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2014年 11月 05日
安倍首相のイライラが止まらない。<折角、望み通り(?)株価が年初来高値を更新したのにね〜。^^;>
安倍氏は、昨日4日の衆院予算委員会でも、何と野党の質問に「名誉毀損だ」「捏造だ」と激高し、ヒステリックな答弁を行なったとのこと。(@@)
この激高答弁&安倍氏が反発した理由に関する話は別立てで書くとして・・・。
先日も書いたように、安倍首相は、秋以降の国政運営が思うように行っていないことに、かなりストレスが貯まっているのではないかと察する。(-_-;)
9月の内閣改造失敗(閣僚の問題続出)で、秋以降の目玉政策だった「地方創生」「女性活躍」がかすんでいる上、国会運営の停滞してるし。消費税増税の判断が、経済的数値の悪化でますます難しくなっているし。<アチコチから色々言われて、板ばさみの困ったちゃんになってるかも。>沖縄知事選の戦況もイマイチだし・・・etc.etc・・・。
しかも、安倍首相は、この秋以降、外交政策もうまく行っておらず。しかも、来週に迫ったAPEC首脳会合で、米国+αと約束した中国との首脳会談の実現できるかどうかも、いまだに「???」の状況にあるわけで。それも、首相のストレスを増幅させているのではないかと思われる。_(。。)_
* * * * *
安倍首相は、この秋、歴史的な外交実績を残す予定だったのだ。(・・)
10〜11月頃には、ロシアのプーチン大統領を日本に招聘し、戦後ずっと果たせずにいた日露平和条約を締結。悲願だった北方領土返還の道筋をつけ、できるなら自らの政権中にそれを実現するつもりだった。<それだけでも超保守派の英雄になれるし。教科書にも載れるです。>
また、北朝鮮と拉致問題に関する協議を進め、今年秋頃には、拉致被害者の新たな調査報告を発表したり、さらに安倍首相自身が訪朝して被害者を帰国させたりすることまで考えていたようなのである。^^;<これで国民の英雄になって、長期政権も確定するとこだった?^^;>
しかし、ウクライナ情勢の悪化によって、プーチン大統領の来日は、来年以降に先送りされることに。(-"-)
北朝鮮との協議もうまく行かず。同国の要請に応じて、政府調査団を派遣したものの、新情報は何一つ得られず。拉致議連や家族会のメンバーからも失望や不満の声が出ているという。(-_-;)
しかも、安倍首相には、今秋の外交で、中国、韓国と首脳会談を行なうという大きな課題(気の重い宿題)を抱えていて。何とか10、11日に北京で開催されるAPECの首脳会合で、中韓との首脳会談を実現させようと懸命になっていたのだけど。韓国との首脳会談は、実現不能になったとのこと。(後述)
そして、会合まで1週間を切ったというのに、いまだに中国との首脳会談を行えるメドは立っていないというのが実情だ。^^;
<ちなみに中国は、8月には早々にオバマ大統領とAPECで首脳会談を行なうことを発表。(首脳会合の日程も、米国の要望に応じて、米議会の中間選挙(4日)の終了後に設定したらしい。)
また先月には、韓国の朴大統領と首脳会談を行なうことも決定しているです。(・・)>
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安倍陣営が、APECでの日中首脳会談の実現を目指した大きな理由の一つには、中国が今回のAPECのホスト国だということがある。(・・)
近習平国家主席は、ホスト国の代表として、参加国の首脳を丁重に歓待する必要があることから、彼らは、安倍首相をムゲに扱えないのではないかと。もし首相が会談を要請したにもかかわらず、安易に拒否すれば、国際社会から非礼で非常識だと批判を浴びることになるので、要請に応じるのではないかと考えたようなのだ。^^;
しかし、中国側はその辺りもしっかり踏まえた上で、今週にはいって、国営通信・新華社が、こんな論評を出したという。
『中国の新華社通信は3日、今月北京で開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)で日中首脳の正式会談が必ずしも実現するとは限らないと報じた。英語での論評で述べたもの。
