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永田町に解散風?
http://blog.livedoor.jp/analyst_zaiya777/archives/52664924.html
2014年10月29日 在野のアナリスト
昨日、産経にスクープがないとしましたが、どうやらフジ産経グループは民主党の醜聞探しに躍起だったようです。民主、枝野幹事長の政治資金収支報告書の問題をだしてきました。ただ小渕氏の問題と、決定的に異なるのは収支報告書の問題に留まる点です。産経は『幹事長として』や『弁護士』として、責任があるといった論調をとりますが、閣僚の責任の方が大きいことは、論を待ちません。国会追及の手が弱まる、と語る人もいますが、例えば枝野幹事長が辞職すれば、閣僚はなぜ辞職しないのか? と追求できますし、それこそ枝野氏が潔く身をひく、として議員辞職したら、自民は沈黙せざるを得なくなります。そこまでの瀬戸際戦術を、現時点で民主がとるとは思えませんが、いくら民主の醜聞を探しても、自民に何の得もありません。
今回の動きで気になるのが、望月環境相の説明です。賀詞交歓会やゴルフ大会など『実行委員会』なる、怪しい組織をかませば収支報告書に記載しなくていい、とします。しかしそれこそ違法な金集めの場になりかねず、実行委員会があれば、収支の合わない会合を開き放題、という話になります。特に望月氏のケースは『後援会』が銘として謳われた会合であり、そんな怪しげな組織が開催したとは、参加者も考えていないでしょう。いずれにしろ、こうした別組織を立ち上げ、収支報告書への記載逃れするケースを、即刻法律で禁止しなければいけませんし、これを前例としないためにも、望月氏には如何なる状況であれ、記載するよう迫るべきなのでしょう。
そんな永田町に、解散話が浮上しています。急速に支持を失う安倍政権が、党内引き締めのために解散風を吹かせている、というのです。しかしこの解散は、安倍氏の一人負けになる公算が強く、それが党内の結束固めにならない点が重要です。恐らく、今解散、総選挙をすると、自公は議席を落とすものの過半数は維持するでしょう。一方で、野党は議席を増やす。自公でも地盤の弱い、若手が落ちるだけで、旧勢力は依然として残るのですから、痛し痒しです。むしろ、解散が失敗だったとして安倍政権下ろしが公然とできる。逆にやって欲しいとすら考えている。
野党も議席がふえて、次の総選挙への布石となる。野党共闘の話し合いを急ピッチですすめねばならず、そこに不安があっても、野党も解散はウェルカムです。つまり安倍氏が首相の座から下りるだけ、になりかねない。しかも財務省にとっては、安倍氏が仮に解散に打ってでるとしても、増税判断が先。むしろ増税してその審判をうける、として解散して欲しい、と考えている。しかしそうなると、年をまたぐか、年明けになります。そうなると予算審議に影響する。どちらにしても、財務省は面白くない。結局、安倍氏だけが不利益を被るのが、年内解散です。こういう話は、誰が流すにしても、メリット・デメリットを正しく考察してみれば自ずと結果は見えます。
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