「会費」領収書を自筆 みんな増渕県議の政務活動費 2年間で60件、自主返還検討
下野新聞
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/top/news/20141015/1747597
県から県議会各会派へ交付される政務活動費(2012年度以前は政務調査費)で、みんなのクラブの増渕三津男代表(那須塩原市・那須町選挙区)が、地元のイベントや関係者との会合で支出した会費を報告する際、領収書を自分で作成していたことが14日までに分かった。自筆の領収書で受け取った政務活動費は2年間で30万円超に上るとみられる。増渕氏は受け取った政務活動費の一部返還を検討するという。
増渕氏は「(会合などで)領収書をもらいにくかった」とし、自分で作成したことを認めた。市販の領収書に金額や日付、相手方の名前などを記入。相手方の印鑑を購入し押印していたという。「実際にお金は出していた」とし、架空の会合での領収書作成はなかったと強調している。
自筆したとみられる領収書は12年度と13年度で約60件。2年分の累計は30万円超になるとみられる。増渕氏は「真摯に受け止めている。自主返還も考えなくてはならない」と話している。
一方、県議会事務局は「会派で確認中なので今の時点ではお話できない」とする一方、領収書について「通常は領収した人が書くもの。自筆の領収書が提出されることは想定していない」としている。