http://www.asyura2.com/14/senkyo172/msg/758.html
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集団的自衛権は国際法の下で主権国家の権利として認められている。1990年代初頭に政界の有力者・小沢一郎氏が提唱したように、日本が「普通の国」になるための重要な要素だ。それはまた、日本の安全保障と繁栄が土台にしてきた第2次世界大戦後の民主的秩序の礎(いしずえ)でもある
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9条はアメリカが日本に押し付けたんだけどね。
日本を「普通の国」でなくそうとしたのはアメリカでした。
しかし、今は、日本が「普通の国」になることを阻止しようとするのは中国、韓国、北朝鮮とその工作員ですね。
日本の経済力も凋落し、中国の国力が台頭、米中逆転がささやかれる中、時代が変わったんでしょう。
WSJから
http://jp.wsj.com/news/articles/SB10001424052702303319204579641400588941762
日本の国会が閉会したが、憲法解釈を変更して集団的自衛権の行使を容認する閣議決定は会期中に間に合わなかった。これは迅速な決定を強く求めてきた安倍晋三首相にとって一歩後退にようにみられている。だが、ゆっくりしたペースのほうがいいかもしれない。東アジア地域安全保障における日本の役割の拡大は歴史に残る一歩であり、可能な限り広範囲な国民のコンセンサスがあることが望ましいからだ。
集団的自衛権の行使を容認すれば、日米安全保障同盟をバランスのとれたものにできるだろう。米国は軍事紛争の際に日本を支援すると約束している。一方、日本の平和主義憲法下では現在、自衛隊の行動は直接攻撃に対する自国防衛に必要な最低限の武力行使に限定されている。だが憲法解釈の変更を踏まえて日米防衛協力の指針(ガイドライン)が改定される。そうなれば自衛隊は、北朝鮮や好戦的になった中国から米国向けに発射されたミサイルを迎撃したり、包囲されている同盟国の艦艇を支援したり、日本の商船が航行している海外水域で機雷を除去したりできるようになるだろう。
日本は対等な立場で他の諸国と同盟関係を形成できるようになるだろう。東アジアの安全保障は、米国とこの地域の国との二国間同盟条約に依存している。中国が台頭し、米国防総省の予算が縮小しているため、これら同盟諸国が危機の際に協力する連合ネットワークを形成する必要がある。
集団的自衛権は国際法の下で主権国家の権利として認められている。1990年代初頭に政界の有力者・小沢一郎氏が提唱したように、日本が「普通の国」になるための重要な要素だ。それはまた、日本の安全保障と繁栄が土台にしてきた第2次世界大戦後の民主的秩序の礎(いしずえ)でもある。
こうした正常化の主な障害になってきたのは、日本の戦時中の歴史をめぐる日本の一部政治家(それは時に安倍氏も含む)の不誠実な態度だった。韓国人「慰安婦」の奴隷化を謝罪した1993年の河野官房長官談話を見直そうとする保守政治家たちの試みは先週、韓国の怒りを招いた。このことは、普通の国を目指す日本の試みが、東アジアの潜在的敵対国だけでなく同盟国からも疑いの目で見られることをあらためて示している。狂信的なナショナリズム(国粋主義)に陥った戦前の教訓を学んだことを日本がはっきり態度に示すまで、こうした疑心は続くだろう。
ただし、アジア諸国が今日警戒すべきナショナリズムは、日本ではなく中国にある。軍備拡張の結果、中国の軍事力は近隣諸国の大半をはるかにしのいでおり、米軍の高官たちが深く憂慮している。中国はこうした軍事力を使って、南シナ海のスカボロー礁をフィリピンから接収し、ベトナム沖の係争水域に石油掘削装置を配備し、さらには南シナ海で米海軍艦艇の航行を妨害した。
中国が台頭するなか、日本はこの地域の同盟国に沿岸警備隊の艦艇を供与する程度のことしかできなかった。安倍氏の提案では、日本はもっと役立つ機材と訓練を提供できることになるだろう。日本、ベトナム、フィリピンの枢軸が強化されれば、東アジアのリバランス(再均衡)につながり、中国の侵略行為に対して互いに積極的に支援する非公式同盟が生まれるだろう。
東アジア諸国が地域安全保障に対する日本の潜在的な貢献を高く評価し始めている。日本国民もこうした路線を賢明だと思うようになってきた。昨年11月、中国が尖閣諸島上空に防空識別圏を一方的に設定したことが1つのきっかけだ。台頭する侵略的な近隣国が口実と軍事力によって現状を変更するなか、平和主義者のままでいる利点を再考すべきだと確信した日本人も少なくなかった。
平和主義的な公明党が集団的自衛権問題で妥協する姿勢を示していることも、こうした変化を反映している。安倍氏が今年中に集団的自衛権の行使容認を実現すれば、中国は軍国主義への回帰だとして日本にプロパガンダ的な非難を浴びせるのは間違いない。しかし、日本など東アジア諸国に安全保障上の懸念を生じさせた責任は、他ならぬ中国にあるのだ。
<参考リンク>
■人民網
★民意に背く日米防衛協力指針改定
...するという手法について、国民に認められるはずがないとした。 北海道新聞は9日付社説で、日米防衛協力指針の改定によって自衛隊が「米国の発動した戦争」に巻き込まれる可能性が飛躍的に高まると指摘。集団的自衛権の行使も米軍の拡大も国民の理解は得られておらず、国会での議論も不十分だとした。こうした中で日本政府が米国と合意して既成事実化する手法は、民意に背くものだ。 日本国民は集団的自衛権の行使容認...