それによると、安倍首相は習国家主席との会談実現に向け「努力を惜しんでいない」とした上で「両国間の長期的な領土問題や歴史的な確執にもかかわらず、中国政府はAPECの開催国として、安倍氏を礼儀作法に基づき手厚くもてなすことは間違いないことであり、安倍氏の願いはかなえられるだろう」と指摘した。
その一方で、「だからといって、安倍氏が長きにわたり望んできた習主席との正式会談が必ずしも実現するとは限らない」とし、正式会談の実現には安倍氏が誠意を示し、相応の環境作りに向け実際に行動することが必要との考えを示した。(ロイター14年11月4日)』
<つまり、さすがに近主席もホスト国の首脳として、安倍首相が到着した際には、歓迎のセレモニー(握手や会話)を行なうつもりだし。多少の会話を交わす可能性もあるが。正式な会談を行なうかどうかは、まだ決めていないと。
非公式の短時間の会談を行なうか、下手すれば、短時間の対話(会食などの際にちょこっと会話するとか、立ち話ぐらい?)で、とどまる可能性もあるということを示唆したってことなんだよね。^_^;>
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安倍首相は12年末に新政権が発足して以来、一度も中国と首脳会談を行なっていない。(-"-)
<韓国とも2国だけでの首脳会談は行なっていない。^^;>
安倍氏&超保守仲間は、もともと中韓朝を敵視していて。。今でも、日本が経済的、軍事的に中国に勝って、アジアTOP国&世界のリーダーになることを最大の目標にしているし。ホンネでは、中韓朝と良好な関係を築きたいとは思っていない。<あちらが望むなら付き合って(やって?)もいいけど、こっちから歩み寄ってまで、深い関係を築きたいとは思っていない。>
それでも、安倍首相は、前政権では、小泉政権で悪化した中韓との関係を改善する必要があると周辺に強く言われ、政権発足後、真っ先に中韓を訪問し、首脳会談を行なったのだけど。
でも、前政権で、中韓とに配慮して、靖国参拝や自らの歴史認識の主張を控えたことを「痛恨の極み」だと思っていて。どうやら、今政権では、自分の&仲間たちの思想信条を貫こうと決意している様子。
しかも、今政権が始まってから、尖閣諸島を巡る攻防がどんどん激化していたこともあり、安倍陣営の間では「中国とあえて関係改善の努力をする必要はない」「こちらが折れてまでして、首脳会談を行なう必要はない」と主張する人が多かったのである。(~_~;)
それもあってか、安倍首相は中国の尖閣領域進出に関して、国内だけでなく、世界のアチコチの公の場(国際会議や講演など)で批判しまくって、中国包囲網作りに精を出すと共に、アジア・アフリカ・中南米などで、中国との縄張り争いを展開。対中防衛のための安保軍事政策も強化している。
さらに13年末には、中国が最も嫌がっていた安国参拝を強行したことから、日中関係は最悪の状況に陥ることになった。(-"-)
* * * * *
中国、韓国との関係を重視する米国のオバマ大統領&米政府は、当初から、安倍首相に中韓との関係改善を促していたのであるが。安倍首相が関係改善への努力を見せない上、靖国参拝を強行して、さらに関係悪化をさせたことに激怒。^^;
3月には、米国主導で、安倍首相に圧力をかけて「河野談話の継承」を国会の答弁で明言させ、日米韓3国による首脳会談を実現させることに。
4月にオバマ大統領が来日した際には、尖閣諸島が日米安保の対象になることを確認するのと引き換えに、安倍首相に年内に中国との首脳会談を実現することを約束させたという。(~_~;)
しかも、今年にはいって、公明党や自民党内の親中派の重鎮、経済界などからも日中関係の改善を要望する声が強まっていたことから、安倍首相は首脳会談の実現を目指さざるを得ない状況に。
そこで、5月頃から首相自身、国内外のアチコチで「(APECで)中韓と首脳会談を行ないたい」と懸命にアピールすると共に、閣僚や官僚、自民党関係者などを通じて、首脳会談に応じるように働きかけを行っていたのだった。(・・)
しかし、中国側が、日本と首脳会談を行なう条件として、1・尖閣問題の棚上げ、2・靖国不参拝の確約(+侵略戦争、南京大虐殺の否定など独自の歴史認識の封印)を挙げて来たことから、交渉が難航することに。(-_-;)
今日に至るまで、会談実現の合意をできずにいる。_(。。)_
