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2014年 10月 31日
昨日30日には、衆院予算委員会の集中審議が行なわれた。(・・)
午前中、TVをつけたら、たまたま民主党の枝野幹事長が質問をしていたのだけど。mewは、安倍首相の発言に、ちょっとビックラした&唖然とさせられた・・・そして、ひとりの国民として情けなく感じたところがあった。_(。。)_
安倍首相が、質問と直接関係がないのに、いきなり枝野氏が「殺人、強盗などを行なった革マル派が関わる団体から献金を受けていた」(「殺人を行なった革マル派」というフレーズを、もう1回言って強調していた)とか、「(撃ち方やめの記事は)朝日新聞の記事は捏造だ」「朝日は安倍政権を倒すことを社是としている新聞だ」とか、言いまくっていて。
しかも、自民党の委員席から拍手や笑いを受けて、実に得意げに&嬉しそうにしていたからだ。(~_~;)mittomonai
<先に言えば、この「撃ち方やめ」の記事を、mewは読売系の「スポーツ報知」で見た(前記事にアップ)のだけど。これは安倍側近が情報源になっていたようで、複数の新聞が掲載していたとのこと。あとで安倍側近が、自分の発言だったと修正をしたという。(後述)>
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う〜ん、一国の首相が(それも、TV中継がはいって、一般国民も見る日に)行なう答弁としていかがなものかと。もしmewが自民党支持者だとしても、「こんなネトウヨみたいな首相はイヤだ!」って嘆いてしまいそうなのだけど。^^;
<まあ、見方によれば、閣僚問題で劣勢に立っている安倍首相が、反転攻勢をかけてキャンキャン吼えたのかなとも言えなくないんだけどね。(~_~;)>
でも、そのmewが問題があると思った発言を、夕刊フジがこんな風に持ち上げる記事を出していたのを見て「これじゃあな〜」と、尚更に情けなくなってしまうところが。_(。。)_
以前から書いているように、安倍晋三氏には、ネトウヨ気質があって。大嫌いなサヨクをやり込める(やり込めた気になる)発言を公の場で行なうことで、超保守やネトウヨが喜んだり、「よく言った」と誉めてくれたりしてくれると、「してやったり」と嬉しくなっちゃうようなタイプなのだけど。一国の首相になっても尚、その気質を押さえることができないようなのだ。(>_<)
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<注・この記事に記されているほどには、安倍首相が優勢な感じで質疑が展開していたわけではないのだけど。夕刊フジの記者には、そう見えるらしい。^^;>
『衆院予算委員会は30日、安倍晋三首相らが出席して「政治とカネ」問題などの集中審議を行った。論客として知られる民主党の枝野幸男幹事長が論戦を挑んだが、自身の政治資金収支報告書の記載漏れに加え、左翼過激派「革マル派」が浸透している団体からの献金問題を引き合いに大反撃され、タジタジに。安倍首相の矛先は宿敵である朝日新聞にもおよび、「報道は捏造(ねつぞう)」という痛烈な発言まで飛び出した。
安倍首相「殺人や強盗や窃盗や盗聴を行った革マル派活動家が影響力を行使しうる、指導的立場に浸透しているとみられる団体から、枝野氏は約800万円の献金を受けていた」
枝野氏「私は、首相も社会的な存在として認める連合(日本労働組合総連合会)加盟の産別とはお付き合いをしているが、そうした所の中にいろんな方がいる…」
余裕たっぷりの安倍首相とは対照的に、枝野氏の表情が一気に青ざめた。枝野氏は「(政府・与党と付き合いがある)経済団体の中に、犯罪行為を犯す企業が加入しているケースもある。だからといって経済団体の幹部と会わないのか」と反撃を試みたが、劣勢は明らかだった。
