http://www.asyura2.com/14/senkyo174/msg/149.html
Tweet |
首脳会談実現の有無がすべてとなった今年のAPEC首脳会議
http://www.amakiblog.com/archives/2014/11/07/#002982
2014年11月07日 のブログ
APECの歴史を少しでも知っている者ならわかるだろう。
今年のAPECほど日本にとってみじめなものはないと。
APECは本来は日本が豪州と競い合う形で創設し、育て上げたものだ。
それを許さないと、米国が途中から主導するようになり、そして今年は中国が主催国となってAPECを取り仕切ることになる。
レイムダックになったオバマ大統領を習近平主席が厚遇し、米中主導のAPECを演出する。
今年のAPECは中国によるAPECとなる。
そして安倍首相にとって今年のAPECは、その習近平主席との首脳会談を実現することがすべてとなった。
しかし、直前においても首脳会談の日時や議題が決まらない。
それは意味のある首脳会談は行われないということだ。
およそ意味のない首脳会談を行う国など世界中でどこにもない。
「立ち話し首脳会談」とか「形式的な首脳会談」などという言葉を使う国など世界中どこにもない。
もはや日本は世界の常識からいう日中首脳会談など出来ないことがはっきりした。
しかし安倍政権はそれでも首脳会談ができればいいのだ。
習近平主席と会うだけでいいのだ。
それで首脳会談は実現したと国民に宣伝すればいい。
まさかホスト国の中国がそこまで拒否はしないだろう。
それを確認するために、急きょ谷内NSC事務局長を派遣してアリバイづくりをしたのだ。
形式は問わないとわざわざ菅官房長官が白状している。
見せかけの首脳会談が行われ、メディアがそれを大成功と持ち上げて終わるシナリオができているのだ。
安倍首相の毅然とした地球儀外交、積極的平和外交が奏功したと書かれ、それをお膳立てした谷内NSC事務局長とNSCが再評価される。
中国は失うものは何もなく、日本に貸しをつくってますます有利な立場に立つ。
これが想定される今度のAPECである。
これが想定される日本のメディアの八百長報道ぶりである。
ところが、ここに来て、その見せかけの首脳会談さえも不透明になってきた。
中国は安倍首相と握手ぐらいはするが、首脳会談には応じない可能性も出てきた。
習近平が首脳会談を行わないとなれば、もちろん韓国の朴大統領も首脳会談に応じない。
果たしてAPECでどのような日中、日韓首脳会談が行われるのか、行われないのか。
そして御用メディアはそれらをどう報道するのか。
谷内NSC事務局長の評価はどうなるのか。
それらがもうすぐわかる(了)
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK174掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。