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http://mewrun7.exblog.jp/22483016/
2014年 10月 18日
安倍首相が17日、ASEM開催中のイタリア・ミラノで、念願だったウラジミール(プーチン大統領)との再会を果たした。(・・)
2人が会うのは、今年2月に安倍首相がロシア訪問をして以来。会談はASEM首脳会合の議場で、非公式の形で行なわれ、2人は約10分の間、話をしたという。
『会談はアジア欧州会議(ASEM)首脳会議の会場で行われた。両首脳が直接会うのは今年2月以来だが、最近も電話協議を重ねている。プーチン氏の現地入りは16日夜で、会談の機会は限られていたが、両政府が何とか時間を捻出した。
首相は会談で「困難な状況下でも日露の政治対話の継続を重視する」と表明。11月に北京で開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)に合わせた首脳会談を呼びかけた。プーチン氏は「北京では間違いなくお会いしたい」と応じた。
ただ、ウクライナ情勢を巡っては、首相が「停戦合意の完全な履行が確保されるよう大統領の指導力発揮に期待したい」と要請したのに対し、プーチン氏は「(和平への)プロセスはゆっくりと前向きに動いているが、まだ立場の違いはある」と述べ、温度差は隠せなかった。(毎日新聞14年10月17日)』
http://www.47news.jp/CN/201410/CN2014101701001350.html
<非公式会談のためか、公開された写真は内閣広報室が出した2枚のみ。mewでさえ「もう少しマシな写真はなかったの?」と思ってしまったほどの出来。1枚(コチラ)は、安倍氏が笑顔でプーチン氏と握手を交わす光景なのだが。プーチン氏の目が笑っていないし。もう一枚は、安倍氏がプーチン氏の目をじ〜っと見ながら熱く語りかけているような光景が写っているのだが。安倍氏がプーチン氏を見つめる視線がちょっとコワイ感じなんだもの。^^;>
尚、安倍首相は、ASEMで中国の李克強首相とも短時間の会談を行なうのではないかという見方も出ていたのだが。結局、16日夜の夕食会で立ったまま握手し、「ご機嫌いかがですか」という形のあいさつのやりとりを交わすにとどまったという。(~_~;)
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また安倍首相は、ASEMの首脳会合や各国の経営者が集まる会議で演説を行ない、アベノミクスの成果をアピールしていたのだけど・・・。
『安倍晋三首相は16日、イタリア・ミラノで開かれているアジア欧州会議(ASEM)首脳会合で演説し、「賃上げ率は過去15年間で最高、上場企業のROE(自己資本利益率)は政権発足時から約5割改善した」と安倍政権の経済政策「アベノミクス」の成果を強調した。
首脳会合に先立って開かれた各国の経営者が集まる会議では、成長戦略の柱と位置づける「女性活躍」にも触れ、「政権発足後、女性の就業者数が約82万人増加した」と実績をアピールした。(朝日新聞14年10月17日)』
今週、日本では日経平均が急落していて、16日には1万5千円を割れる事態に。<円は急騰で一時105円台をつけてたです。>
しかも、安倍首相のウリである「女性活躍」の象徴であった女性閣僚に次々と問題が生じていることから、何だか説得力に乏しい感じがあったりして。^^;
安倍首相は、今日18日に帰国する予定なのだが。経済状況が下降気味である上、外交上の懸案事項も絶えず。さらに、小渕優子大臣を含め閣僚に次々と問題が発覚し、辞任を含めた対応を考えざるを得ないことから、今頃ブルーな気分になっているのではないかと察する。_(。。)_
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昨日17日も、小渕大臣は、衆議院経済産業委員会で、民主党などの野党議員に政治資金の問題に関して追及をされることに。(@@)
前記事に記したように、これまでは10年と11年の観劇ツアーの収支(会費として徴収した収入の額と明治座に支払った支出額)に2600万円以上のズレがあることが問題になっていたのだが。
