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石破茂氏の名前も/(C)日刊ゲンダイ
ポスト安倍の動き封じ込め…官邸が流す「11・19解散説」
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/154487
2014年10月29日 日刊ゲンダイ
盤石だった安倍首相の足元が揺らぎだした途端、案の定、自民党内が「ポスト安倍」で動きはじめている。
自民党議員が集まると「もうひとり大臣が辞めたら安倍政権は終わりだ」「首相の体調はもつのか」「ポスト安倍は誰だ」といった会話を交わしている。長期政権が前提だった2カ月前には考えられなかったことだ。
「はやくも“ポスト安倍”に谷垣禎一、麻生太郎、石破茂の3人の名前が挙がっています。とくに麻生さんは、ヤル気満々。首相の健康不安を見越して“花道退陣”のシミュレーションまで練られています。消費税10%を決定した後、12月中旬に辞任するというシナリオです」(自民党関係者)
党内がザワつきはじめたことは、安倍官邸も把握している。「ポスト安倍」の党内の動きを封じるために、官邸サイドが流しているのが「年内解散」だ。
「安倍首相が力を失いはじめたことで、党内からは“大臣を選んだ首相にも責任がある”という批判の声が公然と上がりはじめている。放置しておくと、大きくなる恐れがある。そこで安倍官邸が流しているのが、年内解散です。本来“伝家の宝刀”である解散権は、野党を脅すために使うものですが、党内に向けて使っている。もし、ガタガタするようなら、解散するぞ、という脅しです。怖いのは、解散風は一度吹くと止まらないということです。安倍首相本人も、ただの脅しだけでなく、場合によっては、本当にバクチ解散してもいいと考えている節がある。解散して過半数を確保できれば、“政治とカネ”の問題も吹き飛ぶ。来年9月の総裁再選も確実になる。11月19日解散−12月14日投票、という具体的な日程も流れています」(官邸事情通)
どんな思惑にしろ、安倍政権に審判を下せるなら、国民は大歓迎だ。
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