* * * * *
おそらく5月に自民党の高村副総裁が訪中した際には、中国側は2つの条件を提示していたのだろう。それは高村副総裁の、こんな言葉からも伺い知ることができる。(・・)
『高村氏は5月上旬、超党派の日中友好議員連盟会長として訪中、中国共産党序列3位の張徳江全国人民代表大会常務委員長らと会談した。
どの要人に対してかは明らかにしていないが、高村氏は会談で「首脳会談が実現し、日中関係が進展すれば首相が靖国神社に行くことはないと思う。安倍首相が約束することではないが、私はそう思う」と指摘した。相手側は聞き置いたとの反応だったという。
高村氏は張氏との会談では首相の靖国参拝に理解を求めた上で、11月に北京で開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議の際の首脳会談を提案した。(産経新聞14年7月14日)』
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7月には、中国からの信頼が厚い福田元首相が訪中。近主席と会談を行なった際に、安倍首相から会談を呼びかけるメッセージを届けたのであるが。中国側は、福田氏にも同様の条件を示し、両者が見解を述べ合うにとどまったという。^^;
『福田康夫元首相が7月下旬に訪中し、習近平国家主席ら中国要人と会談した際、中国側から日中首脳会談を開催するための2条件を提示されていたことが12日、分かった。
(1)尖閣諸島(沖縄県石垣市)をめぐる領有権問題の存在を認め合う(2)安倍晋三首相が任期中に靖国神社に参拝しないことを確約する−というもので、福田氏は自身の考えや見立てを文書にまとめて習氏との会談後に提出したというが、今後の火種になる可能性もある。日中関係筋が明らかにした。
首相は11月に北京で開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議での日中首脳会談の実現に意欲を示している。ただ、首相サイドは「どんな前提条件も受け入れられない」としており、さまざまな外交ルートを使って中国側に働き掛けているもようだ。(産経新聞14年10月14日)』
<尚、福田元首相は10月にも訪中して近主席と会っているのだが。この時も会談に関する話は調わなかったようだ。(~_~;)>
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mewは、安倍首相が、本当につらい立場&心境にあるのではないかと察する。(・・)
先述したように、安倍氏本人は、ホンネでは、別に中国と関係改善したいとも、どうしても首脳会談を実現したいとも思っていないのである。(++)
しかも、もし下手に首脳会談を実現するために中国側に譲歩するようなことがあれば、首相の最大の支援者である超保守系の政治家、財界、識者、国民などの期待や支持を失うことになりかねない。^^;
でも、もし米国との約束を軽視すれば、日米関係が悪化して、対中防衛や経済政策に支障が出るおそれがあるし。
親中派で知られる谷垣幹事長、二階総務会長、高村副総裁をはじめとする党内の重鎮や公明党kらも反発を受けて、与党内の求心力が低下するおそれもある。(-"-)
<高村副総裁は5月に「靖国不参拝」に言及していたし。それこそ二階氏は、TV番組で「尖閣棚上げ」を提案していたほどだからね〜。(>_<)
『自民党の二階俊博総務会長は9日夜のBS11番組で、尖閣諸島(沖縄県石垣市)をめぐる日中両国の対立に関し「それぞれの英知で、しばらく横に置けば(関係改善へ)おのずから解決しようというエネルギーが出てくる」と述べた。
冷え込んだ日中関係について「中国は今の状態を喜んでいるわけではない」と強調。11月に北京で開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)に合わせた首脳会談実現に期待感を示した。(産経新聞14年10月9日)>
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そこで安倍陣営は、何とか自分たちの主張を維持しつつ、中国に首脳会談の呼びかけに応じさせようと考え、条件緩和のまやかし案(?)を提示していたようなのだが。
