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2014年10月31日
もうGPIF等々の公的資金をどれだけ株式市場に注ぎ込み、株高イコール支持率アップ作戦も、アップアップになり、臨終は秒読みに入っている。こうなると、総辞職か解散しか選択肢は残されていないだろう。安倍晋三が、再び腹の具合が、と言うのは躊躇うだろうから、総辞職はないわけで、解散が一番彼の心情に見合っているだろう。
自民党内でも、あそこまで感情むき出しの態度で、横柄な総理の姿は、統一地方選に多大の影響を及ぼすのは必定で、誰でもいいから、真っ当な穏健な保守の姿を地方の有権者にアピールしないと、驚くような選挙結果を見ることになるかもしれない恐怖で、安倍晋三を総理の座から引きずり下ろすモメントが働きだしている。既存の勢力全体に、安倍じゃヤバいことになるという強迫観念が広がりつつある。
以下の朝日名指し批判は最悪なようだ。正直、順回転が逆回転してきた。永田町の常識、内閣改造は命取りと云う格言は生きているようだ。おそらく、霞が関、警察、検察、メディア等々が、政治家の弱味を、それなりに把握して、いつ、その玉を有効利用しような手ぐすねを引いていたわけだが、ここにきて“一斉射撃”に出てきた。野党も、傷つく可能性はあるが、政権の座についている方の痛手の方が、百倍のパンチになる。おそらく、二閣僚の辞任に次いで、次々と醜聞、政治資金疑惑が浮上し、防御戦を余儀なくされる。
“人を責めることをやめられない首相”の体質は病的なのだから、防御戦は最も不得手な戦いであり、到底耐えられるとは思えない。以下の朝日の揶揄的な反論記事に、真っ当な答えを見出すのは至難な話だ。マスメディアすべてが報道した情報であり、ICレコーダにも残っているわけで、朝日を名指しする、情緒不安定、乃至は「朝日は潰すべき」と云う2ちゃん言説に乗っかる軽薄さが命取りになりそうだ。おまけのように、百田のツイートも出鱈目すぎて、国会喚問は当然の成り行きだろう。そこで、籾井以上の醜態を百田が晒すのは確実で、成り行きはかなり野次馬を喜ばせることになる。
これ以上安倍首相に踏んばられると、自民党の屋台骨が揺らぐわけで、もう二度と野党に戻りたくない自民党議員たちは、必死の安倍おろしに奔走しそうだ。どれ程、菅官房長官があの手この手を使おうと、限界がある。その上、安倍自身、消費税10%への引き上げ判断を、自らの責任で行うとは言いつつも、どうして良いのか判らない苦痛も抱えている。投げ時かな?と思う瞬間の数も増えている可能性はあるだろう。ここ2週間くらいが桶狭間だが、沖縄知事選の敗北後の解散は避けたいに違いない。
≪ 「撃ち方やめ」報道、首相側近「私が言った」 説明修正
朝日新聞や他の全国紙などが30日付朝刊で、安倍晋三首相が側近議員に「撃ち方やめになればいい」と発言したと報じたことについて、首相は30日午前の衆院予算委員会で、 朝日新聞だけを名指しして「捏造(ねつぞう)だ」と発言した。朝日新聞などは、29日に首相と側近議員の昼食会の様子を出席者に取材するなどして記事化し た。しかし、朝日新聞が取材した出席者は30日夕、「撃ち方やめ」は自分の発言だったと述べ、首相の発言だとしていたこれまでの説明を修正した。
この出席者は29日の昼食会後、複数の報道機関の記者に対して首相の発言として説明していた。朝日新聞は30日付朝刊4面で「首相『撃ち方やめになれば』」の見出しで、首相が29日の側近議員である萩生田光一総裁特別補佐と山本一太前科学技術担当相との昼食会で、民主党の枝野幸男幹事長をめぐる政治資金問題が発覚したことを受け、「これで撃ち方やめになればいい」と発言したと伝えた。
だが、首相は30日午前の衆院予算委で枝野氏の質問に対し、「きょうの朝日新聞ですかね、『撃ち方やめ』と私が言ったと報道が出た。これは捏造です。朝日新聞は安倍政権を倒すことを社是としていると、かつて主筆がしゃべったということです。私に確認すればすぐ分かることです。私が言ってもいない発言が出ているので、大変驚いたところです」と発言した。
朝日新聞が取材した出席者は30日夕、複数の報道機関の取材に、「私が『これで、撃ち方やめですよね』と言ったら、総理たちも理解を示した」と、これまでの説明を修正した。
また枝野氏は同日午後の記者会見で、「産経新聞、毎日新聞、日本経済新聞、共同通信、そして朝日新聞が報道している」と指摘。「一般的に考えて、これだけ各社そろって同じ報道をしているということは、捏造だと主張する側に証明する責任がある」と述べた。
朝日新聞が菅義偉官房長官に30日午後の記者会見で政府の見解について聞いたところ、菅氏は「首相自身が自分の言っていないことを書かれたからそう言ったのじゃないかと思う。政府の立場で申し上げることは控えるべきだと思う」と語った。
◇ ■記事の「捏造」ありません
《朝日新聞東京本社報道局の話》 記事は意図的に話をつくった捏造ではなく、取材にもとづいて書いたものです。また、朝日新聞社に「安倍政権を倒す」という社是はなく、主筆が話したこともありません。 ≫(朝日新聞)
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