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小渕氏辞任へ 安倍首相の戦略完全に裏目
http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp3-20141019-1384150.html
支持者向け観劇会の収支の食い違いや公私混同疑惑など、政治資金のずさんな使い方が表面化した小渕優子経済産業相(40)が18日、問題の責任を取り辞任する意向を固めた。安倍晋三首相周辺に伝えた。閣僚辞任となれば、第2次安倍政権で初めて。「女性初の首相候補」といわれる小渕氏が、よりによって政治とカネの問題で追い込まれ、政府与党にも大誤算。首相は後任の人選を急ぐが、任命責任への追及も始まる。安倍1強時代に、確実に逆風が吹き始めた。
小渕氏は18日朝、愛知県への出張を急きょ中止。ほどなく、辞任の意向を固めたとの情報が流れた。小渕氏は都内の自宅から経産省に出向き、「今やらなければならないのは、政治資金に関する問題をしっかり調査すること」と主張。自身の関連団体が、支持者向け観劇会の一部費用を負担した疑惑について、引き続き調査する考えを示した。
小渕氏は週明けにも調査結果を公表する意向を示し、政府与党も事態を見守る構えだった。しかし、野党が国会で自身の政治資金問題を徹底追及。政権へのダメージも深まると判断。早期幕引きに動かざるを得なくなり、この日、辞任の意向を安倍首相周辺に伝えた。首相は近く小渕氏から事情を聴き、事実関係をめぐる調査状況を見極めながら辞任を認めるかを最終判断する見通し。
「初の女性総理候補」と期待される小渕氏。公職選挙法と政治資金規正法違反の疑いが浮上したことで、「リーダーの資質」に大きな疑念を残した。収支報告書の内容を「報道で初めて知った」と述べるなど、政治とカネに対する意識不足も表面化。「有力議員なのに、あまりにもお粗末な金銭感覚」(野党関係者)も、あらわになった。
小渕氏を、第2次改造内閣の目玉で抜てきした首相にも想定外の事態だ。2012年12月発足の第2次内閣は閣僚が1人も辞めずに1年8カ月続き、政権の基盤強化を目的に今回改造に踏み切った。しかし、松島みどり法相のうちわ問題、小渕氏と、女性閣僚の問題が噴出。スキャンダルがないか事前に調べる「身体検査」が不十分だったとみられ、「女性活用」に前のめりになった首相の戦略が完全に裏目に出た。首相の任命責任は明白で、政権運営への影響も避けられない。
経産相は原発再稼働の担当閣僚。首相は今後、後任を慎重に人選する。誰も予想しなかった小渕氏の引責辞任は、「安倍1強」にブレーキをかける大きな「矢」になる可能性がある。
[nikkansports.com 2014/10/19]
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