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米国の従属から逃れられない日本の悲劇
http://www.amakiblog.com/archives/2014/11/06/#002981
2014年11月06日 天木直人のブログ
今度の米国中間選挙の結果について一言書いておきたい。
世界の大国である米国の政権を左右する選挙だ。
その結果に世界が注目するのは当然だ。
しかし、およそ日本ほどその結果に大騒ぎし、その影響についてとやかく論じる国はないだろう。
なぜか。
それは日本が米国から自主・自立出来ていないからだ。
そう言えば上品だが、もっと直接的に言えば、戦後70年たっても属国根性から抜けさせないからだ。
しかも喜んで属国に甘んじている。
今度の選挙結果について各紙が有識者の様々な論評を掲載するのはいいだろう。
彼らがどのような事をしゃべろうが勝手だ。
当たるも八卦、外れるも八卦だ。
しかし、はっきりしている事がある。
それは米国がどのような政権になろうとも、その対日政策は対日占領政策であるということだ。
米国がどのような政権になろうとも、日本の対米従属は変わらない。
その象徴的な記事をきょう11月6日の日経と毎日が小さく掲載していた。
すなわち在日米軍基地の騒音訴訟で米軍側が敗訴し、損害賠償を払わなくてはならないのに、米軍側が拒否しているため、その肩代わりを日本がしていることがわかったと。
日米地位協定で定められている米軍側の負担責任に米軍側が応じないのだ。
協定義務違反をそのまま許し、日本が肩代わりしているという。
これはかつて沖縄日米密約で大問題になった恥ずべき日本の対米従属ぶりだ。
その時はまだ日本の為政者たちは恥ずかしいと思う気持ちがあった。
だから国民に隠して密約した。
ところが菅官房長官は11月5日の記者会見でこの事実を悪びれる事無く平然と認めたという。
これほどの対米従属はない。
これまで恥ずかしくて国民から隠していた日米密約が、堂々と表に出て公約となったがごとくだ。
これほどの大問題をなぜメディアは書き立てて国民に知らせようとしないのか。
米国の中間選挙の結果に大騒ぎをする前に、まず正しい日米関係を構築することが先決である(了)
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