(関連記事・『小渕に「政治とカネ」で複数の問題&野党攻勢で、安倍政権の崩壊が近づく?http://mewrun7.exblog.jp/22479980/』)
小渕氏の後援会では、07年から毎年、明治座観劇ツアーを行なっているはずなのに、08年、09年は収入が、12年は収支ともに政治資金収支報告書に記載されていないことも判明。さらに不正疑惑が深まることになった。(~_~;)
『小渕優子経済産業相の後援会などが、後援会員らの観劇会費用の一部を負担した疑いが出ている問題で、後援会などが2008年と09年に観劇費計約2700万円を支出しながら、会費収入が政治資金収支報告書に記載されていないことがわかった。また12年の観劇会では報告書に収支の記載が全く無いことも判明。全額を肩代わりしたのであれば公職選挙法違反の疑いが、参加費を集めたのに記載しなかったのであれば、政治資金規正法に抵触する可能性がある。
小渕氏は国会では07年以降、毎年観劇会を催していると説明。17日には「参加者は実費を払っていると承知している」と述べた。(読売新聞14年10月17日)』
『民主党の近藤洋介議員は、12年分の観劇会について後援会などの政治資金収支報告書に記載がないことを指摘。小渕氏は「12年は私も参加した」と開催を認めた上で、収支報告書をめぐる一連の問題について「知らなかったでは済まされないという思いだ」と表明、自らにも一定の責任があると認めた。この年は「梅沢富美男、中村玉緒特別公演」だった。(スポニチ14年10月18日)』
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明治座では、1000人規模であれば、貸切講演を行なうとのこと。<1000人ぐらい客がいないと、出演者に失礼なので、それぐらいの人数が確保されるなら貸切に応じるらしい。>
小渕氏の後援会の女子部は、07年から一講演を借り切る形で明治座観劇のツアーを行なっており、今年の場合は、地元から約1000人が27台のバスを連ねて劇場を訪れたとのこと。<例年もほぼ同様の人数だとか。>
参加者は、食事(弁当)と観劇、交通費で、ひとり1万2千円を納めているという。(・・)
ということは、小渕氏の後援会には、毎年、観劇ツアーの収入として、1200万円前後の額が記載されていなければならないはずなのだが。
ところが、10年、11年は、収入は370万円ほどしか記載されておらず。さらに、08、09、12年は、収入自体、全く記載されていないわけで。それだけでも、政治資金規正法違反(虚偽記載)に問われる可能性が大きいし。
もし本当に参加者全員から1万2千円を徴収していたとしたら、その収入がどこに消えたのか、何に使われたのか、その点も問題になる。(~_~;)
<参加者の中で有力者からは、全く会費を徴収していなかったor著しく低い額しか徴収していなかった、な〜んてこともあり得るかも知れないのだけど。これは、公選法違反(利益供与)に当たるだろう。^_^;>
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小渕大臣は、今は調査中で状況が把握できていないとして、週明けには調査結果を示したいと語っているのであるが。
どのような調査結果が出ようと、何らかの法違反に該当する可能性が大きいし。閣僚や議員として、「政治とカネ」に関する責任を追及されかねないため、自公与党内からも辞任は避けられないとの見方が出始めているという。^_^;
『自民党の伊達忠一参院幹事長は17日の記者会見で「(小渕氏が)調べて報告するということなので、自分で判断されると思う」と発言。公明党の井上義久幹事長も「何が問題だったのかを明らかにして、きちっと対処するということだろう」と述べ、調査の行方によっては進退論に発展する可能性を示唆した。小渕氏が所属する自民党額賀派からは「本人は何も知らなかったようだが、調査結果によっては閣僚を辞めざるを得ないかもしれない」との声も漏れる。(毎日新聞14年10月17日)』
