http://www.asyura2.com/14/senkyo172/msg/840.html
Tweet |
またでる安倍政権の閣僚スキャンダル
http://blog.livedoor.jp/analyst_zaiya777/archives/52663715.html
2014年10月15日 在野のアナリスト
政府が国際広報予算を昨年度8.5億円、今年度18億円、来年度には52.2億円を計上しています。しかし安倍政権の国内広報予算は、ほぼメディアとの関係強化に使われており、新聞やTVにとって高い広告費をだしてくれるお得意様、といったレベルです。国民向けではありませんし、何より中身が問題で、政府のやっていることに理解を求めるもので、政策周知ではありません。
これをそのまま海外メディアにもちこんでも通用しませんし、例えば韓国が行っている民間を利用した広告など、むしろ広告としてより、それをメディアがとり上げることを意図して為されています。しかしネガティブな印象のある安倍政権が行っても、批判の的にされる可能性がある。実は、安倍政権ではまず安倍氏のもつネガティブイメージの払拭から広報戦略をとらなければならず、かなりの余計な作業も必要となっています。手法の困難さと同時に、安倍政権では予算をかけたとしても、効果がでるまでは相当先になることが確実となっているのでしょう。
また閣僚の醜聞が週刊誌で報じられるようです。小渕経産相が後援会員向けの観劇で、チケット代の補填を行っていた、とするものです。事実なら公選法違反で一発アウトの内容ですが、なぜか政治資金収支報告書にも記載されており、どういう意図があったのか、不明です。しかし目玉閣僚ながら、官僚の書いた答弁書を棒読みするなど、実力不足を露呈しており、この件が尾をひくと一気に株を下げ、党内でも小渕待望論などが出なくなる恐れも否めません。
しかし問題の百貨店・松島屋はスカーフ、団扇、議員宿舎に棒読み、雑音まで売りだしています。塩崎厚労相の口利きに、高市総務相の靖国参拝問題まで生じてきました。日中首脳会談が取り沙汰される今、あえて行うことは保守系を喜ばせますし、実は中国の出方をみている、という話もあります。しかし中国が「日本がムードを壊した」とする口実を与えるわけで、いいことは一つもありません。そもそもこのタイミングで公言することか? という話でもあります。
安倍政権では地方創生に2000億円、などの予算規模だけが華々しく報じられますが、実態としては大半がバラマキです。今年、成長率が引き下げられた結果、実は税収の落ちこみも予想されており、いくら円安で企業業績がよくても現地生産、販売なら日本の税収は伸びません。また外国人旅行者の旺盛な消費が、小売売上げにも利いていますが、免税適用が拡大されたため、これも税収増には至らない。円安で輸出増、のプランが崩れた今、日本の財政上はバラマキが厳しくなっており、今年度5.5兆円の景気対策以上の効果がなければマイナスと試算されるのです。
高市総務相は、実は右ではなく左の思想をもつ一方、権力者にすりよるため、安倍政権で閣僚になるための靖国参拝では? ともされます。ここで、戦前に国粋主義者として活躍した三宅雪嶺氏の言葉を、簡略にして載せておきます。『国家の処世上、適応しないものならば打破すべし、海外との競争に不利ならば擲棄すべし、なんぞ旧物に恋々として国家千万年の大計を誤るものならんや』 つまり国粋主義のこだわりが、国粋主義に反する、と言うのです。三宅氏は思想家、哲学者として入閣要請をうけながら、断ったとされる人物であり、豪胆な精神の持ち主として評されています。安倍政権のもつ国粋主義的な行動が、どんなこだわりをもつかは分かりませんが、少なくとも国粋主義に反している、とも言えるのでしょう。ちなみに、三宅氏にはスキャンダルもあり、国粋主義者の宿命という点では、興味深いところでもありますね。
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK172掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。