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「初の女性宰相」も消えた?/(C)日刊ゲンダイ
小渕経産相に裏金疑惑浮上 消えた「政治資金2640万円」
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/154155
2014年10月16日 日刊ゲンダイ
クリーンに見える小渕優子経産相(40)に、カネ絡みのスキャンダルだ。政治資金のデタラメ記載疑惑を、16日発売の「週刊新潮」が暴いた。朝刊やNHKも大きく報じ、早速、国会で野党に激しい追及を受けた。
小渕大臣の地元・群馬県中之条町にある政治団体「小渕優子後援会」の女性部は毎年、東京の「明治座」を借り切って1000人規模の観劇会を開催するのが恒例行事。3年前は小林幸子、一昨年は梅沢富美男と中村玉緒、去年は石川さゆり、今年は天童よしみを迎えて芝居を観賞した。
この観劇会の参加料は「チケット、昼食代、バス代全て含めて1人1万2000円」と参加者の証言が紹介されている。しかし、政治資金収支報告書を見る限り、どうにもつじつまが合わないのだ。
「小渕優子後援会」と「自民党群馬県ふるさと振興支部」の2団体の収支報告書を見ると、2011年までの2年間に明治座に約3380万円を払っているが、収入は約740万円しかない。差額の約2640万円が宙に浮いてしまっているのである。
■「報道で初めて知った」と苦しい弁明
考えられるのは2つだ。ひとつは、差額を小渕サイドが補填し、有権者に破格の安さで芝居を見せた「買収」疑惑。もうひとつは、1人1万2000円の参加料を徴収し、明治座に払った3380万円以上の収入があったのに、740万円しかなかったと過少報告して差額をフトコロに入れた「裏金」疑惑だ。
政治資金に詳しい神戸学院大学法科大学院の上脇博之教授が言う。
「報道が事実とすれば、単なる会計ミスでは済まされません。仮に政治資金収支報告書通りの記載があるとすると、“消えた2640万円”は選挙区の有権者の観劇代の一部を負担した形となり、利益供与を禁じた公選法違反に抵触する可能性があります。反対に意図的に過少報告をしたとしたら、報告書の不記載もしくは虚偽記載にあたります。ごまかした収入を政治資金に使ったとすれば完全な“裏金”にあたります。いずれにせよ、小渕大臣には国会できちんと説明する道義的責任、社会的責任があります」
小渕事務所は日刊ゲンダイの取材に、「ご質問については多岐にわたりますので、調査しています」と回答。どうやら「単純ミス」の一点張りで逃げ切るつもりらしい。この問題は、16日午前の参院経産委員会でも追及され、小渕大臣は「私事でお騒がせしていることをおわび申し上げる」と陳謝。その上で、「収入と支出が乖離していることは、今回の報道で初めて分かった」とトボケてみせたが、あすの衆院経産委員会でも民主党が徹底追及する。追い込まれるのは時間の問題だ。
支持率アップ狙いで女性閣僚を5人も起用したはいいが、次々とスキャンダルが発覚。今頃、安倍首相も頭を抱え、「身体検査はどうなっているのか」と激怒しているのではないか。
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