いまだに具体的に首脳会談の実施が決まらないところをみるとおそらく、中国側はこの案にも難色を示しているのだろう。(~_~;)
『複数の政府関係者によると、首相が会談の際に(1)尖閣は日本固有の領土である(2)ただ、中国が独自の主張をしていることは承知している(3)時間をかけ対話による解決を目指すーーと表明することで、膠着(こうちゃく)状況を打開できないか打診している。しかし、共同声明などの文書には残さない方針。中国10+件側にも、日本側が対話のテーブルにつくことが担保できれば受け入れられるとの考えがあるという。
日中両政府は9月24日、尖閣諸島周辺での偶発的な軍事衝突を避けるために、「海上連絡メカニズム」の運用開始に向けた協議を再開することで合意した。さらに、対話による解決で合意することで、周辺海域や空域での摩擦を和らげたい狙いがある。
もう一つの焦点である首相の靖国神社参拝では、首相が参拝しないと明言するのは無理だとして、首相が植民地支配や侵略を謝罪した「村山談話」の継承を改めて伝える案を検討している。ただ、中国側には戦後70年となる来年に首相が参拝するのではないかとの懸念があり、落としどころは見つかっていない。(毎日新聞14年10月15日)』
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近主席にとっても、ここは思案のしどころではないかと思うのだけど・・・。
ただ、近主席&周辺も、もし安易に日本側に妥協して、無条件でo大幅にr条件緩和をする形で首脳会談に応じた場合、党内や軍部、国民から「弱腰だ」と批判を受け、支持や求心力が低下するおそれが大きいし。^^;
アジア内での日中の勢力争い(縄張り争い)を考えても、強気の姿勢を崩しにくい部分があるわけで。ここは強気の対応をするしかないのだろう。(・・)
<中国政府や国内でも、経済関係を重視する人たちの中からは、早期に日本との関係改善を求める声が出ているのは事実なのだが。
某企業人からの伝え聞いた話では、政府内には、(特異な思想を持つ?)安倍氏さえ首相でなくなれば、すぐにでも関係は修復できると豪語している人もいるとか。(~_~;)
実際、中国は親日家や信頼している人はめっちゃ大事にするけど(だから近主席は福田元首相などとは会う)、反中的だとみなした人には冷たいのよね。^^;>
日本政府は、米国から中国側に日本との首脳会談を行なうように働きかけてもらっているとの情報もあるのだけど。
もし近主席&周辺が、国内外への体面を重視した場合には(&安倍首相の失権は遠くないと判断した場合には?)、意地でも正式な首脳会談には応じず。前述したように、非公式のプチ会談、会食や会議前後のテーブルでの対話、または立ち話などで終わる可能性がありそうだ。(-_-)
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最後に、「立ち話」で思い出したのだが。安倍首相が先月、ASEM(inミラノ)で久々にプーチン大統領と会って、10分間のプチ会談を行なったのだが。その際に、安倍首相はプーチン氏を座らせることにこだわったという。(@@)
『安倍晋三首相とロシアのプーチン大統領が17日午前(日本時間同日夕)に会談した時間は、わずか10分間だった。それも、会談が終了したのはアジア欧州会議(ASEM)首脳会議の開始時間を過ぎたギリギリのタイミング。首相がそれほど無理をしてまで会談にこだわったのは、ウ
クライナ情勢をめぐり冷え込んだ日露関係を立て直し、北方領土交渉を再び軌道に乗せたい執念の表れといえる。
「ウラジーミルと8カ月ぶりに話ができることをうれしく思う」
安倍首相は会談冒頭でプーチン氏をファーストネームで呼びかけ、プーチン氏も首相を「シンゾー」と呼んだ。日本側が「必ず座ってもらう」(首相同行筋)ともくろんだ通りソファに着席して行われ、とりあえずは首脳同士の親近感を演出することに成功した。 (産経新聞14年10月17日)』
それもあって、中国の近習平国家主席が、たとえ短時間でも安倍首相を座らせて話をしようとするのか、それとも立ち話で済ませようとするのか、その点にもめっちゃ注目しているmewなのだった。(@@)
THANKS
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