与党内には、このまま粘ると、安倍首相の任命責任の問題に発展する可能性が大きいし。安倍内閣にとっても、小渕氏自身の将来を考えても、傷が浅いうちに身を引いて、早く幕引きをした方がいいと考える人も少なからずいる様子。
『小渕氏は自民党内で「将来の首相候補」の一人とされ、同氏周辺には「早期辞任で捲土(けんど)重来を期すべきだ。次期衆院選でみそぎを済ませたい」との声があるのは事実だ。(産経新聞14年10月18日)』
日本経済新聞は18日の一面で、小渕大臣が既に首相周辺に辞意を伝えたと報じている。(・・)
『小渕優子経済産業相は17日、関連政治団体や資金管理団体の不透明な収支を巡る問題の責任を取って辞任する意向を安倍晋三首相周辺に伝えた。首相が18日にイタリアから帰国するのを待って進退を協議する。女性活躍を掲げる第2次安倍改造内閣の看板だった小渕氏が「政治とカネ」の問題で辞任すれば、政権運営に大きな打撃となる。(日経14年10月18日)』
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ただ、前記事でも触れたように、安倍首相&周辺には、前政権時に、閣僚の「政治とカネ」や問題発言による「辞任ドミノ」が生じたことが、支持率低下&参院選惨敗&早期辞任につながったというイヤ〜な思い出(トラウマ)があるわけで。
小渕大臣の辞任が、その引き金になりはしないかと怖れている部分もある。(@@)
『小渕優子経済産業相の政治資金に関し新たな疑惑が浮上したことで、政府・与党内に、うちわ配布問題を抱える松島みどり法相を含めた「辞任ドミノ」を警戒する声が出始めた。不祥事で閣僚の辞任、交代が相次いだ第1次安倍晋三政権と同じ轍(てつ)を踏みかねない深刻な事態に、官邸サイドには緊張が走っている。(中略)
第1次安倍政権では、事務所費問題を受けて佐田玄一郎行政改革担当相(当時、以下同)が辞任したのを皮切りに、松岡利勝農林水産相が自殺するなど次々と閣僚が交代し、退陣に追い込まれた。ある閣僚は「辞めるとドミノになるから、耐えて状況を見極めるべきだ」と語る。「悪夢」の再来は避けたい−。そこにはそんな思いがにじむ。(産経新聞14年10月18日)』
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実際、この閣僚の「政治とカネ」や資質の問題は、小渕大臣にとどまらない状況にあるからだ。^^;
『野党側は「説明がつかない場合は早めに出処進退を明らかにすべきだ」(みんなの党の浅尾慶一郎代表)と攻勢を強め、松島氏の「うちわ」配布問題をめぐっても民主党の階猛副幹事長が17日、公職選挙法違反の疑いで東京地検に告発状を出したと発表。野党は、江渡氏の政治資金問題についても同日の衆院安全保障委員会で改めてただした。
民主党の枝野幸男幹事長は「(内閣改造後)すでにこれだけ(疑惑が)相次いでいるのは、たまたまとは言えない」と述べ、安倍晋三首相の任命責任を追及する姿勢を見せた。(毎日新聞14年10月17日)』
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昨日17日には、何と民主党の議員が、松島みどり法務大臣を刑事告発したとのこと。 (・o・)
刑事司法を担う法務省の大臣が刑事告発されるのも、閣僚が野党の議員が、政府の閣僚を刑事告発するというのも、かなり異例なことだ。(~_~;)
『民主党の階猛副幹事長は17日、国会内で記者会見し、松島みどり法相(衆院東京14区)が選挙区内でうちわを配った問題について、公選法違反の疑いで松島氏に対する告発状を東京地検に提出したと発表した。同法が禁じる寄付に該当するとした。
これに関し松島氏は官邸で記者団に「報道では存じているが中身は詳しく知らない。コメントは差し控える。法相として仕事をきっちりとしていきたい」と述べた。
告発状提出の理由について階氏は「極めて悪質で法相の資質を欠く。辞任を求めたい。国民のために看過できないと考えた」と強調。提出は党の方針で、枝野幸男幹事長の指示だと説明した。階、枝野両氏は弁護士。
告発状が受理されれば、地検が法相を捜査する異例の展開になる。維新の党の松野頼久代表代行は17日の会見で「法相が告発された場合、指揮権との関係はどうなるのか。法務行政の中での位置付けが大きな問題だ」との見方を示した。
