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2014年10月13日 「ジャーナリスト同盟」通信
<素人の国粋主義内閣>
首相たるものが、官僚原稿を間違えて発言する事態が起きている。信濃町の慶応病院に検査入院したのもわかる。国家主義・国粋主義の薫陶を受けてきただけの政治屋は、外交を勉強していない、財政も知らない。歴代の首相は、まずは外務大臣と大蔵大臣、今の財務大臣を歴任して、宰相としての教養・知識を身につけて采配を振った。安倍には、この基礎的教養・知識がない。全てを官僚に頼っている。こんな人物を大将に担いだ自民党の劣化を物語っている。
<公明党の天下>
どうして、こんな劣悪な政権が誕生したのであろうか。これは自民党唯一の良識派・村上誠一郎が指摘している。小選挙区制という悪しき制度にある。
純朴そのものの信仰者を動員することで、自民党を圧勝させたものである。公明党即創価学会の悪しき威力の賜物である。
かつて創価学会出版妨害事件で、国内が大騒ぎになったことがある。当時は新聞テレビも、信濃町を批判する力があった。今はない。金に屈服してしまって、公明党創価学会を批判できるマスコミが存在しない。
小沢一郎が狂奔した政治改革、これに時の河野洋平・自民党総裁と土井たか子・衆院議長が屈して実現した小選挙区制である。細川内閣の成果だ。これで一番の政治力をつけたのが、公明党なのである。
安倍・国粋主義政権の立役者は、ずばり創価学会・公明党なのだ。あえて指摘しておきたい。右翼化した教団は、平沼赳夫の「成長の家」だけではない。神社神道や統一教会のみではない。恐ろしいほどのカルト教団が、この日本を制圧したことになる。こうしてド素人の国粋主義政権が誕生した。
<官僚操作に踊る>
官僚は、文字だけ読める閣僚が一番やりやすい。大臣とは名ばかりの人物を操作するのだから。
過去に、文字の読めない人物も大臣になった例がある。今は国粋主義に傾倒する安倍のお友達は、文字は読める。官僚にとって、最高にやりやすい大臣なのだ。自立できない大臣が官僚にとって好ましいに違いない。
日本国民は主権者であるが、実際は官僚が作成した法律で支配されることになる。官僚天国そのものが、安倍・国粋主義内閣である。自公内閣、その実、公自内閣である。村上が衝撃を受ける理由であろう。
たかだか数百万の信仰者が、実現した官僚の政権といえるのかもしれない。
<原稿の棒読み>
安倍だけではない。全ての閣僚は官僚作成の原稿の棒読みで、国会審議を全てやり過ごしている。これが通用している現在の国会である。
小選挙区制では野党もまた、飼い猫のようにおとなしい。歴戦のつわものがいない。大臣を震え上がらせるような野党議員がいない。
国会審議を中断させる力もない。質問力・追及力がない。世紀の憲法違反の法案や閣議決定に対して、真正面から対決する力がない。最初から与党に白旗を揚げてしまっている。
野党議員の中には、安倍の子分のような輩もいる。こうして低級な国会審議が進行している。しかも、政府と与野党の攻防戦を鋭く批判する言論が存在しない。
国民の耳に一番届くNHKが、財閥に牛耳られてしまって、現場が萎縮してしまっている。肝心のNHK労働組合が死んでしまって、国民に奉仕する放送法を忘却してしまっている。
<身を削ることをしない>
政治の眼目は、暗いところ、弱者に光を当てることに尽きる。その人たちに負担を強いるときには、その前に自らが身を削る。これが当たり前、民主政治の基本原則である。
官僚には、こうした民意を汲み取るという観念が著しく不足している。民意を吸い上げる政治なのだが、その政治を官僚が乗っ取ってしまっている現状では、まともな政策が具体化しない。
急激な円安政策は、市民の台所を破綻させている。主婦の怒りは爆発寸前である。低賃金と長時間労働で非正規労働者は怒り狂っている。極右の政権は、これが理解できない。民意に沿わねばならない野党議員も、問題の本質を膚で感じていない。
国民の代表は、永田町に一人もいないかのようである。
<公務員・議員の報酬・定員半減が常識>
民意を伝えようと思う。公務員・議員の報酬と定員の半減である。財政の再建は、ここから始まるのである。1本の社説に100万円という新聞社もまた、改革が求められている。電通に屈しない給与体系にすれば、ペンも鋭さを増すものである。
こうした潮流の表面化と実現によって、天文学的な借金大国から抜け出せる日本になれるのである。隣国との対決・戦争傾斜の公自政権の狂いも理解できよう。官僚天国は、日本の亡国を約束している。
覚醒せよ、である。
2014年10月13日記
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