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2014年10月17日 「ジャーナリスト同盟」通信
<宇都宮徳馬「権力に屈するな」>
平和・軍縮派の巨頭と称された宇都宮徳馬の筆者に対する遺言は「権力に屈
するな」である。ジャーナリズム・ジャーナリストの原点であろう。なぜかならば、そうであればこそ国民に奉仕することが出来るからである。現在、これが決定的に欠落している。多少の教養の持ち主であれば、誰でも感じられるだろう。宇都宮の杞憂がまさに現実化している。戦前、軍部批判をした言論人の遺言は、これからも生き続けるに違いない。
<国家主義に屈した新聞テレビ>
民主主義の国では、新聞テレビが権力に屈すると、もはや国民の利益は損なわれるだけである。その深刻さは、日本国憲法が否定している国家主義のもとで、それが現実化していることにある。
目下の朝日たたきが、そのことを正直に裏付けている。新聞テレビを懐柔することで、悪しき政策はぐいぐいと進行して行く。平和と福祉を叫んできた宗教政党に、安倍内閣は平成の治安維持法とアメリカの戦争に加担する天下の悪法を、公然と強行させているありさまだ。一連の改憲軍拡政策が見事に立証している。
残るは唯一、正論を吐いてきた朝日をひねりつぶすことで、国家主義を開花させようというのだ。大ピンチの日本、そしてアジアである。
<西山太吉「権力と一体化」と断罪>
共同通信だと思うが、日米両政府による沖縄密約事件をすっぱ抜いた西山太吉のインタビュー記事を、新聞週間にあわせて地方紙に送信した。権力との闘いに人生をかけてきた西山は、そこで「権力と一体化したメディア」と断罪している。
この鋭い指摘にうなずく国民は多いだろう。大スクープを男女関係にすり替えられて逮捕された西山は、古巣の毎日新聞にも見捨てられながらも、屈することはなかった。宇都宮のいう「権力に屈するな」を見事に貫いて、今も健在である。
国家の不正を法廷に持ち上げて最高裁まで闘い、裁判所の腐敗を内外に明らかにした。勇敢な支援者もいるのであろうが、心から敬意を表したい。
ジャーナリストを任じる者は、彼の強靭な精神を見習う必要がある。断じて、宇都宮を裏切ったナベツネを見習ってはなるまい。
<徳洲会疑惑報道と朝日編集人>
昨日、徳洲会疑獄事件を追及する情報源の一人が電話してきた。新たな刑事事件の表面化のようだが、これを朝日社会部はすでに取材した。原稿はとうに完成して、デスクに上がっている。
ところが、これが紙面に登場しない。現場の突き上げにデスクは「タイミングを見ている」といって、記事を握りつぶす構えというのである。
事実とすれば、これは三流新聞の手口である。金に屈したものか。情けなさ過ぎよう。
編集局幹部のおたおたぶりが見えてくるようである。やる気満々の記者によって、生き生きとした紙面は生まれる。記者クラブ発表ものではない。
<原点に戻ればいい>
朝日の編集人は目を覚ますべきだ。内外の批判に振り回される場面ではない。原点に立ち返るときである。社説1本100万円は止めるしかない。CIAの協力者を論説主幹にするようなことは止めるのである。
是々非々・中立公正・不偏不党を貫けばいい。安倍との食事会に、のこのこ出るような人物を社長にしてはなるまい。当たり前の正義の言論を貫く、ただこれだけのことである。
電通の圧力には、言論で堂々と闘うのである。必ずや読者は戻る。権力に屈しない朝日に購読者は増える。日本を代表する高級紙に復権してもらいたい。多くの国民の悲願である。なんとしても権力と一体化してはならない。権力に屈しない紙面を期待したい。
西山を論説主幹にするぐらいの勇気と自信を示してもらいたい。
2014年10月17日記
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