階氏によると、松島氏は選挙区で行われたイベントなどで「経済産業副大臣・衆議院議員松島みどり」「法務大臣・衆議院議員松島みどり」の肩書を表示したうちわを、多数の人々に配布したという。
松島氏側が国会に示した資料によると、松島氏は2012〜14年にうちわ計2万1980本を作製し、約174万円を業者に支払った。
階氏は「松島氏はうちわを『討議資料』だと強弁して配っている。恣意(しい)的な法解釈で、迅速な捜査を期待している」と述べた。(スポーツ報知14年10月18日)』
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野党議員は、松島大臣が「うちわのように見えるが、党議資料だ」として配布していたものを、うちわ製作会社に作らせていたと指摘。
衆院法務委員会に、そのうちわ作成に関わる資料などを示すしたところ、このような内容の文書が提出されたという。(・・)
『松島みどり法相が選挙区内で「うちわ」を配った問題をめぐり、衆院法務委員会の民主、維新の両党理事が16日、参院議員会館で記者会見し、松島氏側が法務委に提示した「うちわ」に関する文書を公表した。それによると、今年まで3年間で計21980本を作成し、印刷代など総経費は約178万円。単価は36円〜135円だった。
文書は、奥野信亮委員長(自民党)が15日の委員会で、「うちわ」の数や単価を示すよう要求していた。
会見した民主党の柚木道義氏は、文書の中で単位を「本」と記載していることについて「(財産価値のない)ビラなら『本』とは言わないから、うちわとしてカウントしているのだろう。重要な事実だ」と指摘した。(時事通信14年10月17日)』
『松島氏は16日の参院法務委員会で、公選法違反の疑いが指摘されていることについて「公選法が定めた財産上の価値があるものだとは思っていない」と改めて反論した。ZAKZAK14年10月17日)』
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昨日も触れたように、前防衛大臣の小野寺五典氏は、97年に選挙区内の有権者に暑中見舞いとして線香セット(1000円相当)を配ったことが発覚。これが、公職選挙法が禁止する「寄付行為」に当たるとして、仙台地方検察庁に書類送検され、2000年に議員辞職に追い込まれたことがある。^^;
松島氏が配布した「うちわ」は、価額自体はさして高くないものではあるが。全く価値のない物だとは言えないことから、東京地検がどのような判断をするか、注目したいところ。
もし地検が告発を受理しなかった場合、国民が納得できないような捜査や処分を行なった場合には、安倍内閣や松島大臣が影響力を行使したのではないかと疑われかねないだけに、松島氏は厳しい立場に立たされることになりそうだ。^^;
『捜査を行う検察を所管する法相が刑事告発される事態に、維新の党の松野頼久国会議員団会長は会見で「法相が国会で答弁した場合に指揮権にあたるのか、という問題が発生する。答弁ができないなら、潔く身を引いていただかなければならない」と述べた。(産経新聞14年10月18日)』
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この他にも、江渡防衛大臣の政治資金規正法違反(親族人件費支出)の疑いがまだ晴れておらず、昨日の衆院の安保委員会が紛糾したと言うし。おまけに、(これは近いうちに取り上げたいのだが)左藤章防衛大臣にも、新たな「うちわ」問題&パーティー会費を巡る利益供与疑惑が浮上しているとのこと。
さらに塩崎厚労大臣の口利き疑惑、山谷国家公安委員長や高市総務大臣らの在特会や極右団体との関わりなどなど、新閣僚に関する問題は絶えず・・・。
ようやく少しずつ機能するようになった野党やメディアの追及に期待すると共に、これを機に安倍首相を含め、一気に「ドミノ倒し」をしてしまえないものかとひそかに意欲を燃やしているmewなのだった。(@@)
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