、正直しんどい」

 こう話すのは、ある大手企業に勤める40代の男性である。彼は、以前、お仕事をさせていただいた人物である。とても優秀で、実に仕事のできる人。お世辞じゃない。ホントに安心して仕事できる人だった。たまたま、先日お会いする機会があり、彼が契約社員だったことを知ったのである。それこそ仕事を一緒にするときに、「あなたは契約? それとも正社員?」なんて聞くことはないので、彼が契約社員だったとは、少々驚きだった。だって、彼以外の正社員の方たち以上に、彼は企業を“背負って”働いていたのである。

 「大学を出たあと、通信関連の会社に勤めていました。正社員です。でも、もともと出版関係希望だったので、30歳のときに転職。3年働いて希望すれば、正社員になれるという話だったし、別にいいかなと思ったんです」

 「ところが、その後、正社員化の制度がなくなっちゃって。気が付くと周りは契約だらけで……。結果的に、8年いました。会社の人間関係は悪くなかったし、どちらかといえば好きな会社だったんですけど、給料が上がらなくて。そのまま契約でいても、いつ切られるかわからない。だったら、少しでも賃金のいいところに行こうと、今の会社の契約社員になったんです」

 「今の会社の契約は3年。延長はありません。3年って、アッという間なんですよね。あと半年です。40過ぎると、新しいところ見つけるのも大変だし、ホント、どうしようかなって感じですよ〜」

 「今の会社で正社員になるとか。そういうチョイスはないんですか?」(河合)

 「一応あります。試験があって。これまでの業績と、筆記試験と適正検査。それと面接」

 「だったら、受けたらどうなんですか?」(河合)

 「一応、受けますよ。でも、落とされますよ。上司にこれまで散々はむかってきましたから(苦笑)。去年も、2つ下のメチャクチャ仕事できるヤツがいたんですけど、落とされた。彼も、上司に意見するヤツだったから。アッハッハ。既に今年、若い契約を2人採ってますから、血は新しいほうが都合いいんでしょうね。それに正社員にしても、数年たったら扱いに困るでしょ? 要するに、40過ぎのベテランは要らないってことです」

 上司に意見する40過ぎのベテランは要らない――。

 彼は、ちょっとだけ自嘲気味に笑いながら話してくれたけど、ぶつけようのない虚しさを感じていたのだと思う。35才限界説。これは、現実に存在するのだ。

 35歳以上に企業が価値を感じていない実態は、正社員との賃金格差の広がり方からも垣間見ることができる。

 30代前半の平均賃金は、正社員281.9万円、非正規正社員213万円で、その差は約70万円程度。30代後半でその差は約100万となり、最も差が開く50代前半では、200万円以上まで差が広がるのだ(正社員431.8万円、非正規社員229万)。

 この賃金格差は、生涯賃金に換算すると果てしないものとなる。なんとその額、1億7000万円!

 みずほ総合研究所の試算によると、正社員の男性が手にする生涯賃金の平均は約2億3200万円(女性は同約1億7800万円)であるのに対し、非正規社員男性の生涯賃金は同約6200万円(女性は同約5200万円)。雇用形態が違うだけで、1億7000万円もの開きが出てしまうのである。

非正規社員の問題はどこか“他人事”

 ちなみに、非正規労働者の相対的貧困率は、25〜34歳(男性)では23.3%と5人に1人であるのに対し、35歳〜44歳では3人に1人(31.5%)、配偶者のいない女性ではさらに増え、2人に1人(51.7%)となる(独立行政法人労働政策研究・研修機構が行った「壮年非正規労働者の仕事と生活に関する研究」より)。

 繰り返すが、前述した知人が「契約社員」と彼自身が話してくれるまで、私はその“会社の人”だと思っていた。彼以外の正社員と、なんら変わらない働きぶり。いや、正社員以上にデキる人だった。

 安倍総理は「企業に賃上げを欲求している」っていうけど、その賃上げに“非正規”の社員は含まれているのだろうか? 民主党や維新の党など野党4党が、「同一労働・同一賃金」を推進するための法案を衆議院に共同で提出したが、メディアはあまりこの件を報じていない。

 いや、ちゃんとその“事実”を報じてはいる。でも、なんか温度が低いというか、なんというか……。テレビの現場でも、たくさんの契約社員の人たちが働いているはずなのに、どこか“他人事”。そう感じるのは、私だけなのだろうか?

 これぞ“離脱”――。そう、離脱。正社員という“地位”を手にしている人たちは、離脱しているのだと思う。

 経済学者のアルバート・O・ハーシュマンは、人間の社会的行為を、離脱・発言・忠誠の3つに分類し、Exit, Voice, and Loyalty: Responses to Decline in Firms, Organizations, and States, (Harvard University Press, 1970)という名著を書いた。

 このハーシュマンの名著を『離脱・発言・忠誠――企業・組織・国家における衰退への反応』(ミネルヴァ書房、2005年)に翻訳した経済学者の矢野修一さんのあとがきは、実に示唆に富んでいる。

 「離脱・発言・忠誠の枠組みは適用範囲が広く、さまざまな読み取り方ができる」と指摘。「私個人としては、新保守主義・新自由主義の書として位置付けたい」として、格差社会の人間の行動について次のように書いている。

