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四面楚歌「渡辺喜美」が地元栃木の式典で上座から転げ落ちた〈週刊新潮〉
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20141020-00010002-shincho-pol
「週刊新潮」2014年10月16日神無月増大号
みんなの党の分党騒ぎでは矛を収めた渡辺喜美代議士(62)だが、「8億円疑惑」について「喉元過ぎれば」と思っているなら甘すぎる。むろん、周囲もバカではない。かつては上座が指定席だった地元の式典も、もはや3番目にしか座らせてもらえないのである。
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9月29日、栃木県の那須塩原市議会は、ある話題で持ちきりだったという。
「前日の式典で渡辺喜美さんの席が上座じゃなかったという話に、みな驚きましてね。1996年の衆院選で当選して以来、市の式典やイベントでは常に喜美さんが上座に座り、スピーチの順番も先で、本人が出席しなくても代理の秘書が上座に座った。だから“8億円問題がここまで来たか”と言い合ったのです」
そう話す市議が、前日の28日に出席したのは、那須野が原ハーモニーホールの20周年記念コンサート。小林正博館長によれば、
「ステージの右側に来賓者が座り、1列目が上座から順に衆議院議員の簗和生(やなかずお)さん、参議院議員の上野通子さん、渡辺喜美さん、参議院議員の渡辺美知太郎さんでした。席次は非常に重要なので、事務局で検討して草案を出したうえで、財団理事長である大田原市の津久井富雄市長の承認を得ています」
そこで、津久井市長本人に尋ねると、
「昨年12月の、パイプオルガン完成式典での席次を踏襲したので、特に問題ないと思って承認しました」
すると、喜美氏はこのときすでに上座から“転落”していたわけだが、
「ただ、12月は事前に喜美さんが欠席されると聞いていて、代理の方よりも来ていただいた方を尊重したほうがよいと思い、他意はないものの、簗さんや上野さんを上にしたのだと思います。今回は喜美さんが出席されましたが、だから席次を変えるという発想はなかったですね」
そして、津久井市長は、
「喜美さんご本人は、そんな小さいことを気にされる方ではないと思いますが」
と付け加えたが、失礼ながら、それは的外れである。
■弱小議員のひとり
この式典での喜美氏のスピーチに対して、大田原市議のひとりが述懐する。
「腹が立ったことに、建設に92億円が必要となって苦労した、国から交付金を受けなければできなかった云々と、あたかも自分が骨を折って補助金を取ってきたような言い方でしたが、ホールができた94年には、彼はまだ父の美智雄さんの秘書。彼のお蔭でもなんでもないんです。自分の信用が落ちているので簗さんを意識し、自分は誰よりも地元に貢献してきた、とアピールしたかったのでしょう」
自分の立場が気になって仕方がないのだ。が、那須塩原の市政関係者によれば、
「8億円問題の発生以前は地元に戻ってくれば、市の職員を含めて市民全体が居住まいを正して歓迎する雰囲気があったが、今や当時の威光は見られない」
“威光”の陰りは、こんなところにも窺える。
「2004年から毎年、美智雄さんの命日の9月15日、那須野が原の土地開発に尽くされた功績を讃える“渡辺美智雄顕彰会例祭”が開催され、地元の建設業者や市政関係者、農水省関係者らが参加しています。昨年も60名以上は参加しましたが、今年は50名を割りました」(先の那須塩原市議)
それも自業自得と言うほかない。政治アナリストの伊藤惇夫氏が言う。
「8億円借金問題以降、渡辺喜美さんは政治家として“終わった人”です。以前の彼なら安倍首相とのパイプも、父親の威光もありましたが、今は数多い弱小議員のひとり。上座でなくなったのは今の立場を象徴しています。8億円問題から逃げ続けるかぎり、“政治団体への9000万円の資金提供の疑い”が報じられたように、マスコミも追及の手を緩めません」
喜美氏が“拾う神”を呼び寄せる唯一の道は、疑惑を自ら解明すること。それを避けるかぎり“捨てる神”が増殖する一方だろう。
「ワイド特集 哀しからずや『浮世の塵』」より
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