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31日も追及された江渡氏=国会内で2014年10月31日午前10時43分、藤井太郎撮影
<江渡防衛相>政治資金疑惑 説明に苦戦「ミス」「勘違い」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141031-00000118-mai-pol
毎日新聞 10月31日(金)22時15分配信
◇野党の追及が1カ月 野党は「作り話だ」と批判
江渡聡徳防衛相の資金管理団体から江渡氏本人への違法な寄付が発覚した問題を巡り、野党の追及が1カ月近く続く異常事態となっている。江渡氏は「秘書らに支給する人件費として一時的に預かり、現金で渡した」として事務的なミスだと強調する。だが、支給される当の秘書(会計責任者)が「寄付」と勘違いした−−という筋の通りにくい説明に、野党は「作り話だ」と批判している。【本多健】
31日の衆院安全保障委員会も荒れ模様だった。江渡氏は事前通告のあった質問にも「細部は確認していない」「答えは差し控える」と答弁。野党の反発で審議が2度中断した。野党側は「政策論議の妨げになる」として政治倫理審査会にかけることを提案したが、江渡氏は「事務的なミス」と抵抗した。
第2次安倍改造内閣で女性閣僚2人が辞任する事態を招いた「政治家とカネ」を巡り、最初に疑惑が浮上した閣僚が江渡氏だった。
同氏の資金管理団体「聡友会」の政治資金収支報告は当初、代表の江渡氏に2009年と12年、4回計350万円を寄付した−−と記載していた。事務所は今年9月の入閣直前、このままでは政治資金規正法違反だと気付いて訂正した。
江渡氏によると、管理団体の事務員から2人分の人件費として現金を預かり、毎回「仮の領収書」を渡した。この4枚の領収書を事務所が会計処理する際、「管理団体から江渡氏への寄付」と誤解して記載したという。
ところが、江渡氏は国会審議で、支払った相手の一人が管理団体の会計責任者である私設秘書(計150万円)だったと明かし、野党は色めき立った。
通常の秘書給与は口座振り込みだという。「なぜ現金で渡したのか」との質問に、江渡氏が「特別に慰労の気持ちを込めた」と説明すると、「慰労の気持ちのこもる自分への手当を、秘書が『寄付』と勘違いするのか」と追及された。
さらに、勤務表や源泉徴収票など2人の勤務実態を示す書類が作られておらず、「仮の領収書」の一部が見つからないことも判明。野党側は「答弁がコロコロ変わる」とゆさぶりをかけている。
江渡氏は野党から確定申告書の開示を要求され、「プライバシーの侵害に当たる」と拒否。「該当部分以外は黒塗りでいい」と迫られると、「人件費は詳しい内容まで報告書に記載する法的義務はない」と抵抗した。野党は「確定申告の時期だけでも示せ」と迫る戦術に出ている。確定申告は指定期限を過ぎても可能で、申告が問題発覚より後なら、使途の隠蔽(いんぺい)の疑いがある。
◇
政治家が政治団体から資金を引き出すルールは複雑だ。政治資金規正法は、自身が代表の政党支部からの「寄付」は認める。さらに、資金管理団体からの「寄付」は違法だが、「組織活動費」などの名目なら資金を政治家へ移せる。実際、江渡氏は12年までの3年間で1200万円を党支部と聡友会から合法的に受け取っている。
総務省によると、政党支部から政治家本人への寄付は政党の主要な活動の一つとみなされるが、資金管理団体は「政治家の財布」という性格から、私的流用とみられかねないという。いずれにせよ、合法的に資金を移しても最終的な使途が見えにくくなる点は変わらず、制度の見直しを訴える議員もいる。
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