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http://mewrun7.exblog.jp/22491276/
2014年 10月 21日
これは前記事の『利用価値高い小渕の辞任で安倍政権に大きな打撃&野党共闘で反転攻勢+秋華賞http://mewrun7.exblog.jp/22488400/』の続報になるのだが・・・。
昨日20日、午前中に小淵優子経産大臣が、午後に松島みどり法務大臣が官邸に辞表を提出。戦後初めて、1日に2人の閣僚が不祥事のために辞任するという超異例の事態になった。(@@)
小淵経産大臣の後任に宮沢洋一元内閣府副大臣(64)が、松島みどり法務大臣の後任に上川陽子元少子化担当相(61)が任命され、21日朝にも認証式に臨むという。(・・)
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いや〜、それにしても、まさか2人の女性閣僚を同時に辞めさせちゃうとは・・・。(~_~;)
小淵氏が20日に辞表を出すのは、既定路線だったのだけど。何か19日の夜から20日の朝にかけて、急に「松島氏にも辞任論」「小淵氏と同時に松島氏も辞任させた方が、辞任ドミノを防いで、政権への影響を小さくできる」とかいう話がメディアに出始めていたので、「あれあれ〜?」という感じに。^^;
<で、昨日の朝、アップした記事にも、松島辞任論のことや、この際、同時にカタをつけて、早く立て直しをはかった方がいいということらしいと書いたのだけど。>
小淵氏は17日夜には、既に菅官房長官に辞意を伝えていたとのこと。他方、松島氏は17日までは「法務大臣の職をまっとうする」と続投の意欲満々だったのだが。<先週までは、閣僚の一部や自民党幹部も「やめるほどの問題ではない」とか言ってたのにね〜。>
しかし、首相は18日に外遊先から帰国後、周辺と協議して、小淵氏辞任後も、松島大臣の問題が尾を引けば、国会運営や支持率への影響が大きいし、首相が最も怖れる辞任ドミノに発展しかねないと判断。
どうせなら2人とも一度に辞めさせちゃおうという方針を決定して、週末から松島氏を説得したという。<松島氏は法務省の官僚ともうまく行ってないし。今後も失言する可能性が大きいことも懸念したかも。^^;>
そんな中、20日の午前中に、東京地検が(何故だか、実に速やかに)松島氏に対する告発状を受理することになったとの報道が。(@@)
松島氏自身は会見で否定していたけど。松島氏は、最終的には、そのことを知って、辞職を決断せざるを得ない状況に追い込まれたのではないかと察する。(・・)
<ある意味では、豪腕O氏もビックリの荒業かも。彼らは、自分たちにとってジャマなもの、マイナスものは切り捨てちゃうor排除しちゃおうとするのよね。^^; さすがは暴君・安倍っち?(@@)>
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2人の辞任への経緯の違いは、何だかそれぞれの首相官邸や会見場での表情にもあわれていたように思えた。(・・)
小淵氏は、やや頬がやつれた感じで。濃紺のスーツに身を包み、終始一貫、こわばった表情をしていたし。会見の場では、時々、涙をこらえて押し黙るようなこともあったのだが。<「痛恨の極み」&「心身とも疲労困憊」という感じ?>
松島氏は、官邸や会見の場では、笑みを浮かべることも多く、さばさばと応答。「法に反しているとは思っていない」と言い切った。<何だか「しょ〜がないから、辞めてあげるわよ」と開き直っているような感じさえ受けるところが。^^;>
この日はトレードマークの赤のスーツではなく、白いスーツ姿で登場し、「真っさらな気持ちでまた歩みだそうという気持ちだ」と説明。颯爽と会見場をあとにしたのが印象に残った。^^;
* * * * *
小淵氏は、朝8時半に官邸を訪れ、安倍首相と直接会って辞表を提出。首相は、これをその場ですぐに受理し、後任を発表するまで、高市総務大臣を兼任で臨時代理に任命した。
首相が小淵大臣の辞表の提出&受理(=辞任)を急いだのは、小淵大臣がこの日、午前9時から開かれる衆院地方創生委員会に呼ばれていて。野党からこれ以上の追及を受けるのを防ぎたかったからだ。^^;