http://j.people.com.cn/n/2014/1010/c94474-8792768.html 2014-10-10
★中日安全保障、危機管理体制と相互信頼の構築が急務
...学院の姚雲竹少将は、中国の防空識別圏設立の合法性・合理性について改めて説明した。姚少将はさらに、東中国海地域での中日双方の排他的経済水域と防空識別圏は重なっており、両国は、万一の衝突を避けるため、具体的で操作性の高い共同規則を確立する必要があると指摘した。 また中国側代表は、日本による集団的自衛権の解禁や海空両面からの対中監視活動の強化などの問題についても疑問を呈し、中国側の立場を強調した。(...
http://j.people.com.cn/n/2014/0929/c94474-8789252.html 2014-09-29
★安倍氏の「積極的平和主義」は二重の違憲
金銭外交が効を奏しなかった日本は、「積極的平和主義」に切り替えて国連安保理常任理事国の扉を再び叩いている。以前の金銭外交は「安保理は取締役会ではない」と叱責された。今回の「積極的平和主義」は効を奏すのだろうか?(文:王義桅・中国人民大学国際問題研究所所長、国際関係学部教授。人民日報海外版コラム「望海楼」掲載) 筆者は今年初めに平和学の父であるノルウェーの学者、ガルトゥング氏と話を交わした。ガ...
http://j.people.com.cn/n/2014/0926/c94474-8788354.html 2014-09-26
★ねりま九条の会へようこそ
元外交官孫崎享氏講演会の記録集が完成しています
http://www.nerima9zyo.com/
★愛知「おかざき九条の会」結成に共感の声
http://www.kyodo-center.jp/news/no43/no43.html
◎ 東蔵前町 天野郁夫
7月10日、「おかざき九条の会」(賛同者800人)が竜美丘会館で結成された。会場前から集まった顔。顔、顔、・・・。みんなこの日を目指して取り組んできた人たちだ。賛同人に名前を連ねてもらうべく、一々お宅にお邪魔したり、電話をしたり、職場で声をかけたり、及ばずながら関わらせてもらったが、Iさんは、身体的に大変な困難を抱えているにもかかわらず、大奮闘をされた。
元レバノン大使の天木直人さん、愛知大学教授で憲法学者の小林さんの二人をお迎えした当日、新聞記事を目にして会場に足を運んだという参加者も含めて500名を上回る人たちが熱心に耳を傾けた。「前文と九条が要である。思想信条を超え、九条改定を許さない、憲法を守ろうの一点で結集する場が九条の会だ」と小林さん。中東の厳しい現場を目のあたりにされた天木さんは「武力では平和は来ない」と強調された。
会場からの質問に応じる形で、本論を補強されてのお二人の話はもっともっと聞きたかったが、充実した一日であったし、新たな一歩を踏み出す日ともなった
★とだ九条の会blog: 浜矩子・伊藤真氏を講師に横浜弁護士会など
http://toda9jo.no-blog.jp/network/2014/06/post_515b.html
★広島マスコミ九条の会 - Jimdo
安倍首相のメディアへの介入 許さない!
池田恵理子さん 不戦のつどいで講演
http://hiromas9.jimdo.com/
★憲法第9条の削除にひとしい「集団的自衛権行使」 - 部落解放同盟全国連合会
http://www.zenkokuren.org/2014/06/post_448.html
★「九条の会」勉強会に参加された読者様のご報告(付:「九条の会」と共産党)
http://kukkuri.jpn.org/boyakikukkuri2/log/eid1564.html
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