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虚偽自白を強制しながら「取り調べに違法はない」と主張した取り調べ側。彼らはもはや人非人と呼ぶほかないだろう。
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氷見冤罪訴訟が結審 国賠請求 来年3月9日判決
中日新聞 2014年10月7日
http://www.chunichi.co.jp/hokuriku/article/news/CK2014100702100005.html
富山県氷見市の冤罪(えんざい)事件の被害者の柳原浩さん(47)が、国や県などに約一億円の国家賠償を求めた裁判の第二十七回口頭弁論が六日、富山地裁であった。原告側代理人は「間違いの原因がどこにあったのか、徹底した解明なしには原告は救われない」と述べ、五年以上に及んだ訴訟が結審した。
判決は来年三月九日。
被告の国や県、取り調べ担当の警察官は、最終準備書面で「取り調べに違法はない」と主張したが、原告側は「やっていないことを自白し、調書に署名せざるをえなかった事実そのものが、警察や検察から圧力があった何よりの証拠」と批判した。
この裁判で原告側は、虚偽の自白を強要した取り調べの違法性や、柳原さんが犯人でないことを示唆する通話履歴や血液型鑑定を見落とした過失などを指摘。県や国は「取り調べに違法性はない」「犯人性を明確に否定する証拠資料は収集されなかった」などと反論している。
柳原さんは、二〇〇二年に発生した強姦(ごうかん)と強姦未遂の二事件で逮捕、起訴された。
同年十一月、富山地裁高岡支部で懲役三年の実刑判決を受け服役したが、その後の再審で無罪となった。
声上げ続けなければ
柳原さん 富山で報告集会
「虚偽の自白を取るまでの取り調べを裁判所がどう判断するかが大きな争点だ」。原告側の前田裕司弁護士は六日、弁論後に富山市内で開いた記者会見で強調した。
五年にわたる裁判で、被告側が「脅迫するなどして自白を強要した事実はない」と反論する中、原告側は「わが国の冤罪(えんざい)の多くは、自白偏重が原因」として自白までの過程を明かすことを重視。全二十七回の弁論のうち十八回を捜査資料の開示に費やした。
この日は報告集会も同市内で開かれ、柳原浩さんは「向こう(警察)は忘れても、やられたこっちは覚えている」と自白を迫られた苦痛を振り返った。集会には、自白を強要された足利事件の菅家利和さん、布川事件の桜井昌司さん、志布志事件の川畑幸夫さんが支援者として参加。桜井さんは「警察はうその自白をさせたことへの反省がない。冤罪になった人が声を上げ続けなければ変わらない」と語気を強めた。
「国家の犯罪というべき冤罪の根絶を目指す歴史的道のりの一里塚となるべき裁判である」。この日の弁論で、原告側は最終準備書面の一部を読み上げた。賠償責任を問うだけの裁判でなく、被害者が訴えた苦痛と冤罪を絶やそうという思いにどんな答えが出るのか、判決が注目される。
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