<よく見れば、現時点では説明困難な状況にある小淵氏を守るため。実際は、これ以上、国会でアレコレ追及されて&TVでその場面を流されて、安倍政権の傷口を広げないため。(>_<)>
小淵氏は9時半から経産省で記者会見を開き、辞任の意向を表明して、国民や支援者に謝罪。また閣僚辞任に関しては、「安倍内閣の一員として、さまざまな課題に対し、何一つ貢献ができなかったことを、心から申し訳なくおわびを申し上げたい」とも語っていた。
会見では、これまで行なった調査の結果報告を行なったのだが。先に、下仁田ネギや子供用品、姉夫妻の経営する服飾品店からの物品購入に関しては、従前通り、政治活動に行なうに当たっての贈答品であって、必要な経費であると主張し、公私混同であるとの指摘も否定した。(・・)
しかし、観劇ツアーの収支については、毎年、約2千人参加者から1万2千円ずつ会費を徴収しているのに(700人超に会費の支払いを確認したとのこと)、それらが一部しか後援会の収入として記載されていないことには疑問があると強調。
外部の弁護士や税理士による調査を通じて、真相を明らかにする考えを示した。(++)
☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆
小淵氏は、「長年...、わたしが子どものことから、ずっと一緒に過ごしてきた、そういう信頼するスタッフのもとでお金の管理をしていただいておりました」「その監督責任というものが、十分ではなかったのかと思っています」と語り、無念さをにじませる場面も。^^;
また、記者からの質問に「私自身も分からないことが多すぎる」「なんでこうなっているのかと疑念を持っている」「全てが甘かった」と語気を強めることも。(@@)
今後については、「政治家としては、全て一から出直そうと思う」「もう一度ゼロから信頼を取り戻していけるように出直しの気持ちでやっていきたい」と述べていて。ききようによっては、議員辞職を示唆しているかのような言葉にも思えるし。本人もその方がいい形で再出発できるのではないかとも思うのだが。
その後、「大臣の職は辞することになりますが、議員としてしっかりと政治家としての説明責任を果たしていきたい」と、議員辞職を否定する発言を行なった。(・・)
本人が辞めずに政治家として巻き返しをはかりたいor父の地盤を守りたいと考えているのか、周辺の事情や状況から見て、自分の一存では議員辞職を決めるのは困難なのかは「???」だ。(~_~;)
<尚、会見の質疑の中で、「閣僚の中に、もっと大きなスキャンダルを抱えている人がいて、それが炎上中だったり、これから火がつく人もいる。小渕氏は自分の騒動が目くらましに使われたという無念さはあるか」と質問したフリーの記者がいて、「お〜っ」と思ったのだけど。
この辺りのことも、機会があれば、そのうち書いてみたいです。(・・)>
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小淵氏の会見から間もなく、チョット驚くようなことがあった。 (・o・)
小淵氏の辞任を受けて、同氏の地元である群馬県中之条町の折田謙一郎町長(66)が辞表を提出したというニュースが飛び込んで来たのだ。 (@@)
一瞬、「何故、町長が?」と不思議に思ったのだが。この人は、74年から30年以上、小淵元首相と優子氏の秘書を務めていたとのこと。これまで(2年前に町長になった後も?)小淵氏の3つの政治団体の会計を担当していたとのことで。「私が問題の収支報告書を作成した」「代議士自身は何も知らず、何も悪くない」とコメントしたという。^^;
『小渕氏の元秘書で、群馬県中之条町の折田謙一郎町長(66)が20日、小渕氏の辞任を受けて、「私の不徳の致すところ」として、町議会議長に辞表を提出した。折田氏は小渕優子後援会などの政治資金収支報告書に「作成担当者」として名前があった。
折田氏はコメントを発表し、後援会や自民党支部など3団体の会計は「私が全部チェックし、報告書を作成し、提出している」と説明した。取材に対しては、「小渕氏は何も知らないし、悪くない」と話した。(朝日新聞14年10月20日)』