精いっぱいオブラートに包んだ「いろんな方」という表現に与党側からは失笑が漏れ、ネット上では「安倍首相も大きく成長した。まさか革マル発言で追い込むとは思わなかった」との“称賛”の声も起きた。
夕刊フジが29日に詳報した関連政治団体の不透明収支に批判が集まるなか、「政治とカネ」問題で政権を追及したところで、「説得力を欠く」(民主党中堅)のは避けられない。
実際、枝野氏の「政治とカネ」に関する質問は、安倍首相に見事にかわされてしまった。
枝野氏「首相が、近い議員に『誹謗中傷合戦は止めるべきだ』『撃ち方やめになればいい』と述べたと報道されている。事実関係をお答えください」
安倍首相「今日の朝日新聞ですね。そういう報道がありました。これは捏造です。朝日新聞は安倍政権を倒すことを社是としている、と前主筆が語ったという。私に確認もないまま、言ってもいない発言が出ているので驚いた」
閣僚の不祥事続出で逆風だった安倍首相だが、完全に戦闘モードに戻ったようだ。(夕刊フジ14年10月30日)』
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でもって、朝日新聞は、この安倍首相の「捏造」発言に、早速、反論する記事を掲載していたです。
『朝日新聞は30日付朝刊4面で「首相『撃ち方やめになれば』」の見出しで、首相が29日の側近議員である萩生田光一総裁特別補佐と山本一太前科学技術担当相との昼食会で、民主党の枝野幸男幹事長をめぐる政治資金問題が発覚したことを受け、「これで撃ち方やめになればいい」と発言したと伝えた。
だが、首相は30日午前の衆院予算委で枝野氏の質問に対し、「きょうの朝日新聞ですかね、『撃ち方やめ』と私が言ったと報道が出た。これは捏造です。朝日新聞は安倍政権を倒すことを社是としていると、かつて主筆がしゃべったということです。私に確認すればすぐ分かることです。私が言ってもいない発言が出ているので、大変驚いたところです」と発言した。
朝日新聞が取材した出席者は30日夕、複数の報道機関の取材に、「私が『これで、撃ち方やめですよね』と言ったら、総理たちも理解を示した」と、これまでの説明を修正した。
また枝野氏は同日午後の記者会見で、「産経新聞、毎日新聞、日本経済新聞、共同通信、そして朝日新聞が報道している」と指摘。「一般的に考えて、これだけ各社そろって同じ報道をしているということは、捏造だと主張する側に証明する責任がある」と述べた。
朝日新聞が菅義偉官房長官に30日午後の記者会見で政府の見解について聞いたところ、菅氏は「首相自身が自分の言っていないことを書かれたからそう言ったのじゃないかと思う。政府の立場で申し上げることは控えるべきだと思う」と語った。
◇
■記事の「捏造」ありません
《朝日新聞東京本社報道局の話》 記事は意図的に話をつくった捏造ではなく、取材にもとづいて書いたものです。また、朝日新聞社に「安倍政権を倒す」という社是はなく、主筆が話したこともありません。(朝日新聞14年10月30日)』
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ただ、安倍首相は、こんな発言をしちゃうほど、追い詰められている&かなりストレスが貯まっているのかも知れない。^^;
これは『苦境の安倍、小渕議員切りと野党攻撃で、任命責任回避&国会逃げ切りを模索かhttp://mewrun7.exblog.jp/22526156/』のつづきになるのだが・・・。
昨日30日には、何と東京地検特捜部が、小渕優子氏の後援会事務所や元秘書の自宅など4箇所に強制捜査(家宅捜索)を行なったとのこと。 (゚Д゚) (*1)
通常であれば、特に国会議員の事件などを捜査する場合には、何人もの関係者から任意の聴取などを慎重に行なって、それ相当の確信を得てから強制捜査に乗り出すものだし。(強制捜査=裁判所から令状をとって、身柄の拘束や家宅捜索などを行なうこと。)
mewは、さすがに今国会の開会中は、強制捜査まではしないのかな〜と思っていたのだけど。
