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記者団の取材に応じる民主党の枝野幹事長=29日午前、国会
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20141029/plt1410291700004-n1.htm
2014.10.29
民主党の枝野幸男幹事長(50)の関連政治団体の政治資金収支報告書に、不透明な収支が発覚した。2011年に選挙区内で開いた「新年会」の会場費として207万5000円を支出しながら、会費収入に関する記載がないのだ。団体側が負担していた場合は有権者への利益供与を禁じた公職選挙法に、記載漏れなら政治資金規正法に抵触する可能性がある。閣僚の「政治とカネ」の問題で安倍晋三政権への攻勢を強める民主党に、また“ブーメラン”が跳ね返ってきた。
問題の政治団体は「アッチェル・えだの幸男と21世紀をつくる会」(さいたま市大宮区)。
同会の政治資金収支報告書によると、「新年会」は、枝野氏が菅直人政権の官房長官を務めていた11年2月18日、選挙区(衆院埼玉5区)内にある老舗結婚式場で開かれた。この会費収入が記載されていない。
経産相を辞任した小渕優子氏のケースでも、08年と09年に観劇費計約2700万円を支出しながら、会費収入が政治資金収支報告書に記載されていなかった。枝野氏も、同じ構図ではないのか。
夕刊フジが28日午前、議員会館にある枝野氏の事務所に事実関係の確認を求めると、「時節柄、きちんとお答えしたいので、待ってほしい」と返答があった。7時間以上が過ぎた午後6時ごろ、枝野氏が事務所に入った。担当者から説明を受けているようだ。約30分後、事務所を出てきた枝野氏を直撃した。
──どう受け止める
「事務所できちっと説明しますから。逃げも隠れもしない」
──要職にありながら、収支が不透明だ
「それも含めて、私のコメントを含めて、事務所で対応しますので…」
──進退に影響するか
「すべて、私のコメントを含めて、事務所でお答えします」
枝野氏はそう答え、足早に立ち去った。
この後、事務所内で担当者が取材に応じた。説明の概要はこうだ。
「新年会」には支持者ら487人が参加し、計243万5000円(1人5000円)の会費を徴収したが、報告書への記載を漏らしてしまった。提出前、税理士から不記載を指摘され、報告書を作り直したが、何の手違いか修正前のものを提出してしまった。すぐに訂正の処置をとる。別の年の報告書ではきちんと記載している。単なるミスで意図的な虚偽記載ではない−。
こうした説明と合わせて、枝野氏本人の「記載漏れが生じましたことに反省をしており、今後、そのようなことがないように事務所内の規律を一層高めてまいります」とのコメントもペーパーで手渡された。
枝野氏側の説明の通りだとすれば、法律に抵触する可能性はあるのか。
元東京地検特捜部副部長の若狭勝弁護士は「意図的に記載しなかったのであれば(政治資金規正法上の)虚偽記載にあたるが、ケアレスミスなら法違反で処罰される可能性は低い。記載漏れが1年分だけなので、枝野氏側の言い分は説得力を持つ」と語る。
とはいえ、枝野氏は法律に精通する弁護士であり、「新年会」の開催時は官房長官として、行政を統括する高い地位にあった。現在は民主党幹事長として、閣僚の政治資金問題を厳しく追及している。自分については「手違い」「単なるミス」ですまされるのか。
政治評論家の浅川博忠氏は「与野党を問わず、政治資金収支報告書の作成が非常にずさんであることが明らかになってきた」といい、続けた。
「衆院で30日に『政治とカネ』の集中審議が行われるが、政府・与党は『野党も五十歩百歩だ』と反論するだろう。民主党など野党の攻撃の矛先も鈍るのではないか。スキャンダル合戦ではなく、報告書の記載に不備があった場合、罰則を科すような法律改正に取り組むことが重要だろう」
◇
■記載漏れ認め謝罪
枝野氏は29日午前、政治資金収支報告書の記載漏れについて、国会内で記者団の取材に応じ、「細かく付き合わせることが十分でなかった」「ご心配、ご迷惑をおかけすることをおわびする」と謝罪した。
取材でミスに気づいたのかと問われ、「はい。そうです」と語った。
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