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国民に不信感/(C)日刊ゲンダイ
東電株で損…宮沢経産相が疑われる「上昇させたい」株主心理
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/154453
2014年10月28日 日刊ゲンダイ
「東京電力の株主」として批判を浴びている宮沢洋一経産大臣。本人は、「担当大臣として、東電の応援といった意味があり、売らずに信託して持ち続ける」と説明したが、これで国民が納得するわけがない。東電は実質国有化され、経産相が監督するべき企業だ。株を保有していること自体、非常識である。
宮沢経産相は2000年、衆院議員に初当選した時点で、東電株614株を保有。10年に持ち株数を減らすが、昨年買い増し、現在は600株。その価値は20万円程度だが、だからといって不問にすることはできない。
「原発事故前の11年2月、2000円台だった株価が、事故後には3ケタ台になり、その影響は現在まで続いています。とはいえ、もともと上場来最高値は9420円(1987年)で、少なくとも宮沢さんが初当選した00年以降、2000〜3000円台で安定していました」(経済ジャーナリスト)
■東電は応援しているが、被災地入りはゼロ
00年の初当選以降で見ると、最高値は07年2月7日で4490円。600株で計算すると、269万4000円の価値だった。一方、大臣就任日(21日)の終値は330円だから、19万8000円の価値で、249万6000円も株資産は目減りしたことになる。株主心理としては“上昇させたい”と思うのが当然。保有し続ける以上、宮沢経産相のエネルギー政策には常に疑惑の目がついて回る。
政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏がこう言う。
「電力会社の株を保有する政治家をエネルギー政策に携わる大臣にするのは問題です。TPPや成長戦略が官邸主導になっている現在、経産大臣にとってメーンの仕事は『原発再稼働』です。再稼働を巡り、最も必要なのは関連自治体などとの信頼関係。それが、株を持っている以上、“東電のまわしもの”というイメージがついて回る。仮に東電に厳しい意見を出しても<批判を避けるためだ>と言われることになるでしょう」
宮沢経産相は21日の就任会見で「福島県に(原発)事故後入ったことはない」と話している。東電は応援しているが、被災地には目を向けていない。こんな男に大臣を任せていいわけがない。
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