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今回の訪朝の唯一の成果は同行記者の取材拒否事件が起きたことだ
http://www.amakiblog.com/archives/2014/10/30/#002974
2014年10月30日 天木直人のブログ
わかりきっていたとはいえ、これほど成果のない訪朝に終わるとは、さすがの私も想定外だ。
伊原拉致問題訪朝団のことである。
日刊ゲンダイは「まるでマンガだ」、「これほど屈辱的な外交は日本の歴史上はじめてだ」と書いていたが、まったくその通りである。
しかし、ひとつだけとても重要な成果があった。
私だけしか書けないことである。
それは北朝鮮がTBSの同行記者を取材拒否してくれた事だ。
きょう10月30日の各紙が小さく報じている。
すなわちTBSの同行記者が28日に報じた内容が、北朝鮮を批判する内容であったので、北朝鮮が事情聴取を求め、29日の取材ができなかったというのだ。
どの報道も、この記者が誰であり、どのような内容が北朝鮮にとって不利とみなされたか、書いていない。
ならば私が言う。
私の記憶が正しければ、この記者は法亢という女性記者で、あの5月末のストックホルムでの日朝局長級協議を報じた際、この協議は、拉致問題の解決について話し合ったのではなく、はじめからどうやって協議結果を内外に発表するか、その説明ぶりばかりを日朝で相談していた、とテレビの前で暴露した記者だ。
それ以来、北朝鮮はこの記者を警戒していたのだ。
同じ事を報じられたらたまらないのだ。
私はたまたま28日のその記者の報道ぶりを聞いていたが、北朝鮮批判などしていなかった。
それでも取材拒否された。
日本政府は本来ならもっと激しく抗議しなければいけない。
産経新聞記者の朴大統領侮辱事件とは異なり、今度の取材拒否は、外交そのものの取材拒否だ。
日朝交渉そのものにかかわる重大な取材拒否だ。
しかし日本政府やTBS社長には、本気で抗議する気配はない。
見ているがいい。
このTBS記者の取材拒否問題は、これ以上大きくならず、立ち消えになるだろう。
これを要するに、拉致問題にをめぐる日朝協議は、あの5月のストックフォルム協議以来、すっかり日朝両政府の合作による八百長芝居になってしまったということだ。
もちろん日本のメディアも、それにどっぷり加担しているのである(了)
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