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2014年11月08日
川内原発再稼働に同意した、鹿児島県知事の言いぐさは笑わせてくれる。「やむを得ない」、「もう命の問題なんか発生しない」、「国民生活のレベルを守り、わが国の産業活動を維持する上で重要な要素だ」、「わが国の当面の判断として原発を活用する以外に道がない。安全性がある程度約束されるのであれば、それがベターだ」…。経産相が原発安全神話を宣言したような文言の羅列。西郷ドンも草場の陰で怒り心頭に違いない。まあこれが、電力会社が支配する地域の生き様と思えば、こんなものかな?とも思う。あまり責め立てても、基本的に倫理が抜けているのだから、書くだけ阿保くさい。
そう今夜は時間が押しているので、手短に目についた報道を元に、ちょいとのコメントでお許し願おう。米経済誌フォーブスは2014年の「世界で最も影響力ある人物」72人のランキングを発表した話だ。その中で、最も突出して影響力ある人物に‘13年に続いて、ロシア・プーチン大統領が選出されたことだ。好き嫌いは別にして、ウラジミール・プーチンが20世紀後半から21世紀初頭に掛けての政治家として、最も影響力があり、その去就や発言が注目されている人物である事実を、日本人はあらためて認識しなおす必要がある。ちなみのロイターは以下のように伝えている。
≪「最も影響力のある人物」、2014年はプーチン大統領=フォーブス誌
[5日 ロイター] - 米経済誌フォーブスは2014年の「世界で最も影響力ある人物」72人のランキングを発表し、ロシアのプーチン大統領が2年連続で1位に選ばれた。2位はオバマ米大統領、3位は中国の習近平国家主席だった。
トップ10のうち、女性はメルケル独首相とイエレン米連邦準備理事会(FRB)議長の2人だった。
また、マイクロソフト共同創業者のビル・ゲイツ氏や、グーグルの共同創業者であるラリー・ペイジ氏とセルゲイ・ブリン氏も10位以内にランクインした。 日本人では、トヨタ自動車の豊田章男社長が34位に選ばれた。続いてソフトバンクの孫正義社長(38位)、日銀の黒田東彦総裁(48位)、安倍晋三首相(63位)と続いた。
上位10人は以下の通り。
1.プーチン・ロシア大統領
2.オバマ米大統領
3.習近平・中国国家主席
4.フランシスコ・ローマ法王
5.メルケル独首相
6.イエレン・米FRB議長
7.ビル・ゲイツ氏
8.ドラギ・欧州中央銀行(ECB)総裁
9・セルゲイ・ブリン氏
9.ラリー・ペイジ氏
10.キャメロン英首相 ≫(ロイター)
このフォーブスの影響力ランキングを“あべちゃん”が知ったら、いたく嫉妬の炎を燃やすに違いない(笑)。豊田章男、孫正義、黒田東彦より下で、72人中の63位なのだから、末席を汚した印象なので、不快でたまらないだろう。まあそれでも、APECで第三位の習近平と第一位のプーチンと会談できるのだから、悦ぶべきで、第二位のレームダックな第二位オバマくらい省略しても、まあそれはそれである。
APECの面白いところは、米国がイニシアチブをとれない地域の国々の代表が集う点にある。EUや貧乏東欧の国々を相手にするような、唯我独尊が通じない外交の場と云う点で、高く評価する政治外交の舞台だろうと思う。儀礼的な会談を含め、米国に、抵抗の意志を見せられる唯一の国際会議の祭典だともいえる。習近平との会談については、米国も中国を変に刺激したくない思惑の一致があるので、日中首脳会談は前向きに評価するのは当然である。
時事通信によると≪ 米政府は、日中首脳会談が来週行われることを歓迎している。米政府高官は6日、一部外国人記者団に対し、日中関係の改善は重要であり、 首脳会談が行われれば温かく歓迎すると述べた。また、首脳会談の開催に際し前提条件を付けるべきではないとの立場も示した。 同高官は、日中間の緊張の高まりは、沖縄県・尖閣諸島をめぐる海洋問題で誤算を生む可能性があると指摘。両政府に対して信頼醸成の構築を求めた。 ≫と報じている。
それよりも、安倍外交の唯一の得点、ロシア・プーチン大統領との会談もセットされたことは、反安倍晋三な筆者も、内心、唯一の得点だと評価している。あべちゃんにしてみれば、最終的には米国に跪くとしても、「日本はロシアとも仲良くするよ」と大見得を切る舞台なのだから、充分に堪能しても許してやる気になれるから不思議である。制裁は制裁の体裁を整え、協力は協力と云うメッセージの一つも出せれば、米国一国主義も良いが、あまりにも独善的だと…くらいの右派政治家らしい心意気を、議場で発揮せず、こういう外交の場で見せて貰いたいものである。
“あべちゃん”にしてみれば、或る意味で、前政権の野田佳彦と云う、自分の何倍も勘違いの激しい男の尻拭いで苦労させられている思いがあるだろう。石原の騒乱罪紛いのパフォーマンスに煽られ、野田が、尖閣国有化なんて暴挙を実行したツケの処理で手間取っている。それに、今春の消費増税だって、野田が勝栄次郎に唆され、勘違い力をいかんなく発揮した結果のツケである。そして、年内には日本経済を沈没させるかもしれない、消費税をまた上げる決断と云うツケを回されている。“あべちゃん”にしてみれば、言いたい放題言っているけど、この重大なツケ回しを処理しているのだから、弱いものを少しくらい虐めて、憂さ晴らしくらいさせろよ、と思っているのかもしれない。野田佳彦の名を出されると、幾分、“あべちゃん”にも同情的になる今日この頃だ。
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