『この日午前に発表したコメントでは、小渕優子後援会など地元事務所で管理している3団体の会計については秘書を退職し、2012年1月に町長に就任した後も、「私が全部チェックし、収支報告書を作成、提出してきた」として、報告書作成の実質的な責任者を務めていたと説明した。(同上)』
『折田氏は1974年から恵三元首相の秘書を務め、優子氏の秘書を経て2012年の町長選で初当選。町長就任後も小渕優子後援会や自民党群馬県ふるさと振興支部など3団体の会計をチェックし、収支報告書を作成、提出していたという。
折田氏は「私が作成した収支報告書のせいで小渕代議士や支援者に迷惑をかけた。外部の専門家を入れた調査委員会にすべてを説明する」とのコメントを発表した。(毎日新聞14年10月20日)』
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なるほど〜。小淵氏が会見で「子どものことから、ずっと一緒に過ごしてきた信頼するスタッフのもとでお金の管理をしていただいていた」と説明していたのは、この人のことだったのか〜と、妙に合点が行ってしまったところがあったりして。^^;
同時に、何だか、昔ながらの「秘書の私に全て責任が」という雰囲気を感じずにいられなかったのだけど。(~_~;)
また、もしこの話が本当なら、元秘書とはいえ、自治体の町長になってからも尚、小淵氏の政治団体の会計を担当していたことに呆れてしまう部分もあった。<地元の首長と国会議員がズブズブの関係にあるってことだしね。(>_<)>
小淵氏は99年、まだ26歳の時に、首相在任中に急逝した父親の地盤を継いで、衆院選に出馬することに。政治団体や資金のことなど全くわからないこともあってか、父の代から秘書として仕えていた折田氏を信頼し、地元での政治団体の運営や活動、会計のチェックなどを全て任せていたのではないかと察する。(・・)
実際のところ、多くの国会議員は、(特に地元選挙区の)政治団体の運営や会計に関しては、スタッフ任せにしており、自ら細かくチェックしているほとんどいないのではないかと思うのだけど。
小淵氏の場合は、古くからのスタッフに任せて安心し切っていたのか、それとも既に出来上がっていた地元の体制にはクチを出しにくい部分があったのか、まさに丸投げ状態にあって、自らの監督責任を発揮する機会は全くなかったのかも知れない。(~_~;)
<小淵氏も、若干、裏切られたという思いがあるのか、「信頼するスタッフに報告をもらっていた。何かあれば私の方に言ってくるものだと思っていた」と釈明する場面も。ただ、すぐに(チョット無念そうに)「代表者としての監督責任については私自身が甘かったと思う」とも語っていたです。>
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松島氏は、午後2時半から会見を行なったのだが。先述したように、小淵氏とは対照的に、時に笑顔を見せながら、ハキハキと発言していた。(・・)
松島氏は、最後まで、問題となった「うちわのようなもの」が「うちわ」であったことや、法に触れるような有価物であることを否定。あくまでも「党議資料を印刷したもの」だと主張した。
また、先週は「続投する、しっかり務める」と申していたが、土日に諸般の事情を踏まえて熟慮したと。そして、「こういう閣僚を抱えた中では国会の審議ができないとか、あるいは重要法案も審議しないとかそのような動きが出ている。それがまさに、国政に停滞をもたらすことであり、あってはならない」と考え、「官邸や党の先輩に話を聞いたが、(辞任を)決めたのは私です」と説明。^^;
小淵氏とのW辞任に関しては、「たまたま私も小渕氏も女性だ。ただ私の言動は、私が女でも男でも関係ない。全国津々浦々、景気がよくなったと感じてもらえるためには、今停滞してはいけない」「(辞任)ドミノではない。私の辞任は、安倍内閣が日本中に経済再生を実感してもらう、その政策に取り組んでいくためで、マイナスになるとは考えていない」「辞任は、結果的に同じ日になった。小渕氏と連絡を取ったわけではない。とも強調した。(++)
* * * * *
今さらながら書くと・・・実は、mewは松島大臣に期待していたことが2つあったのだ。(・・)
