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2014年10月23日
なんだか憂鬱な雨だ。こういう寒々しい日は、心までしぼんでしまいそうで、どうやっても元気がわいてこない。
元気がわいてこないとくれば、この国の景気もジリ貧状態で、とうとう消費税増税先送りの動きが出てきたようだ。オネーちゃん代議士の小渕君と前歯の立派な松島くんが、どちらも「政治とカネ」でコケちゃったから、ここで消費税増税なんてことをしようものなら一般大衆労働者諸君の反発は避けられませんからね。さすがにそうした風に抗うだけの体力が安倍政権にもなくなってきたってことかも。
・再増税先送り論台頭 自民慎重派42人会合
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2014102390070745.html
「政治とカネ」をめぐる閣僚二人の辞任で、年末に向けた安倍晋三首相による消費税率10%への引き上げ是非の判断を取り巻く環境に変化の兆しが見え始めている。増税は国民に負担を強いるのに、自民党は政治とカネで古い体質を露呈した。政府が十月の月例経済報告で、景気の基調判断を二カ月連続で下方修正するなど、増税判断の決め手となる景気でも不安感が漂う。自民党内からは、増税先送り論が公然と噴出し、増税派が狙う10%引き上げは既定路線という雰囲気は消えつつある。 (大杉はるか)
消費税増税に慎重な自民党の議員連盟「アベノミクスを成功させる会」(会長・山本幸三元経済産業副大臣)は二十二日、党本部で会合を開いた。衆参両院議員四十二人が出席。講師を務めた首相の経済指南役の本田悦朗内閣官房参与は、来年十月予定の増税時期を一年半延期するよう主張した。山本氏によると、出席者の大半は先送りを支持した。「私は『予定通り増税派』だったが、自信が揺らいでいる」と発言した議員もいた。
二〇一二年十二月の第二次安倍政権発足後、重要政策をめぐり、これだけまとまって党内の反対の動きが表面化したのは初めて。政権の経済政策は失速気味で、予定通り増税すれば景気に深刻な影響を与えるという危機感の表れだ。
増税派の支柱になっている党税制調査会もこの日、勉強会を開き、野田毅会長は「目先の風潮に流されることは慎みたい」と先送り論をけん制。税調幹部は慎重派の動きを「無視する」と強調した。
だが、税調の中心メンバーとして党内論議を主導してきた宮沢洋一氏は、小渕優子氏の後任の経済産業相に就任後、増税の是非は「首相が判断する」と述べ、増税派とは距離を置いた。
小渕氏と松島みどり氏の閣僚辞任は、増税判断と直接の関係はないが、一般には理解しがたい政治家の金銭感覚を際立たせ、増税派からは「いろんな形に影響したりする面は出てくる可能性はある」(麻生太郎財務相)との声が出ている。
財務省が二十二日発表した一四年度上半期の貿易統計では、貿易収支が上半期として過去最大の赤字を記録。現金給与総額から物価上昇分を除いた実質賃金は、八月まで十四カ月連続で前年同月比で減少。賃金増が物価上昇に追いつかない状況が続いている。
首相は、十二月八日に公表予定の七〜九月期のGDP改定値を見極め、増税の是非を最終判断する方針。予定通り増税を決断すれば世論の反発と経済の失速を誘発させ、先送りの場合は自身の経済政策の失敗を認めることになりかねないという苦しい状況に置かれつつある。
(東京新聞)
そりゃそうだ。アベノミクスったって、株で遊んでいるけっこうなご身分のお大尽しかその恩恵にあずかれないんだから、世が世なら一揆が起きたっておかしくない。それもこれも、「社会保障と税の一体改革」ってのがただのお題目にすぎないくなったからなんだね。本当に社会保障に100%増税分が使われて、具体的な老後の生活のイメージが見えてくるならまだしも、税金は上がるわ、お先は真っ暗じゃ話になりません。
しかし、消費税増税が先送りになったらなったで、「そんなわけだから子育て支援も、介護の問題も、金がないからあきらめてもらうよ」って居直るんでしょうね。とはいえ、法人税減税分はどこからか補填しなくちゃいけないわけだから、いったいどんなことを仕掛けてくるのか、大いに気になる今日この頃なのだ。
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