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産経新聞など擁護したくはないが…
http://okaiken.blog.ocn.ne.jp/060607/2014/10/post_a6af.html
2014/10/13 そりゃおかしいゼ
韓国の朴槿恵大統領の名誉を毀損したとして、産経新聞の前ソウル支局長加藤達也氏が在宅起訴されたが、産経新聞社は10日、韓国最高検察庁の金鎮太検事総長とソウル中央地検の金秀南検事正に宛てた抗議文をそれぞれ提出した。11日付の同紙が報じた。
抗議文で、朴氏の動静に関する前支局長の記事は名誉毀損に当たらないと非難し、前支局長に対する出国禁止処分についても報道の自由への侵害だとして処分の撤回を求めたという。
この問題は、私の大嫌いな右翼の産経新聞が、セオル号事件の時最中に、男性と密会していたとする記事を書いたことに始まる。韓国に摘発されて、意気消沈しているかと思いきや、10日の一面に長文の反論記事を載せた。
産経新聞などを擁護するつもりはないが、ネット上の韓国紙を読むと、これは論点が違うように思えてきた。
中央日報も東亜日報も聯合ニュースもどれも、保守嫌韓新聞として産経新聞と位置付けたうえで、朴槿恵大統領を誹謗中傷しているというのである。
事実関係についての反論はほとんどない。唯一今日になって、聯合ニュースが、支局長の起訴に関して「韓国最大野党・新政治民主連合の朴智元、元文化観光部長官は13日、不必要な行為だったと批判した。」という記事を掲載した程度である。
セオル号事件で明らかになったように、冷戦時代の西側諸国は北朝鮮の問題もあってか、韓国を持ち上げ評価し過ぎた感がある。この国は、先進国というレベルまで到達していないのではないか。任期を終えた大統領とその親族が、ことごとく投獄される国家である。
感情を前面に出しての、言論の応酬はいただけない。
韓国は事実関係を確認する作業を後回しにして、名誉棄損問題を持ち出している。論調があまりにも、感情的すぎるのである。
このままでは、大統領自身が国内メディアのさらし者になるだけである。
産経新聞のような下品な新聞が息を吹き返すのも困るが、事実に即した、正当な論議を重ねることが求められる。でなければ、彼らはこの論議の延長線上に慰安婦問題や、竹島問題を持ってくるからである。
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