特捜部は、既にかなり周辺の聴取や捜査を行なって確信を得ていたのか、それとも証拠隠滅などのおそれが大きいと考えたのか、小渕氏の事務所の家宅捜索まで行なったわけで。
ここから一気に捜査が進められる可能性がある。(~_~;)
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しかも、前記事にも書いたように、今週にはいって、党内や保守系メディアから、小渕氏の議員辞職論が出るようになっていて。
mewは、安倍官邸&自民党幹部が、捜査に関する情報を得て、コトが大きくなる前に、早く小渕氏を安倍自民党から切り離しておきたいと考え、間接的に小渕氏に自らの議員辞職を促そうとしているんだろうな〜と思っていたのだけど・・・。
ところが、小渕氏は昨日、議員辞職をしない意向を明らかにしたという。(**)
『小渕氏は30日午前、所属する自民党額賀派幹部に電話で「国会議員の本来の職務と使命を全うする」と伝えた。同派会長の額賀福志郎元財務相は「辞職はあり得ない」と擁護。同党の谷垣禎一幹事長は、小渕氏が経産相辞任時に調査を約束したことに触れ、「取り組みを見守る段階ではないか」と述べ現段階で辞職は不要との考えを示した。(時事通信14年10月30日)』
『「国会議員としてのそういう責任を果たすことが、大事だと考えています。『辞意の公算高い』とか、そういうことは私自身はありえないと思います」(自民党額賀派 額賀福志郎会長)
額賀氏はこのように述べて、今の段階で小渕氏が議員辞職する必要はないという考えを示しました。額賀氏は、これに先立つ議員グループの会合で、「長い間小渕氏とは研さんを積んできた仲間だ」とした上で、「皆さんとともに、冷静に、しかも温かく見守っていきたいと思う」と強調しています。(TBS14年10月30日)』
『小渕氏の事務所はコメントを発表し、「ご心配をお掛けしたことをおわび申し上げる」と陳謝するとともに、議員辞職を検討しているとの一部報道を「誤報」と断じた。その上で「刑事告発を受けたことを真摯(しんし)に受け止め、捜査要請に対してはきちんと協力するよう指示している」と強調した。(時事通信14年10月30日)』
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小渕氏自身は、閣僚を辞任をした際の会見で公言した「第三者による調査」をしっかり行ない、調査結果をきちんと報告することで、国会議員としての使命、責任を果たしたいと考えていた様子。
とはいえ、検察による強制捜査がはいったことから、関連する書類は全て押収される可能性が大きいことから、この「第三者による調査」を進めるのは困難になると思うのだが・・・。
国会議員の職についたまま、検察の捜査に協力する方針でいるようだ。(・・)
ただ、もしかしたら、小渕氏(&周辺?)の中では、管理責任は認めつつも、「自分は本当に知らなかった」「だまされた」という思いも強いのかも知れず。
辞任会見で、記者から話が出ていたように、他の閣僚のスケープゴートとして「狙われたのかも」と疑心暗鬼になっている部分があるかも知れない。^^;
さらに、もし自分が議員辞職した後、父の代から守って来た選挙区がどうなるのかという点も、気になっている可能性がある。(~_~;)
というのも、群馬県は、超自民党王国で。福田赳夫・中曽根康弘・小渕恵三・福田康夫氏などの歴代首相を含め、かねてより自民党の有力議員や候補者がひしめき合い、激しい争いを繰り広げているところで。
今、参院5期の中曽根弘文氏(康弘元首相の長男)や、参院4期の山本一太氏(安倍首相の弟分)も、衆院への鞍替えを狙っていると言われているからだ。(@@)
<首相になるためには衆院議員であることが必須条件みたいになっているので、特に中曽根氏&周辺は鞍替えのチャンスを伺っているという話が。^^;
中曽根氏と小渕氏は、地盤が一部重なっていて。小渕氏の秘書が選挙区民にワインを渡していたとTVなどで告発した人は、中曽根支持者だったという週刊誌の記事も出てたです。(~_~;)>
