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「ひろし君」こと天野浩教授/(C)日刊ゲンダイ
日本人13人中6人 名古屋大学「ノーベル賞」突出の理由
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/154060
2014年10月12日 日刊ゲンダイ
ひろし君おめでとう!――ノーベル物理学賞が決まった名古屋大学の天野浩教授(54)が出張先のフランスから帰国すると、帰りを待ちわびた教え子の学生約20人が拍手で出迎えた。
学生が先生をクン付けで呼ぶあたり、先生と学生の垣根も随分と様変わりしているようだが、天野教授が教え子たちに愛されていることは伝わってきた。
この名古屋大学のノーベル賞ラッシュが話題になっている。国は、01年策定の「科学技術基本計画」で、“今後50年で30人”のノーベル賞受賞者を輩出することを目標に掲げているが、その01年以降に受賞した13人のうち、名古屋大関係者は6人。東大が1人ということを考えれば、明らかに突出している。
「名古屋大は、旧帝大とはいえ、歴史が最も浅く、規模も小さい。ワンランク下の位置づけですから学生は在学中も努力しないと、埋もれてしまいます。とくに理工系の学生の危機意識は強く、おそらく旧帝大の中でも最も勉強しているのではないでしょうか」(大学ジャーナリストの石渡嶺司氏)
■補助金は東大の3分の2
名大の浜口道成学長は強さを「自由で風通しのいい学風」と語っていたが、もうひとつ見逃せない事実がある。国からもらう補助金の少なさだ。
例えば、補助金のひとつである「科学研究費補助金」は約67億8000万円(昨年度)。東大の約199億円、京大の約129億円に比べると見劣りする。補助金をばらまいてノーベル賞を増やそうとしている国にとっては、なんとも皮肉な結果だ。その分、名大は民間企業に出資してもらう産学連携の共同プロジェクトを活発に行っている。
カネがないから知恵を出す。イノベーション(新機軸)は、恵まれ過ぎる環境からは出てこないようだ。
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