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「本当に世界基準で物事を考えて行動する日本人が増えれば一番困るのは首相周辺とその支持母体:山崎 雅弘氏」
http://sun.ap.teacup.com/souun/15646.html
2014/10/27 晴耕雨読
https://twitter.com/mas__yamazaki
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増田聡氏:
グローバル人材養成と特攻隊の共通点
(1)一応自発的に志願者募集
(2)日本の国益のために世界と闘う
(3)それを国が積極的というか強制的に養成
4)支援体制は物量やなくて精神論
(5)世界と闘った後のケアは特になし
(6)未熟な養成でも実戦投入実績優先
(7)戦意高揚が主眼で戦果は過大報告
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現政権は頻繁に「グローバル」という言葉を使うが、本当に世界基準で物事を考える気があるなら、靖国参拝や慰安婦否定で日本の国際的地位を悪くするはずがない。
世界基準に適合して考える姿勢は、日本会議や神社本庁の政治目標とは真っ向から対立するもので、首相周辺が本気なら、容認など多分しない。
女性が活躍できる云々という看板を掲げている現政権だが、実際にやっていることは女性の権利拡大に否定的な女性ばかり閣僚に任命して「女性閣僚の数が増えた」という形式を整えているだけで、働く女性や子育てする女性が日々感じている理不尽や差別待遇の「実質」を論点化する動きは全然見せていない。
「女性の活躍」が形式だけの看板であるなら、「グローバル人材の育成」も同様である可能性が高いように思える。
日本会議や神社本庁など、極端にドメスティックな思想信条を持つ集団が、何の異論も唱えないのはおかしい。
政府の文言を語句通りに受け止めて反論するのは、既に相手の術中に嵌まっている。
本当に世界基準で物事を考えて行動する日本人が増えれば、一番困るのは首相周辺とその支持母体である日本会議/神社本庁だろう。
諸外国の報道に日常的に目を通し、国内での「常識」と海外での「常識」を比較されれば、国内でしか通用しない詭弁術や錯覚、事実解釈の歪曲などが全て明るみに出てしまう。
筒井康隆の小説「破れかぶれのオロ氏」は、政治家が不都合な質問ばかりする人間の記者を嫌い、記者会見をロボット記者限定にするという話だった。
ところが、政治家の説明が多くの論理矛盾を含んでいるために、ロボット記者は論理回路を次々と破壊されてしまう。
最後には全てのロボット記者が爆発した。
政治家にとって最も好ましい記者とは「不都合な質問をせず、政治家の論理矛盾を聞いても思考回路が破壊されない」タイプの人間で、現在の記者クラブはその資質を満たした人ばかりのようにも見える。
政府が大量生産したがる「グローバル人材」も、同種の「日本国内限定型グローバル人材」かもしれない。
「グローバル人材育成」の概念は、国民の思考を一方向にのみ向かわせ、それ以外の問題に思考を巡らせる余裕を失わせる効果も持つ。
多くの日本国民は「経済」という言葉を持ち出されると実質的に思考を停止してしまうので、経済を名目に教育制度を根本から変えられても、事の重大性をあまり理解しない。
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