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安倍総理の逆鱗に触れても「松島みどり」前法相は辞任に抵抗した!〈週刊新潮〉
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20141029-00010001-shincho-pol
BOOKS&NEWS 矢来町ぐるり 10月29日(水)11時57分配信
安倍内閣の“目玉”どころか、野党に攻撃の“目玉”を与えてしまった格好である。団扇配布問題で法務大臣を辞任した松島みどり議員(58)だが、直前まで辞めたくないと抵抗したというのである。
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赤いスーツがトレードマークで“赤いみどり”の異名を持つ松島議員だが、10月20日の辞任会見には白いスーツ姿で臨んだ。
「白で身の潔白を表わそうとしたのか、それとも白旗の意味か不明ですが、納得して辞めたわけではないことは確かでした。配布した団扇は、あくまでも“討議資料”で、公選法違反の“有価物ではない”と強調していましたが、言葉の端々に無念さが滲んでいました」(政治部記者)
無念なのも無理はない。やっとのことで手にした大臣ポストなのである。
「大臣に推薦すると内々に伝えられていた松島さんは、組閣の1週間ほど前の町村派の合宿で、派閥幹部に“私は何の大臣になるんですか。教えてください”と詰め寄っていました。周囲が“そんなに躍起にならなくてもいいじゃないか”と言っても、“ドレスの仕立てとか早くしなければいけないのよ。何大臣か知りたい”と聞く耳を持たなかった。どの大臣になるのかと、ドレスの関係はよくわかりませんがね」(町村派所属議員の一人)
大臣認証式で着るドレスのことが気がかりで仕方がなかったようだが、若い時分から目立つことが大好きな人だった。
「東大時代は野球部のマネージャーになりたかったが断られたので、応援部に押しかけて、東大初のチアリーダーになった。松島さんが応援部に入る前は東京女子大などの学生に応援を頼んでいたのですが、松島さんは彼女たちを追い出してしまった。野球部の連中は、“あいつのせいで可愛い子がいなくなった”と嘆いていました」(東大時代の知人)
彼女は大学を卒業後、朝日新聞社に入社した。
「経済部記者でしたが、政経交換という記者の交換制度で政治部記者になった。森喜朗番をやっている時、政治家にどうか、と声をかけられ、候補者公募に応募した」(朝日新聞OB)
1996年に東京14区から初出馬するも落選。2000年に初当選を果たしたが、09年に再び落選……、というように当落を繰り返してきた。それだけに地元回りは欠かせない。
「選挙区の墨田、荒川区は夏に盆踊りが100カ所ぐらいで開かれていますが、松島議員は隈なく回っています。問題の団扇を配り始めたのは3年ぐらい前で、10年ほど前から新年会で自分の写真入りのカレンダーを配っていました。それが見逃されていたので、団扇も大丈夫だろうと思ったんでしょう」
とは荒川区議の一人。
「団扇は最初の年は100本程度でしたが、それが翌年には1000本単位になり、今年は2万本作ったようです。配布が公職選挙法に触れることは区議でも知っている。確信犯ですよ。盆踊り会場に、秘書が団扇の入った段ボール箱を持って先乗りして住民に配る。そこに松島議員が到着して、団扇が残っていたりすると秘書たちを怒鳴りつけていました」
■省内で総スカン
そんな松島議員が入閣を果たすことができたのは、
「最初は橋本聖子の名前が挙がっていたが、途中で消え、お鉢が回ってきたからです。当選4回の彼女は、女性というだけで大臣になったようなもの」
とは先の政治部記者だが、松島新大臣は就任当日から物議を醸した。
「初登庁した時、出迎える職員が少ない、と怒って引き返して行った。実は法務省は慣例で、新大臣を庁舎の入り口ではなく大臣室で迎えることになっている。あの日も、役所の幹部は揃って待っていた。ところが、誤解をして事務所に帰ってしまったのです」
こう言うのは官邸記者。
「その後も、規則で禁じられているストールを着用して参院本会議に臨んだり、書類の文字を大きくしろと命じたり、大臣室に出入りする職員に名札を付けさせたりとやりたい放題で、省内で総スカンになりました」
さらに問題発言も。
「周囲の官僚が大臣のために答弁書を用意していたのですが、彼女はそれを見ることもなく、自分の思いつきで答弁してしまった。結果、団扇であることを自ら認めるようなことになった。加えて団扇問題を巡る野党の追及を“雑音”と言ってみたり。安倍総理も“あんなに酷いとは思わなかった”と怒っていたようです。しかし、本人は辞めるとは考えていなかった」(同)
風向きが変わったのは、10月17日だった。
「民主党が彼女を公職選挙法違反の疑いで東京地検に告発したからです。検察は告発を受理せざるを得ないが、法務大臣の“部下”である検察が“上司”を捜査することになる。そんなことができるわけがない。告発された同じ日、小渕優子経産相が辞意を首相周辺に伝えた。菅官房長官はこの際、松島大臣も同時に辞めさせた方が良いと判断したみたいです」(同)
政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏は言う。
「菅官房長官は直接、松島さんに引導を渡してはいませんが、派閥を使って説得したようです。彼女は“こんな問題は事件性がない”“立件できない”などと強気に主張して辞任に抵抗したみたいです」
だが、抵抗もそこまで。
「日曜日の19日、赤坂のホテルで安倍総理と菅官房長官が会談しています。そこで、松島大臣を辞めさせることが決まった。その日のうちに、彼女に、“明日午後に公務をキャンセルして官邸に来るように”との連絡が入った。その時、彼女もその意味がわかったでしょう」(前出・政治記者)
翌日午前11時57分、NHKテレビに〈松島法相辞任へ〉のテロップが流れた。
「官邸が情報を流したと考えられる」(同)
11月4、8日に予定されていた地元墨田区のホテルでの大臣就任祝賀会は、急遽キャンセルされた。
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