小渕氏が所属する額賀派の長である額賀福志郎氏が、わざわざ報道陣のカメラの前に出て、「辞職はあり得ない」と強調したり、派閥の会合で「温かく見守っていきたい」と支援を呼びかけたりしたのも、このような事情や疑念を共有してのことかも知れない。(・・)
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しかも、今、党内第二派閥の額賀派(平成研究会)は、もともと安倍首相が属する町村派(清和会)のライバルで、長い間、やり合って来た間柄なのである。(@@)
額賀派は、12年の総裁選では、同派を抜け、派閥政治批判を展開していた石破茂氏のことを快く思っていなかったため、安倍晋三氏の支持に回ったのであるが。安倍氏は総裁、首相になった後、額賀派をさほど重視しようとせず。額賀氏や同派幹部などの意見にも耳を傾けようとしないことから、だんだん安倍首相に対する反発が募っている様子。
近時は、石破氏が額賀派の幹部と手打ちをして、来年の総裁選で「安倍倒し」に走るのではないかとの話も流れるようになっていた。<で、安倍首相が、対抗策として石破氏を幹事長から外したのではないかと見られている。^^;>
小渕氏の閣僚辞任&議員辞職の話を一つとっても、そのウラには、邪推し始めたら&書き始めたらキリがないくらい、色々とドロドロしたものがあるような感じなのだけど。(~_~;)
いずれにせよ、安倍首相にしてみれば、小渕氏が議員を続けるのは大迷惑なことであるわけで。特捜部の捜査のニュースが、新聞やTVに出るたびに、ブル〜な気分になるのではないかな〜と察する。(・・)
<官邸や党幹部の中には、議員辞職しない場合、小渕氏に離党を促すか、小渕氏を除名などの処分に付すことを考えている人もいるとか。ただ、額賀派が簡単に離党を認めるか、また処分を受け入れるかビミョ〜なところだ。^^;>
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安倍首相のストレスのネタは、まだまだたくさんある。(・・)
安倍内閣の閣僚の問題は、小渕氏にとどまらず、次々とオモテに出ていて。メディアの反転攻勢もあってか、いつこの流れが止まるのかわからないような状況だし。
<『メディアも反転攻勢で安倍ピンチに〜宮沢のSMバー・東電株問題+小渕に新疑惑http://mewrun7.exblog.jp/22509162/』
『安倍閣僚の不祥事スキャンダルが止まらず〜宮沢、西川、有村、望月に新問題http://mewrun7.exblog.jp/22520318/』>
アベノミクス第三の矢の目玉で、アレコレの利権が絡んでいる「カジノ法案」が、公明党や自民党の一部の反対もあって、頓挫しそうになっている。(-_-;)
経済系で厳しい数字が続いていることから、消費税増税の判断がますます難しくなっているし。<身近でも「増税実行派vs.先送り派」の争いが激化していて、板ばさみ状態にあるし。^^;>
昨日、公示された沖縄県知事選で、自民党推薦の仲井真知事が勝てる見込みも乏しい。(~_~;)
さらに(これらに関しては、別立てで書きたいと思うけど)安倍政権のウリにするはずだった北朝鮮の拉致調査も、全く進展せず。11月のAPECで中国、韓国と首脳会談を実現できるメドもいまだに立っておらず・・・。
mewから見ると、まさに四面楚歌のような状況にあるのだ。(>_<)
それでも、いまだに安倍内閣の40〜50%台の支持率があるのが、mewは不思議でならないのだけど。(-_-;)
この状態が続けば、おそらく自民党内からもだんだん「安倍おろし」の動きが出て来るのではないかと思うし。
野党やメディアは、政府&自民党の逆ギレ攻撃や圧力にめげることなく、さらなる攻勢をかけて欲しいと願っているmewなのだった。(@@)
THANKS
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