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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141013-00000075-san-pol
産経新聞 10月13日(月)7時55分配信
民主党の党役員人事から16日で1カ月。「再生加速人事」と命名した海江田万里代表は意気軒高だが、執行部と距離を置いてきた岡田克也代表代行ら「6人衆」の要職起用で、権力構造に変化の兆しが出ている。さらに、細野豪志元幹事長ら衆院当選5回以下の「第3世代」は“外様”扱いとなり、新たな党内抗争の火ぶたが切られた。(楠城泰介)
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「これで代表も裸の王様になってしまったな…」
役員人事を受けて党幹部が漏らしたこの言葉は、6人衆の復権を象徴している。6人衆とは岡田氏と、枝野幸男、安住淳、前原誠司、玄葉光一郎、野田佳彦各氏。菅直人元首相ら「第1世代」に続く「第2世代」と呼ばれ、政権時に権勢を振るった面々だ。
役員人事では岡田氏以外にも枝野氏が幹事長、安住氏は国対委員長代理に就任。前原氏は衆院予算委員会筆頭理事、玄葉氏も国政選挙対策本部の副本部長となり、選挙・党務・国対の中枢を5人が押さえた。海江田氏は彼らの協力なしには何も動かせないわけだ。
参院枠となった政調会長も枝野氏に近い福山哲郎元官房副長官が就き、「今回は枝野人事だ。海江田氏の意向はほとんどなくなるのではないか」(参院幹部)との怨嗟(えんさ)もくすぶる。
6人衆の重用で「裸の王様」になってしまう危険性は海江田氏も認識していた。だが、大畠章宏前幹事長は辞意が固く、再登用を考えた細野氏は昨年夏の参院選後に決別した経緯もあり、難色を示された。
苦肉の策で「海江田降ろし」に批判的だった枝野氏を起用したが、枝野氏は就任の条件に岡田氏の代表代行起用を要求。気がつけば枝野氏主導の人事になっていたのだ。
一方、次の代表選に「挑戦できる準備をしたい」と意気込む細野氏を含む第3世代は、世代交代を危ぶむ6人衆に頭を押さえつけられてしまった。
細野氏は、同世代の議員とともに集団的自衛権の行使を限定容認する安全保障基本法案の提出に意欲的だが、枝野氏は同法案に慎重とされる。細野氏に近い議員は「法案提出の可能性がゼロになった」とため息をつく。
ただ、6人衆も決して一枚岩ではない。前原、玄葉両氏は基本法案に理解を示し、同法案が焦点となれば股裂きになりかねない。さらに、6人衆と距離がある労組系議員らがこのまま黙っている保証もなく、党内のにらみ合いは続きそうだ。
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