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収支報告書に頻繁に登場するコンセプション(左)/(C)日刊ゲンダイ
ベビー用品に化粧品…小渕大臣「御用達」親族企業は雲隠れか
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/154186
2014年10月18日 日刊ゲンダイ
政治資金で、支持者向けの観劇会費用を負担していた疑惑や、親族企業から多額の物品を購入していた問題が発覚した小渕優子経産相(40)。特に首をかしげたくなるのが、小渕の実姉、暁子氏の夫が経営する紳士・婦人雑貨販売会社「コンセプション」(東京)への支出だ。小渕の資金管理団体「未来産業研究会」の政治資金収支報告書によると、2010〜12年の3年間で計245万円余りを「品代」「書籍代」名目で支払っている。
同社は09年2月に設立され、アパレルや雑貨などを扱うセレクトショップだ。ブランド品のほか、暁子氏がデザインしたネクタイ、ハンカチなどを扱っており、小渕は購入理由について、16日の参院経産委員会で、海外出張の際の「贈答品」や「土産品」などと説明。「私の姉がつくったものです、というと喜ぶ人もいる」とトボケていた。
しかし、「贈答品」や「土産品」ならポケットマネーで支払うのが筋だ。どんなに言い訳しても、ハタから見れば、親族企業への政治資金の「還流」「公金私物化」としか思えない。
■「姉の店」はビニール張って“臨時休業”
小渕「御用達」は、一体どんな店なのか。16日、東京・南青山の青山ツインタワービル1階の一角にある店舗は休日でもないのに入り口の窓ガラスは固く閉じたまま。驚いたことに扉には白いビニール袋が張られ、店内の様子が分からないようにしてあった。電話もつながらず、留守電のままだ。
「小渕大臣は疑惑について<公私混同ではない>と釈明していますが、元をたどれば『未来産業研究会』の政治資金は、2000年5月に急逝した故・小渕恵三元首相のカネが原資になっています。小渕元首相の資金管理団体が解散時に保有していた約1億6000万円のうち、約1億2000万円が関連政治団体を経由して娘の資金管理団体に『寄付』されたのです」(政治ジャーナリスト)
巨額な遺産を無税で相続したようなもので、そのカネが身内企業にバラまかれていたのだ。これを「公私混同」と呼ばずに何というのか。
「未来産業研究会」はほかにも「事務所費」名目でベビー用品や化粧品などを購入していたと報じられている。デザイナーズブランド、銀座の高級百貨店や宝飾店、婦人靴、バッグ、紳士服売り場などへの大量の領収書も残っており、金額は12年までの5年間で1000万円を超えるという。
政治評論家の山口朝雄氏がこう言う。
「親から地盤、看板を受け継いだだけの世襲議員だったということ。政治資金の使い方についても秘書らに丸投げだったのでしょう」
この浮世離れした金銭感覚で庶民生活など理解できるはずもない。
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