http://www.asyura2.com/14/senkyo173/msg/393.html
Tweet |
イスラム国 問題は武力行使では解決しない。これだけは断言できる
http://www.amakiblog.com/archives/2014/10/24/
2014年10月24日 天木直人のブログ
カナダ議会でイスラム過激派のテロが行われた。
私は1995年から1997年までカナダの日本大使館に勤務したことがありカナダ議会にも通ったことがあるからこの事件を深刻に聞いた。
まさかこのような事件があの場所で起こるとは思わなかった。
しかしひとごとではない。
日本でもその危機は迫っているということだ。
世界は震撼し、オバマ大統領はますますイスラム国への包囲網を世界に呼び掛けるだろう。
国際世論もその気になるだろう。
なにもわからない日本は真っ先にそうだ。
しかし、イスラム国の問題を武力で解決することは出来ない。
むしろいまこそイスラム国への攻撃を止める時だ。
それを主張した意見を初めて聞いた。
きょう10月24日の早朝午前4時20分から始まったNHKの視点・論点で、トルコの専門家である内藤正典教授が久しぶりに登場して語っていた。
このNHKの視点・論点は最近は政治問題を避けて文化や生活のことばかりを取り上げていたが、めずらしくイスラム国問題を取り上げた。
そこで彼が指摘していた事は、イスラム国の主張はカリフ制国家の樹立、すなわち既存のイスラム国家の為政者が、パレスチナはもとよりイラク、エジプト、シリアなど、すべからく国民に反した政治を行ってきた、そのアンチテーゼであるという点だ。
つまりイスラム国が敵対する本当の相手は、国民の期待を裏切り続けてきたアラブの腐敗国家指導者たちなのだ。
一番おびえているのは彼らである。
そして内藤氏はいう。
トルコが危うい。トルコが混乱するようになれば今度こそ中東は絶望的な状態になると。これ以上の武力行使はしてはいけないと。
内藤氏も私も、そして世界の誰一人として、イスラム国の解決策を提示はできない。
しかし少なくとも武力行使はやめなければいけないと内藤氏は断言する。
まったく同感だ。
イスラム国への武力攻撃停止から、すべては始まる。
しかし米国と有志連合国はその逆をやろうとしている。
これでは世界は危うい(了)
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK173掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。