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「政治資金」の規正は、国費から支給される「政党助成」や政治的寄付金の所得控除ともどもやめるべき制度だと思っている。
また、公職選挙法で違法とされている買収や利益供与も、契約(反対給付としての投票)が成立しないことを明確にするなかで、処罰の対象から除外すべきだと思っている。
政党や政治家の「政治資金」は、稼いだ所得や受領した寄付金に課税した残りについて、規制なく自由に使っていいことにしたほうがすっきりする。(一般納税者や事業者と同じように各種控除は受けられる)
政治資金規正法や政治的寄付金の所得控除制度は、建前とは別に、政治家や政党が手に入れたお金に課税されることを逃れるためにある制度である。
有権者に対する買収も、秘密投票の保証と買収が契約として成立しない法規定を条件に取り締まりの対象から除外した方がいいと思っている
買収規制も、きれいごとの建前とは違い、買収が野放しになると当選するためにコストがかかると考える金持ち政治家の願いに沿ったものである。同一選挙区内で金持ち相互の買収合戦が行われれば、その費用は鰻登りになる。だからといって、秘密投票と契約の不成立が保証されている限り、有権者に損が発生するわけではない。それどころか、選挙のたびに一時的な所得増加という余禄がもたらされる。
民主主義や正義などの価値観に染まった人々が多い世の中でこのようなことを言っても、ふざけているとか金持ちが政治を牛耳るようになってしまうと反応され横を向かれるのがオチだろうが、冷静に考え直したほうがいい常識的判断は多い。
話が逸れたが、小渕優子騒動の記事として、「40歳政治家で2児の母に「同情」と「批判」」という見出しのものが発信されているが、今回のような事件に限らず多くのことについては、「同情」と「批判」が両立する。
また、記事に掲載されたコメントについて、「同情」の声が3件で「批判」の声が1件という毎日新聞のバランス感覚は愛嬌だが、メディアの内情を示すもので面白い。
記事のなかに、「本人は知らなかったのだと思う。これを機にすべて明らかにし、再出発してほしい」というコメントがあるが、小渕さんが知らなかったことが事実だとしても、自身の政治資金報告書について知らないということは国会議員としての無能性を示すものであり、大臣になることどころか国会議員になることさえ危ぶまれる話で、何ら助けにならない。
2世議員である小渕さんが、ただたんに、地元の政治的有力者に担がれる御輿であることやしつらえられた座布団に座る置物であることを物語っているだけである。
小渕さんは、第三者に依頼して調査を進めると公言したが、今回の問題はそんなわかりにくい話でも大げさな話でもない。関係責任者や地元後援組織の幹部に聞けば、政治資金の齟齬に関する実態はすぐにわかる。
また、記事のなかに、「他の政治家も本当は問題があるだろうに。小渕さんだけバレて辞めるのは残念。大臣がころころ代わるのもどうなのか」というコメントもあるが、橋下氏の従軍慰安婦問題発言(よその国だって・・・)を聞くようで笑える。
このような思いを持つヒトが多いのなら、前述したように、政治資金に対する規制をやめたほうがいいだろう。
「最近は地方議員のお金の問題がクローズアップされ、国会議員でも同様の問題があるのではと思ってしまう。これを機に他の議員の問題も洗い出してほしい」という声も掲載されているが、国会議員に支給される月々100万円を超える文書交通費は、無税であるうえに収支報告義務を負わないもので、兵庫県議会問題で話題になった地方議員の政治活動費に較べると、管理の必要もないまま無税でもらえる報酬とも言える。
国会議員の文書交通費は、実費精算にするか、歳費に組み込んで課税対象にするかのいずれかに変えるべきであろう。
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小渕氏辞任:40歳政治家で2児の母に「同情」と「批判」
毎日新聞 2014年10月20日 18時42分(最終更新 10月20日 22時22分)
小渕優子氏は40歳で政治家としては若く、2児の母親でもある。親しみを感じ、期待を寄せていた同世代や子育て中の女性も多い。今回の辞任を彼女たちはどう受け止めているのか。各地で意見を聞いた。【まとめ・鈴木泰広】
◆同情派
「同世代で2人の子がいて活躍する小渕さんを尊敬している。クリーンな印象で好ましく思っていた。期待していたので、辞めないでほしかった」。中学1年の息子を育てる東京都江東区の専業主婦(48)は残念がった。「本人は知らなかったのだと思う。これを機にすべて明らかにし、再出発してほしい」
息子がまだ1歳で育児休業中という同区の女性会社員(37)も、「頑張っていて、女性の味方のようで、印象がとても良かった」と言う。「他の政治家も本当は問題があるだろうに。小渕さんだけバレて辞めるのは残念。大臣がころころ代わるのもどうなのか」と首をかしげた。
札幌市手稲区の会社員の女性(35)も「同じ世代の女性の目線で取り組んでくれると期待していた。辞任はとても残念」と話した。シングルマザーとして小学生と幼稚園児の2人を育てる。子ども手当を導入した民主党政権時代から、子育て支援策が次々変わり振り回されていると感じている。「母親の思いを政治に反映させてくれるのはやはり女性。政府は今後も女性を起用し続けてほしい」
2人の娘を持つ大阪府高槻市の女性会社員(38)も「女性がたくさん入閣して、子育て支援の政策などが充実すると期待していた」と残念がった。とはいえ「誰もが納得できる説明がない限り、辞任はやむを得ない」と話し、「最近は地方議員のお金の問題がクローズアップされ、国会議員でも同様の問題があるのではと思ってしまう。これを機に他の議員の問題も洗い出してほしい」と注文した。
◆批判派
福岡市早良(さわら)区で2歳の娘を育てるフリーライターの女性(40)は「同い年と知っていたが良くも悪くも存在感がなかった。政治資金でブランド品を買ったというのは脇の甘さがあったのではないか」と厳しい。それでも「説明責任を果たし、政治家としてはい上がれば存在感を示すチャンス。女の粘りを発揮してほしい」と期待を寄せる。
http://mainichi.jp/select/news/20141021k0000m040032000c.html
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