 「競争化社会では努力した成功者は、敗者を置き去りにし、彼らとまったく関わりをもつことなく、要塞化した別社会に、“離脱”できる」と。

 「まともな人は正社員になれるんだよ」――。

 別社会に離脱した人の発言だと考えれば、この信じがたいホンネも納得できる。別に非正規の人たちが、努力しなかったわけでも、頑張らなかったわけでもない。だが、“成功者”からみれば、努力しなかった人にしか映らない。

 日本の格差は欧米ほどじゃないと指摘する人は多い。だが、格差は広がっている。非正規の正社員化を進める企業と、正社員の割合を減らす企業という二極化。正社員と非正規社員という二極化。その結果起こる、賃金格差という二極化だ。

 多様な働き方って、便利な言葉だなぁとつくづく思う。
 多様な働き方、多様な価値観、多様なライフスタイル――。

 これらの耳ざわりのいい言葉がもたらすのは、「いろんなチョイスができるよ〜」という幻想。そう。ただの幻想。離脱した人たちが世間に広める。幻想でしかないのである。

正社員より、仕事が楽でしょ?

 東京都産業労働局が昨年行った調査では、要塞化した別社会化が垣間見られる結果が示されている。事業所と、その事業所で働く契約社員に、同じ質問をして、それを比較したのだ。

【仕事の内容について】
「正社員と同じ、あるいは困難」……事業所51.4%、契約社員61.2%
「正社員より簡易」……事業所26.3%、契約社員17.9%

【仕事の責について】
「正社員と同じ、あるいは重い」……事業所36.4%、契約社員61.4%
「正社員より軽い」……事業所47.6%、契約社員23.3%

【賃金について】
「正社員より低い」……事業所47.1%、契約社員59.6%
「正社員と同等以上」……事業所調査28.4%、契約社員10.5%

【契約終了後に一定の金銭を支払う制度について】
「制度化すべきでない」……事業所50.5%、契約社員5.6%。
「制度化すべき」……事業所4.0%、契約社員が60.6%。

【有期契約の期間や更新回数に上限を設けることについて】
「設けるべきでない」……事業所47.5%、契約社員49.1%
「設けるべき」……事業所12.0%、契約社員12.6%
「どちらともいえない」……事業所37.1%、契約社員35.6%

※ちなみに、契約社員に会社への要望(3つまで回答可)を聞いたところ、「賃金制度の改善・アップ」が65.0%(前回63.4%)を占め最も多く、以下、「継続した雇用の確保」が55.2%(同37.8%)、「正社員への転換」31.4%(38.4%)だった。
 繰り返すが、この調査で回答している契約社員は、協力が得られた事業所に属する契約社員である。

 かなり大ざっぱ、かつ乱暴にまとめると、企業側はできることなら、“契約”のまま雇い続けたい、でも、「正社員より、仕事が楽でしょ? だから、今の賃金、そんなに悪いとは思わないけど? どうよ?」と、考えている。

 生涯賃金の差が、1億7000万円?
 でも、それだけ仕事が楽だし、仕方ないっしょ。
 相対的貧困率が、35歳〜44歳で3人に1人?
 まぁ、仕方がないよ。だって、非正規だもん。

 ちょっとばかり意地悪な書き方ではあるが、きっと心の奥底にこういう気持ちがあるのではあるまいか。

働き方の多様化なんて幻想

 離脱した人たちには、格差が見えない。賃金不公平感がどれだけ、人間の生きる力を失わせるのか? どれだけ企業にとっても、国にとっても、損失になっているかを微塵も考えていない。

 なぜ、雇用形態が違うだけで、賃金が安い?
 なぜ、雇用形態が違うだけで、賃金が上がらない?

 どんなに結果を出しても、どんなに会社の業績に貢献しても、契約は契約。非正規は非正規。いったん正社員のレールを外れたら、そのままいくしかない。

 おカネもなければ、家族もいない。
 この不公平感の“ストレス雨”に、やる気が失せ、自尊心が低下し、心身が疲弊する。

 人間の生きる力である「Sense Of Coherence=SOC」の形成に、職場環境は大きく影響する。特に、20代後半から36歳に、どんなキャリアを積んだかで、40代のSOCが大きな影響を受ける。

 不安定な雇用、賃金不公平感……、これらが人の生きる力まで食い物にしていくのである。

 でもね、きっと“離脱”した人たちに、悪意はないのだと思う。うん、おそらく。悪意はない。要塞化した別社会に離脱した人たちは、自分たちが“敗者”を置き去りにしているなんて考えていない。だって、人間には見たいものしか見えないし、自分の意見を正当化する性がある。

 「僕、以前いた部署で、契約更新が止まった契約の同僚がいて、そのときできるだけ親身に彼の相談に乗ったつもりだったんですけど……。どこかで一歩引いてしまっているというか、自分は違うっていう思いがあったことに、一種の罪悪感みたいなものを感じたんですよね」

 “離脱”の話をしたとき、ある知人がこんな風に話してくれた。親身に相談にのった人が罪悪感を抱かなきゃならないなんて、ちっとも“まとも”な社会じゃない。

 要塞化した別社会の扉は、自分の子どもたちが契約社員になるときまで閉ざされたままなのだろうか。人、1人ひとりが元気で、前向きになれる社会にならなきゃ、内需拡大も生産性向上もないはずなのに……。

このコラムについて
河合薫の新・リーダー術 上司と部下の力学

上司と部下が、職場でいい人間関係を築けるかどうか。それは、日常のコミュニケーションにかかっている。このコラムでは、上司の立場、部下の立場をふまえて、真のリーダーとは何かについて考えてみたい。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20141107/273567/?ST=print


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