一つは、日本の刑法では、性犯罪の法定刑が軽いので、その是正を提言していたことなのだが。<こういう問題を提起したこと自体を評価していたのよね。>この点について、松島氏は昨日の会見で、自画自賛していた。
『在任期間は2カ月足らずでしたが、かねての持論でありました強姦(ごうかん)罪の法定刑が強盗罪より軽い、強姦致死傷罪が強盗致傷罪より軽いことの問題を就任直後に提起したのに対し、省内が素早く動いてくれて、有識者による性犯罪の罰則に関する検討会が発足しており、今後に期待したいと思っております。
一つだけは、自分で考えてきたことを進めることが、短い間でしたができました。』
もう一つは、自分の経験を踏まえて、本気で、女性の就職や活用の推進に意欲を示していたことだ。
<松島氏は79年に東大経済学部を卒業したのだが。当時は、女性職員はお茶くみ&雑務、事務作業のために雇用するという風潮が強く、四大卒の女性は(ましてや上位大卒は?)、「年齢も行ってるし、生意気で使いにくい」として、大手企業はほとんど採用せず。結局、朝日新聞にはいって記者になったのだけど。かねてより就職やその後に苦労した経験を語り、女性の人材活用を訴えていたです。>
会見では、自分の今後のあり方も重ねつつ、こんな話をしていたのが印象的に残った。
『政権の女性活用は感無量の思いがある。私が大学を卒業したころは、経済学部の女子学生を取る大企業はほとんどなかった。私自身が大臣になったことも自然な流れとして素晴らしいことだったと思う。私自身は再生可能な失敗だったと思う。何かの小さな失敗で外れた女性でも、その人が重要なら、再チャレンジできるはずだ。』
<個人的には、法相就任後の外国特派員協会で「国会議員がグループで(靖国神社に)行くのは私の感覚にそぐわない。一日本人として戦没者の霊を慰めたい、敬いたいという気持ち。私の心の中の問題だ」と発言したことも評価していたんだけどね。(・・) でも、この発言も安倍シンパの超保守派に嫌われる要因になってしまったかも。^^;>
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実のところ、松島氏のうちわ配布に関しては、それが公職選挙法違反に当たるとしても、犯情的にはかなり軽微なものかも知れないのだけど。何分にも松島氏は法務を担当する閣僚だし。
それに、mewは松島大臣が、あくまでも党議資料だと主張したいがために「このうちわは、うちわのように見えるかもしれませんが、示したい法律が丸くなっていると」 「うちわと解釈されるならば、 うちわとしてお使いいただければ」などという詭弁的答弁を行なったことも、閣僚の資質として大きな問題があったのではないかと考えている。(・・)
あのような答弁の仕方は、閣僚の答弁として真摯さに欠け、野党議員や国会、さらには国民をおちょくっているような感じがあると思うからだ。<mew周辺でも、「法律のことはよくわからないけど、あのふざけた言い方がムカつく」「ナントカ還元水を思い出す。大臣失格だよね」などと怒っている人がいたです。^^;>
おそらく昨日の辞任会見で、笑いながらサバサバと話していた光景を見て、「あの人は辞任するのに、全く反省や責任を感じていないのか」と不快に思った国民も少なからずいたと思うし。
安倍首相&周辺は、その点も懸念して、尚更に松島大臣も早く厄介払いしておいた方がいいと考えたのかな〜と思うところがある。(~_~;)
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でもって、安倍首相としては、この2人の閣僚を同時に辞任させたことによって、何とか早く諸問題の幕引きをはかり、政権の建て直しをはかりたいところなのだろうけど・・・。
この件については、また改めて書きたいのだが。安倍内閣の閣僚には問題がある人がまだまだいるし。国民が、だんだん安倍政権の政策に期待できないことに気づき始めていることを思うと尚更に、今回のW辞任を機に、安倍首相はどんどん追い詰められて行くのではないかと(期待込みで?)思っているmewなのだった。(@@)
THANKS
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