http://www.asyura2.com/14/senkyo173/msg/376.html
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「首相の意に沿う閣僚、メディア、政治勢力は凄まじい勢いで「河野談話の信憑性」を蹂躙・破壊:山崎 雅弘氏」
http://sun.ap.teacup.com/souun/15615.html
2014/10/24 晴耕雨読
https://twitter.com/mas__yamazaki
書名が示す通り、この本は清涼飲料など普通の「商品」とは異なる、隣国への敵愾心や蔑視を国民に伝播する目的で執筆・出版された「ヘイト本」です。
それを2日続けて受信料運営のNHKが加工もせず画面で宣伝したわけで、国会での検証もおかしくないレベルでしょう。
橋下市長「在特会の宣伝に使われないようにした」(産経)http://bit.ly/1yVDn2R
ヘイト団体会長が自著の表紙を堂々とテレビカメラに向けて机に置き、大阪市役所内の面会場所をヘイト本の宣伝に利用しているのを知りながら、市長は一切咎めもしなかった。
お笑いぐさの言い訳。
「大阪市長は相手を差別主義者とはっきり言ったのが立派」との意見もあるが、本当に民族差別を許さない思想の持ち主なら、大阪市役所内の面会場所をヘイト本の宣伝に利用することなど絶対許さない。
大勢の記者の前で「本をしまえ」と言えば、それ自体がニュースになるが、市長はやらずに宣伝を許した。
第二次安倍政権の発足以降、NHK会長や同経営委員の言動を筆頭に、首相の方針に沿う政治家や政治活動家に何かの場所でアクションを行わせ、その行動やコメントの内容を「ニュース」という形式で宣伝させる手法が激増した。
客観報道の「形式」ならNHKでも問題なく政治思想の「宣伝」に利用できる。
NHKのニュースを観ると、首相や閣僚が国会やNHKの討論番組で述べた言葉の中から、首相周辺が一番「伝えたいこと」が効果的に伝わるよう、言葉を巧みに編集してニュース枠で丁寧に伝えていると感じる。
ジャーナリズムに不可欠な「批判的視点」は一切排除し、完全に首相の側に立って制作している。
菅義偉官房長官は河野洋平官房長官(当時)が慰安婦の「強制連行」を認める趣旨の発言をしたことについて「大きな問題だ」と批判、「私どもはそこは否定し、政府として日本の名誉、信頼を回復すべく、しっかり訴えている」と述べた(時事)http://bit.ly/ZMtcOP
首相が「河野談話を継承する」と公言しつつ、首相の意に沿う閣僚、メディア、政治勢力は凄まじい勢いで「河野談話の信憑性」を蹂躙・破壊している。
河野談話の継承という「形式」だけ残し、中身は「全く尊重に値しない」という認識やイメージを、「実質」として日本国内に伝播する作業に邁進している。
河野談話の中身は「全く尊重に値しない」という認識やイメージが国内で広まって事実上の「常識」になれば、政府が「今後は継承しない」「新たな談話を発表して上書きする」と発表しても国内では政治問題化しなくなる。
現行憲法も、同様にまず「形式」だけ残しつつ、実質は壊すという作業を進めている。
道徳教科化答申 首相、宿願へ周到計画(毎日)http://bit.ly/1yj1i92
「第1次安倍晋三内閣の時には個人の道徳性に成績をつけることへの慎重論の前に教科化を断念。首相はリベンジを果たした形だが、専門家からは安倍首相がこだわる『愛国心』教育の加速を懸念する声も上がる」
首相周辺や日本会議など、国家神道系の人々が「道徳教育」にこだわるのは、かつて「道徳教育」を自分たちの政治教育の道具にして、国家体制を完全に支配できたという「成功体験」が忘れられないからだろう。
しかし彼らは、その「一時的成功」が最終的に「どんな結末」を迎えたかを絶対見ようとしない。
道徳教育という「形式」をとれば、子供たちに恣意的な「政治教育」を行うことも許される。
シンプルな内容の教育勅語は、国家神道の政治教育を偽装する上で格好の道具になる。
権力を監視する野党やメディアが、実質でなく「形式」で物事を考え認識する人間ばかりになれば、そんな欺瞞が堂々と通用する。
差別に反対する「形式」の言葉だけなら、ヘイト団体と親しい国家公安委員長でも「たかじんの…」の出演者でも言える。
いつだったか(かなり前)、同番組で「ヘイトスピーチをどう思うか」というお題に、出演者全員が「許されない」と回答したが、3分後には隣国の悪口でガハハと笑う番組に戻っていた。
一般論として「ヘイトスピーチは良くない、許されない」と言いつつ、実際の態度では隣国への偏見や差別を間接的に助長したり容認する。
目の前でそれが行われていても止めない。
「形式」では一応非難するが「実質」では黙認する。
今の日本では、政治家や公人がこの種の態度をとるのも普通になってきた。
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