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<日朝協議>調査進展の見通しなく…家族会は結果に不満
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141031-00000003-mai-pol
毎日新聞 10月31日(金)0時39分配信
安倍晋三首相は30日夜、平壌での日朝協議について北朝鮮が「過去の調査結果にこだわらない」という方針を示したことを明らかにした。日本側は平壌に派遣した政府代表団が特別調査委員会幹部と会談できたことを一定の前進と受け止めている。ただ、北朝鮮が従来の調査を白紙に戻しただけでは、新たな結果の提示につながる保証はない。次回協議の日程も確定しておらず、調査が大きく進展するかどうかの見通しは立っていない。
首相は30日の衆院予算委員会で「かつて北朝鮮側が日本に伝えてきた(拉致被害者)8人死亡の資料はそれぞれ疑問がある。あの時の立場を白紙に戻すよう改めて伝えることが今回の目的だ」と強調した。
北朝鮮は2002年9月、政府認定拉致被害者について「8人死亡」とし、他の被害者は「未入国」との調査結果を提示した。04年にも再調査に応じたが、結果を覆すことはなかった。日本側が詳細な説明を求めても「拉致は特殊機関が実施したため調査に限界があった」との説明に終始。その際、横田めぐみさんのものとされる「遺骨」や死亡記録など資料も提出したが、政府は鑑定の結果「説明を裏付けるものは皆無」と結論づけた。
日本側は9月の日朝外務省局長級協議で2回の調査を挙げ「これまでのような資料では、国内世論は到底、納得できない」と主張。今回、北朝鮮側は「特殊機関に対しても徹底的に調査を行う」とも説明しており、日本側の主張に配慮を示したものとみられる。政府筋は「調査を真剣にやっていると伝える意味があったのだろう」と分析したが、今回の協議で安否情報についての提示はなかった。
政府が認定する拉致被害者家族会の飯塚繁雄代表は30日夜、埼玉県上尾市で報道陣の取材に応じ「認定被害者が亡くなっているとの前回報告が間違っていたというなら一番いいが、『過去の調査結果にこだわらない』という言い方は意味がわからない。(北朝鮮に対し)もう少し強く出てほしかったという思いはある」と政府の対応に不満を示した。
その上で、飯塚代表は「我々が求めているのは結果。時間をかけていてはこの交渉は失敗と言うしかない。きちんとスケジューリングして、北朝鮮にもそれを示してほしい」と求めた。【福岡静哉、川畑さおり 】
◇
<日朝協議>首相「新しい角度で調査すると聞いた」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141030-00000129-mai-pol
毎日新聞 10月30日(木)22時6分配信
安倍晋三首相は30日夜、平壌で28、29両日行われた政府代表団と北朝鮮の特別調査委員会との協議内容について伊原純一外務省アジア大洋州局長から首相公邸で報告を受けた。首相はその後、「北朝鮮側から、過去の調査結果にこだわらず、新しい角度から調査を深めていくという方針が示された」と記者団に説明した。政府は31日、拉致被害者家族に内容を伝える。
首相は記者団に対し、「(北朝鮮から)特殊機関に対しても徹底的に調査を行うとの説明があった」と語った。「拉致問題解決に向けた日本の強い決意を、北朝鮮の最高指導部に伝えた」とも述べた。
そのうえで「『対話と圧力』『行動対行動』の原則にのっとった基本方針のもと、拉致問題の解決に今後も全力を尽くしていく」と強調。協議の具体的な内容については、31日に菅義偉官房長官が説明するとして踏み込まなかった。
北朝鮮が言及した「過去の調査」とは、2002年と04年の調査を指すとみられる。これに関連し、政府関係者は30日夜、今回の訪朝で北朝鮮から拉致被害者の安否情報の提供はなかったことを明らかにした。
政府代表団は特別調査委員会の徐大河(ソデハ)委員長(国防委員会安全担当参事兼国家安全保衛部副部長)らから再調査の状況を聴取し、「拉致問題が最重要課題」との日本政府の立場を伝達。北朝鮮が調査を迅速に実施し、結果を報告するよう求めた。30日に北京経由で帰国し、そのまま首相公邸で首相に報告した。【高橋恵子、田中裕之】
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